ポリポリ ネットの政治議論に一石

チャーリーの丸わかりビジネスモデル(9)

NIKKEI MJ

テクノロジーによって様々な業界で変革が起きている中、テクノロジーが足を踏み入れていない領域がある。政治の世界だ。この市場に可能性を感じたのが、「ポリポリ」というアプリが生まれたきっかけだ。

「ポリポリ」は、政治家とインターネット上で健全なコミュニケーションを促すアプリ。炎上しがちな政治に関するネット上の議論を健全化させ、市民と政治家の関わり方に革命を起こそうとしている。

このビジネスのすごいポイントは3つある。

1つ目は誹謗中傷が起こりやすい政治への議論を健全に行える仕組み。アプリ内での発言を、市民同士で評価できるようになっている。発言の評価が信頼スコア取得のひとつの要素となる。特定の誰かへの批判ではなく、建設的な議論が行われる仕組みができ上がっているのだ。

2つ目は市民と政治家のコミュニケーションを直接的に行うことができる点。市民はポリポリから提供されるアンケートに答えたり、政治家に質問をしたりすることで自らの意見を発信できる。政治家はアプリ内で市民から受ける質問に直接答えることもできる。

3つ目は「Polin」というトークンを市民・政治家・企業が購入、また使用してもらうことにより、独自の経済圏を生み出す可能性があること。ポリポリはPolinの発行益によって利益を得ることができる。

まだPolinが発行されていないため、サービス自体に利益はないが、ベンチャーキャピタルから資金調達するなど、サービス拡大に向け全速で進んでいる。

[日経MJ2018年10月17日付]
アプリで開く
日経電子版に登録すると、
有料会員限定記事が毎月一定数無料で読めます。