中国、北朝鮮の核開発姿勢を見極め 祝電に習主席名を使わず

【北京=永井央紀】中国の習近平指導部は北朝鮮の核開発に対する姿勢を見極める構えだ。朝鮮労働党大会の開幕に合わせて送った祝電では「北朝鮮と共に地域と世界の平和・安定・発展に積極的に貢献したい」と挑発行為を自制するよう暗に求めた。発信名は習国家主席ではなく共産党中央委員会とし、華国鋒主席の名義で送った36年前の前回大会と差をつけた。

前回大会には李先念党副主席(当時)が出席したが、今回は高官出席について外務省は「関連情報はない」と確認を避けている。中国の国営中央テレビは北朝鮮の党大会の話題をほとんど取り上げず、世論の関心を高めたくない意向がにじむ。

対北朝鮮政策に関わったことがある中国の外交関係者は、最大の懸念は金正恩第1書記が非核化路線に戻らないと宣言することだと指摘する。党大会期間中に発表される見通しの内政・外交方針や新たな指導部人事などを確認するまでは、今後の対応を決められないとの判断があるようだ。

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