米ウォルマート、2~4月売上高0.9%増 消費持ち直し

【ニューヨーク=中西豊紀】米個人消費に持ち直しの動きが出てきた。小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズが19日発表した2016年2~4月期(第1四半期)決算は売上高が前年同期比0.9%増の1159億400万ドル(約12兆7355億円)だった。ただ賃上げに伴う人件費増などで純利益は7.8%減の30億7900万ドルにとどまった。

米国での既存店売上高は1%増だった。食料品は競争激化による価格下落の影響を受けたが、医薬品や衣料品の販売が伸びた。来店客数も1.5%増えた。ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は「賃上げや従業員教育の強化が店舗運営で良い循環を生み出している」と話した。

海外での既存店売上高はメキシコが8.6%増、カナダが6.7%増とそれぞれ好調だった。中国では客数が減ったものの1.4%増えた。2~4月期はドル高が約35億ドルの減収要因となったが、「想定よりも影響は小さかった」としている。

ウォルマートは15年からの2年間にネット販売事業強化のIT(情報技術)投資を進めると表明している。16年1月期通期のネット販売事業の売上高はグローバルで137億ドル。16年2~4月期の実額は明らかにしなかったが、前年同期比で7%増えたという。

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