名取市の防災態勢批判する最終報告書案 津波犠牲で検証委

東日本大震災の津波で宮城県名取市閖上地区の住民ら約800人が犠牲となった問題で、第三者の検証委員会(委員長・吉井博明東京経済大教授)は24日、「職員一人一人が自分の役割を十分認識できていなかった」と市の防災態勢を批判する最終報告書案をまとめた。微修正を加え、4月30日に市に提出する。

報告書案では、市の職員ほぼ全員が倒壊を恐れ庁舎から退避するなどし、現場との間で情報の収集や伝達が機能していなかったと指摘した。

市は防災行政無線で閖上地区の住民らに避難を指示しようとしたが、機器の故障で放送が流れず、「メーカーも市も機器の設計や運用への努力を欠いた」と非難した。〔共同〕

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