住宅街にロケットランチャー 北九州市、県警が捜索

28日午後2時ごろ、北九州市戸畑区浅生3の住宅街にある木造2階建ての倉庫で、軍事用のロケットランチャー1基や拳銃5丁、銃弾五十数発があるのを、別の事件の捜査で立ち入った福岡県警の捜査員が見つけた。県警は同日夜、この倉庫を銃刀法違反や爆発物取締罰則違反容疑などで家宅捜索。暴力団関係者が隠していた疑いがあるとみて、調べている。

県警は同日、保険金をだまし取ったとして、自称建設業の男(36)=北九州市八幡西区=ら2人を詐欺容疑で逮捕。男の関係先として倉庫を捜索していた。

見つかったロケットランチャーは緑色の円筒型で、直径7センチ、長さ70センチ。県警はX線検査で砲弾が装填されているのを確認した。県警は拳銃などとともに押収し、29日も引き続き倉庫を捜索する。

男はロケットランチャーなどについて「知らない」と話している。

現場はJR戸畑駅の南東約500メートル。県警と北九州市は倉庫から半径約25メートルの住民93世帯・181人を対象に避難を要請。自宅などにいた住民約100人は全員、約3時間にわたり、約100メートル離れた市の施設に避難した。自営業の女性(65)は「戸締まりだけして避難した。何も分からず怖い」と声を震わせた。

ロケットランチャーは肩に担いで使う携行型の砲弾発射装置で、戦車などを攻撃する兵器。近年は、中東の周辺海域でタンカーや船舶を襲う海賊などが使っている。

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