福田派の若手エースに

「悲運のプリンス」安倍晋太郎(2)

政客列伝 特別編集委員・安藤俊裕

昭和33年(1958年)の総選挙に当選して、晴れて政界入りした安倍晋太郎は佐藤派の同期当選組の竹下登、金丸信と仲よくなった。特に同年齢の竹下とは衆院本会議場の議席でも最前列から2列目の隣同士だった。議場の最後列に座っている吉田茂元首相、大野伴睦副総裁、益谷秀次前衆院議長らを振り返りながら「おれたちはあと何年かかったら、あそこに座れるようになるんだろうか」と話し合った仲でもあった。

このころの安倍

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