松本元復興相、比例復活もならず 「ひとえに力不足」

予定していた会見開かず

「ひとえに私自身の力不足。申し訳なく思っております」。7期連続で議席を守ってきた福岡1区の民主前職、松本龍氏(61)は小選挙区で惨敗、支援者約50人に深々と頭を下げた。比例復活もならず落選が決まった。

福岡市博多区の選挙事務所に姿を見せた松本氏は終始硬い表情。あいさつは1分足らずで「これからもしっかりと生きてまいりますので、皆さんのお力を賜りたい」と淡々と述べ、予定していた記者会見も開かぬまま足早に去った。

復興担当相として「知恵を出さないやつは助けない」などと放言、辞任に追い込まれた後遺症は大きく、世論調査では序盤から苦戦が伝えられた。選挙戦では、あえて福島県飯舘村議会の議長を応援演説に招くなどイメージアップに躍起。自民の候補者擁立の遅れという"敵失"にもかかわらず、「民主への予想以上の逆風」(陣営幹部)をはね返せなかった。

青柳紀明後援会長(76)は「かつての『松本党』の勢いはどこにいったのか」と肩を落とした。

アプリで開く
日経電子版に登録すると、
有料会員限定の記事が月10本無料で読めます。