生産ロスをなくせ 害虫や気候リスク抑える

1次産業 未来に駆ける 第1部 技術で克つ(3)

全国有数の茶どころ、鹿児島県志布志市有明地区。広大な緑が広がる茶畑では5月になると、きめ細かい水まきが目に付く。散水機は午前6時~午後6時の間、「10分散水、20分休止」という動作を約1週間繰り返す。

「効果てきめんだ」。同地区の茶農家、中留健兒さん(63)は胸をなで下ろす。散水機は水やりが目的ではない。その任務は茶の天敵、クワシロカイガラムシの防除だ。この害虫には高湿度下でふ化しにくくなる特性

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