宇和島の老舗「木屋旅館」が現代芸術の展覧会

司馬遼太郎や犬養毅など文人や政治家が宿泊した愛媛県宇和島市の「木屋旅館」で24日、若手建築家の永山祐子氏ら女性芸術家3人が地域活性化を目指して現代芸術の展覧会を始めた。同旅館を舞台に書き下ろした小説をもとに、登場人物の内面風景などを映像で表現。宿泊者が小説の世界観を五感で受け止め、あたかも小説の「主人公」になったような感覚を得られる試みだ。

木屋旅館は昨年春、17年ぶりに営業を再開した明治創業の老舗旅館。永山氏がリノベーションを担当し、2階の居室の床に透明なアクリル板をはめ込むなどして空間の演出効果を高めた。漫画家のほしよりこ氏が旅館を訪れて発想した内容を短編小説をまとめ、そこに描かれた内面風景などを現代美術家の束芋氏が欄間や壁、床など7カ所に映像で表現している。

展覧会は8月22日まで。昼間は一般公開する。老舗旅館など地域の魅力発信を目指し、地元のNPO法人が主催した。

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