製作体験や電飾 新視点で楽しむ おでかけスポット 1月22日 日本三景の一つ、松島(宮城県松島町)に2020年10月、観光施設「宮城県 松島離宮」が開業した。ワークショップやライトアップなど長時間滞在して楽しめる工夫を凝らしている。新型コロナウイルス禍の折、インターネット上でも積極的に情報発信している。 JR仙石線で仙台駅から約40分。松島海岸駅で降りると、黒を基調にした松島離宮の建物が見える。観光事業などを手掛ける丸山(宮城県蔵王町)が運営する。松島湾を 製作体験や電飾 新視点で楽しむ
かつての社交場 地域交流の拠点 おでかけスポット 1月15日 名古屋の「住みたい街ランキング」で上位に入る街、覚王山。付近にはおしゃれなカフェや雑貨店が立ち並ぶ。その中心部から少し外れたところに山荘風の建物が見えてくる。その名は揚輝荘(ようきそう)。陶淵明の漢詩の一部「秋月揚明輝」から取ったとされる。新型コロナウイルス禍で来訪を敬遠する人などに向け、インターネットを活用した情報発信にも力を入れている。 中核の建物「聴松閣」はピンク色に近いが、正確には「べん かつての社交場 地域交流の拠点
世界遺産に登る 鍵穴の形を実感 おでかけスポット 1月8日 世界遺産に登録されている大阪府南部の「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」。百舌鳥エリアの古墳はほとんど立ち入りできないが、藤井寺市を中心とする古市エリアには登れる古墳がある。頂上に立ち、いにしえに思いをはせてはいかが。新型コロナウイルスの感染防止に万全を期すなら、インターネットで空撮動画も見られる。 近鉄の土師(はじ)ノ里駅の改札を出ると、すぐに「鍋塚古墳」が出迎えてくれる。古市エリアの登 世界遺産に登る 鍵穴の形を実感
レトロな街並み 地元客も散歩に おでかけスポット 12月25日 札幌市には明治期から昭和初期にかけて建てた北海道各地の建築物を復元・再現した野外博物館「北海道開拓の村」がある。膨大な資料のほか、同時期の北海道を舞台にした人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場する建物も見学できる。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、建物内では消毒や換気を徹底している。 札幌ドーム約10個分の敷地内に「市街地郡」「漁村郡」「農村郡」「山村郡」の4エリアがある。各エリアの建物内は北 レトロな街並み 地元客も散歩に
町の人形文化、盛り上げ役に おでかけスポット 12月18日 「人形の街」として知られるさいたま市岩槻区の「さいたま市岩槻人形博物館」は人形の展示と調査・研究を手掛ける全国唯一の公立博物館だ。今年2月22日に開館したが、新型コロナウイルスの影響で1週間後に3カ月間の休館に追い込まれた。波乱の船出を乗り越え、伝統的な日本の人形文化の普及を目指す。 東武野田線の岩槻駅から10分ほど歩くと、落ち着いた和風の外観にモダンさが加わった建物が見える。11月上旬に訪れる 町の人形文化、盛り上げ役に
全国の工芸品 解説聞いて鑑賞 おでかけスポット 12月11日 輪島塗や九谷焼などの伝統工芸で有名な石川県。10月25日に東京都から金沢市に移転開業した「国立工芸館」は全国の工芸品1900点を所蔵する。情緒あふれる外観と解説を充実させた豊富な展示物が金沢の新たな魅力を発信している。 正式名称は「東京国立近代美術館工芸館」。コレクション約3900点のうち約1900点を東京から移した。名誉館長には元サッカー選手の中田英寿氏が就いた。 来訪者を迎えるのはレトロな洋 全国の工芸品 解説聞いて鑑賞
ビーチの開放感 優雅に砂浜散歩 おでかけスポット 12月4日 「海の乗馬倶楽部 エルカバージョ」(津市)は伊勢湾に面した乗馬クラブだ。全国でも数少ないロケーションが魅力の1つ。レッスンを積めばインストラクターと一緒に、潮風がそよぐ波打ち際で馬の駆け足を楽しめる。 はるか先に神島が浮かぶ。三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台になった鳥羽の離島だ。左には知多半島や中部国際空港を望み見る。 開業は2019年で、地元企業のダイイチが運営する。クラブハウスやヤシの木を配し ビーチの開放感 優雅に砂浜散歩
ユニーク自転車 家族連れも夢中 おでかけスポット 11月27日 東北唯一のサイクリング専用施設「名取市サイクルスポーツセンター」(宮城県名取市)が10月初旬に復活した。2011年の東日本大震災で被災し、9年半ぶりの再開となる。「3密」を避けながら楽しめる同施設には、家族連れがはしゃぐ声がこだまする。 再開後1カ月ほどで来場者2万人を記録した。休日は地元住民を中心に、1日につき2000人以上が訪れる。施設を運営するセントラルスポーツの村上信之さんは「年間来場者 ユニーク自転車 家族連れも夢中
不思議な素粒子 ゲームで体験 おでかけスポット 11月20日 「スーパーカミオカンデ」「KAGRA」など宇宙物理学の研究施設が集積する岐阜県飛騨市の神岡町。道の駅「宙(スカイ)ドーム・神岡」に2019年3月に開業した「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」は、小柴昌俊氏らのノーベル物理学賞受賞につながった素粒子ニュートリノの性質や研究技術を学べる体験型施設だ。 金色の球体が整然と並ぶ壁面はスーパーカミオカンデの内水槽を忠実に再現した。実物は地中深くに設置され、なかな 不思議な素粒子 ゲームで体験
奇岩生んだ大地 地球の営み学ぶ おでかけスポット 11月13日 大小40余りの石柱が約800メートルにわたって海岸に並ぶ「橋杭岩」や、高さ約100メートルの一枚岩。紀伊半島南部には奇岩が人気の観光地が多い。このような地形になったのはなぜか。2019年7月に開業した「南紀熊野ジオパークセンター」(和歌山県串本町)は迫力ある映像やパネル展示で大地の営みを学ぶことができる。 紀伊半島は海洋プレートの沈み込みや巨大なカルデラ噴火によって形成された。南紀熊野は14年8 奇岩生んだ大地 地球の営み学ぶ