産後うつ、企業ぐるみで支援 ライフサポート 4月14日 出産後に抑うつ症状や子育てへの不安などが強くなる「産後うつ」を企業ぐるみで支援する取り組みに注目が集まる。特定の助産師と契約し、社員が相談できる体制を作る企業が出てきた。新型コロナウイルス感染症流行で「産後うつ」への不安を抱く人は増えており、需要は高まりそうだ。 産後うつ、企業ぐるみで支援
夜間頻尿 睡眠不足や転倒リスク ライフサポート 4月7日 夜中に何度もトイレに起きてしまう夜間頻尿。高齢になると症状が出やすいが、「年だからしょうがない」と放置すると、眠気に悩まされて生活の質が低下するだけでなく、廊下などで転倒するリスクも高まる。「排尿日誌」で日々の記録を管理し、症状の原因を探ることが対策の第一歩となる。 「毎晩、4回はトイレで起きていた」。仙台市在住の70代男性は約3年前からトイレの回数が増え始め、午後11時ごろ就寝し、2時間ごとに 夜間頻尿 睡眠不足や転倒リスク
脂肪肝炎、運動・食事で治す ライフサポート 3月31日 アルコールの飲み過ぎがなくても肝炎を起こす非アルコール性脂肪肝炎(NASH)。患者数は200万人とされ、生活習慣が乱れている人は誰でもリスクがある。放置すると肝臓がんや肝硬変につながるだけに早期の体質改善が必要だ。2020年末に病名を宣告された記者が、食事・運動療法に取り組んでみた。 記者は会社の健康診断で「肝機能」で「要治療」の判定を受けた。虎ノ門中村クリニック(東京・港)で再検査するとNAS 脂肪肝炎、運動・食事で治す
マインドフルネス、医療現場でも ライフサポート 3月24日 不安と向き合うことで心を楽にするマインドフルネスが医療現場で治療法としても活用されるようになってきた。繰り返しやすいうつ病の再発予防などに役立つことが医学的に検証されつつある。仏教に根ざす心の調整法は今の自分を見つめることから始まる。 東京都新宿区の慶応義塾大学医学部精神・神経科学教室。「頭で考えずに体の感覚を体験してください」。専任講師の佐渡充洋医師が呼びかける。約20人が画面を見ながら自宅で マインドフルネス、医療現場でも
胃がん手術後、食事1日6回から ライフサポート 3月17日 年間約13万人がかかる胃がんは、すべてのがんのなかでも2番目に新規患者が多い。検診による早期の発見や内視鏡手術の発達が進むが、まだ胃を切除する手術を受けなければならない患者も少なくない。消化に欠かせない胃は切り取ると再生はしない。手術後の回復や快適な生活のために食事には注意が必要だ。 「手術後は、切除した臓器は元には戻らない。胃も元の大きさには戻りません。小さくなった胃での食生活に慣れることが必 胃がん手術後、食事1日6回から
認知症の事故補償 自治体が支援 ライフサポート 3月10日 認知症の人が事故を起こした際に本人や家族が高額な損害賠償を求められるケースに備え、自治体が公費で保険料を負担する取り組みが広がっている。高齢化が進む中、安心して地域で暮らせるように環境を整える狙いがある。導入したのは全国で60自治体以上に上るが、小規模な自治体は財源の確保が難しいとの課題も指摘されている。 兵庫県尼崎市は2020年10月、認知症の人が事故などを起こした際の救済策として、民間の個人 認知症の事故補償 自治体が支援
進化する肥満症治療 ライフサポート 3月3日 新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを高めるとされる肥満。以前は日ごろの生活での不摂生が主因と見られがちだったが、近年は病気の一つとの認識が定着しつつある。専門の医療機関や新たな手術方法も登場し、治療環境は進化している。 一般的な肥満と、病気である「肥満症」には医学的な線引きがある。肥満症は体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が25以上で、糖尿病や脂質異常症、高 進化する肥満症治療
長期入院の子に学習の場を ライフサポート 2月24日 小児がんなどで長期入院する子どもたちの学習を支える活動が広がってきた。治療や体調などの事情に合わせ、一人ひとりに寄り添う。新型コロナウイルスの感染が拡大してからはオンラインによる遠隔授業を活用し、切れ目なく学べるよう工夫を凝らす。 「勉強する機会がなかったら、ずっと病室に引きこもっていたと思う」。岡山県の高校1年生の男子生徒は小学6年生のときに血液の難病、骨髄異形成症候群を発症し、約2年半入院し 長期入院の子に学習の場を
「遅寝遅起き」、コロナで増加か ライフサポート 2月17日 夜更かしして朝起きられず、生活に支障が出ているなら「睡眠相後退障害」かもしれない。2020年には同様の症状に悩む人が多かったとの調査もあり、新型コロナウイルスの流行による生活の変化が影響したとみられる。朝に日光を浴び、夜は強い光を避けリラックスするほか、必要なら病院を受診するのもよい。 「遅寝遅起き」、コロナで増加か
脳卒中リスク 働く世代も ライフサポート 2月10日 手足のまひや言語障害などの後遺症で知られる脳卒中。国内に110万人以上の患者がいるとされ、生活習慣の乱れなどを理由に働き盛りも直面するリスクがある。職場復帰を支援するリハビリでは、パソコンなどを使った実践的な訓練が広がりつつある。就労後も職場と連携してサポートする施設も登場している。 脳卒中リスク 働く世代も