第一三共が新型がん薬先行 細胞狙い撃ち、米国で申請へ ヘルスケア 3月24日 世界の製薬会社が、抗体薬物複合体(ADC)と呼ばれる技術を使った新しい抗がん剤の開発を競っている。がん細胞のみを狙い撃ちするため、従来の抗がん剤より効果が高いとされる。先行する第一三共は2023年度にも、既存抗がん剤「エンハーツ」に続く2つの新薬候補を米国で承認申請する。エーザイや米ファイザーなど国内外の製薬大手も新薬開発に参入している。 第一三共は20年に乳がんなどの新薬エンハーツを実用化した 第一三共が新型がん薬先行 細胞狙い撃ち、米国で申請へ
「万能細胞」治験広がる 住友ファーマは米国でもiPS Think! ヘルスケア 3月23日 臨床研究が中心だったあらゆる細胞・組織に分化する「万能細胞」で、実用化への臨床試験(治験)が一段と進む。住友ファーマは日本に続き、2023年中に米国でパーキンソン病患者へのiPS細胞の治験を始める。世界大手のノボノルディスクは23年にも同病への胚性幹細胞(ES細胞)での治験に着手する。課題はなお多いが、豪州企業が患者の多い変形性関節症で最終治験を始めるなど、難病などの根本治療を目指す。 「日本発 「万能細胞」治験広がる 住友ファーマは米国でもiPS
キヤノン、再生医療に参入 細胞培養装置事業を取得 Think! 環境エネ・素材 エレクトロニクス 健康・医療 3月22日 キヤノンが再生医療分野に参入する。包装機などを手がける京都製作所(京都市)から細胞培養装置事業を取得。2026年をめどに従来品よりも培養能力が10倍となる装置を販売し、人工知能(AI)や画像解析技術を活用して培養の効率を高める。細胞治療はがんや筋肉や骨の病気に加え希少疾患などの治療法として期待されているがコストや効率性などが課題となっている。大手企業が既存事業を活用して再生医療を広げる動きが活発 キヤノン、再生医療に参入 細胞培養装置事業を取得
三井物産、スパコンで創薬支援 製薬会社の開発迅速化 Think! ヘルスケア AI 3月22日 三井物産は10月にも創薬向けのスーパーコンピューターを国内に設置する。まずアステラス製薬など国内の製薬大手が研究開発に活用できるようにする。スパコンは新薬候補の化合物を絞り込む時間を大幅に短縮できるが、日本では製薬会社が自由に使えるスパコンの数は限られる。参加企業が活用ノウハウを共有できるようにし、創薬分野で欧米勢に遅れる日本勢を後押しする。 プロジェクトを「東京1」と名付け、数十億円を投じて米 三井物産、スパコンで創薬支援 製薬会社の開発迅速化
アステラス製薬、DX導入に「橋渡し人材」が活躍 日経産業新聞 コラム ヘルスケア コラム 3月17日 アステラス製薬は社内のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する人材の活用に力を入れている。作業の効率化を促すツールの導入や各部署の悩みに答えるなど、様々な部署で経験を積んだ50人ほどの人員が対応する。アステラスはイノベーションの促進のため、DXを単体の部署として切り分けるのではなく、実務との融合が欠かせないとしている。 情報システム部に所属する猪熊真理恵さんは2022年7月、「書類の承 アステラス製薬、DX導入に「橋渡し人材」が活躍
アステラス製薬、増収増益 3月15日 【増収増益】主力の前立腺がん治療薬「イクスタンジ」が米国を中心に販売が伸び、売上高伸びる。抗がん剤の新薬開発伴う費用が想定より膨らむが純利益増える。24年3月期は新薬 アステラス製薬、増収増益
「医獣連携」「プラズマ」重点分野に 名大と岐阜大 岐阜 愛知 教育 3月10日 名古屋大学と岐阜大学を傘下に持つ東海国立大学機構は4月、重要と位置づける研究分野を再編する。ヒトと動物の創薬研究を一体化する「医獣連携」と、医療などに利用される「プラズマ」を新たに重点研究分野とする。医獣連携ではブタなど中型動物向けの薬の開発手法をヒト向けの創薬に応用し、コスト低減を目指す。 両大学が強みを持ち、社会への大きな影響が期待できる領域を重点研究分野に指定し、予算や資源を重点配分してい 「医獣連携」「プラズマ」重点分野に 名大と岐阜大
アステラス製薬や旭化成、AIで研究革新 新素材開発など Think! 環境エネ・素材 ヘルスケア サービス・食品 AI 3月3日 人工知能(AI)の導入により製造業の研究開発のステージが変わってきた。アステラス製薬は実験に必要な作業の期間を従来の1カ月から1時間半に短縮し、旭化成は新素材研究をAIが自律的に担う「スマートラボ」を4月に稼働させる。AI活用は企業の競争力の源泉である研究開発力を左右する。米国などに後れを取った日本は巻き返しを急ぐ。 AIやロボットを駆使した研究の自動化は「ラボラトリーオートメーション」とも呼ば アステラス製薬や旭化成、AIで研究革新 新素材開発など