北陸の地銀、先行き懸念にじむ 株主還元は拡大 地域金融 北陸 富山 福井 石川 5月15日 北陸の地方銀行の2024年3月期(今期)決算は、5行中3行が純利益が減益になる見通しだ。欧米の金利上昇や国内の物価高といった足元の変動に対応しつつ、旧来型の預貸業務だけに頼らない事業構造作りを続ける必要がある。株主還元の充実も求められる。決算記者会見でのトップの発言には、先行き懸念と様々なステークホルダーへの配慮がにじんだ。 「保守的な見方をしないといけない」。北陸銀行の中澤宏頭取は今期見通しを 北陸の地銀、先行き懸念にじむ 株主還元は拡大
富山銀行の23年3月期、純利益2.9倍 貸出金利息増 地域金融 富山 石川 北陸 5月11日 富山銀行が11日発表した2023年3月期の連結決算は、純利益が前の期比2.9倍の9億7200万円だった。株式売却の利益に加え、製造業の資金需要が膨らみ貸出金利息が増加した。M&A(合併・買収)などの手数料収入も伸びた。 経常収益は28%増の108億円。政策保有株などの売却による株式等売却益を富山銀単体で約7倍の25億円計上した。私的整理の一つである事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)が成 富山銀行の23年3月期、純利益2.9倍 貸出金利息増
業績の急回復に事業再生 材料で有望株を発掘し資産拡大 日経マネー特集 株式投資 日経マネー 増やす 5月1日 各地で開催されている投資勉強会で参加者から一目置かれるスゴ腕投資家は、どのような投資を手掛けているのか。投資の軌跡や有望とみる銘柄を4人の投資家に取材した。3回目は名古屋の個人投資家yamaさん(ハンドルネーム)が主宰する勉強会の「Kabu Berry」などに参加しているスーパーこさくさん(同)だ。 業績の急回復など、株価を動かす個別の材料=カタリストを持つ株を見つけ出して投資しているスーパーこさ 業績の急回復に事業再生 材料で有望株を発掘し資産拡大
日医工新社長「社内の意思疎通に課題、対話重ねる」 北陸 富山 ヘルスケア 3月29日 後発薬大手の日医工(富山市)の岩本紳吾社長は29日、8日の就任後初となる記者会見を開き、「社内のコミュニケーションに課題がある」との認識を示した。日医工は品質不正を機に経営が悪化し、事業再生計画に沿って再建を進めている。社内の風通しをよくし、品質管理の向上や収益改善につなげる。「顧客に信頼され、社員が誇りを持って働ける会社を目指す」と話した。 日医工の品質不正は国内の医薬品供給に混乱を引き起こし 日医工新社長「社内の意思疎通に課題、対話重ねる」
日医工、29日に上場廃止 ファンド傘下で再建 北陸 富山 石川 福井 ヘルスケア 3月28日 日医工は28日、同社の株式が29日に上場廃止になると発表した。上場最終日となった28日は35円で取引を終えた。今後は企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)と医薬品卸のメディパルホールディングス(HD)の傘下で再建を進める。 1965年設立の日医工は80年に名証に株式を上場し、現在は東証プライム市場に所属している。後発薬大手として国の普及策を追い風に成長を続けたが、品質不正が発覚 日医工、29日に上場廃止 ファンド傘下で再建
サワイが生産能力増強 ジェネリックの供給不安は続く 日経ビジネス 福井 コラム ヘルスケア サービス・食品 コラム 3月20日 ジェネリック大手の沢井製薬を傘下に持つサワイグループホールディングス(GHD)は、2023年4月、年間約30億錠のジェネリックの生産能力を持つ子会社からの製品出荷を開始する。ジェネリックの供給不足により、薬局や医療機関では医薬品の品薄が続くが、解消につながるだろうか。 7日、大手ジェネリック(後発医薬品)メーカーの沢井製薬を傘下に持つサワイGHDは、21年12月に設立した子会社のトラストファーマ サワイが生産能力増強 ジェネリックの供給不安は続く
日医工、第三者割当増資の払い込み完了 新経営陣発足 北陸 富山 ヘルスケア 3月8日 日医工は8日、企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)と医薬品卸のメディパルホールディングスが出資する合同会社を引受先とする第三者割当増資の払い込み完了を発表した。同日付で創業家出身の田村友一氏が社長を退任し、新社長に岩本紳吾氏が就任した。新経営陣のもと、品質の向上や採算性の改善を通じて経営再建を目指す。 合同会社のジェイ・エス・ディー(JSD)から200億円を調達した。使途は原 日医工、第三者割当増資の払い込み完了 新経営陣発足
日医工、後発薬221品目販売中止 生産を効率化 北陸 富山 3月3日 経営再建中の日医工が後発医薬品221品目の販売を中止することが、3日分かった。現在出荷できていない製品や不採算品、市場で同社が強みを持たない品目などが対象となる。担当者は「品目数を削減し、生産の効率化を進める」と話している。同社は2022年11月にも95品目の販売中止を発表している。 販売中止する221品目のうち159品目は代替品の準備があり、準備のない残り62品目のうち40品目程度はすでに出荷 日医工、後発薬221品目販売中止 生産を効率化
日医工が北米から撤退 インド系企業に売却、国内集中 北陸 富山 ヘルスケア 2月28日 経営再建中の日医工は28日、北米事業から撤退すると発表した。米国やカナダに持つ会社をインド系企業に売却する。日本での品質不正を契機に経営が悪化した日医工は、投資ファンドや医薬品卸の傘下で再建を進めることが決まっている。不採算の海外企業を切り離し、国内の後発薬事業に集中する。 売却するのは米セージェント・ファーマシューティカルズと、カナダのオメガラボラトリーズ。いずれも注射剤を中心とした後発品の製 日医工が北米から撤退 インド系企業に売却、国内集中