日本株ADR31日、売り優勢 自動車が安い 国内株概況 株式 6月1日 5月31日の米株式市場で日本株の米預託証券(ADR)は売りが優勢だった。米連邦準備理事会(FRB)による長期的な金融引き締めが米景気を冷やすとの観測から同日の米主要株価指数が下落し、日本株ADRにも売りが広がった。ホンダやトヨタ、武田、ソニーGが下落。一方、三井住友FGやみずほFGは上昇した。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕 日本株ADR31日、売り優勢 自動車が安い
ソニー、熊本「半導体銀座」へ集中投資 TSMC軸に集積 シリコンアイランド 半導体 熊本 九州・沖縄 6月1日 ソニーグループが半導体事業で熊本県への大型投資に動き出す。主力の画像センサーをつくる新工場向けに、同県合志市内に東京ドーム5個分を超える約27万平方メートルの用地を取得する。ソニーの既存工場、東京エレクトロン九州、そして半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が建設中の新工場から目と鼻の先の距離だ。日本屈指の「半導体銀座」が形成される。 「新たな土地を取得することを決定した。成長 ソニー、熊本「半導体銀座」へ集中投資 TSMC軸に集積
パナソニック、さらば「寄らば大樹」 負け組発言から10年 大阪 関西 エレクトロニクス 地域総合 6月1日 パナソニックホールディングス(HD)の幹部らが「Day zero(デイゼロ)」と呼ぶ日がある。2021年10月1日、旧パナソニックが半年後の持ち株会社化を見据え、家電や車載電池など8つの事業部門を本体にぶら下げる形に組織を変革した日だ。楠見雄規社長がグループを生まれ変わらせた日として社内では語られる。 楠見社長が電池に次ぐ重点領域と位置づける事業を担う社内カンパニーもデイゼロに誕生した。エアコン パナソニック、さらば「寄らば大樹」 負け組発言から10年
ムーディーズ、ソニーGの格付け見通し「ポジティブ」に エレクトロニクス 企業業績・財務 5月31日 格付け会社ムーディーズ・ジャパンは31日、ソニーグループの格付け見通しを従来の「安定的」から「ポジティブ」に変更したと発表した。発行体格付けは「A3」で据え置いた。 ソニーGについてムーディーズは「音楽配信などのサブスクリプション(継続課金)ビジネスの拡大や保有する人気コンテンツの充実で景気変動の影響を受けにくい」と評価。配信事業者からのコンテンツの引き合いも強く、安定的に高い収益性が見込めると ムーディーズ、ソニーGの格付け見通し「ポジティブ」に
業績の上方修正期待、武田薬品2位 ソニーGは3位 業績ニュース 企業決算 企業業績・財務 エレクトロニクス ヘルスケア 自動車・機械 環境エネ・素材 5月31日 日経平均株価が高値圏で推移するなか、株式市場で企業業績への関心が高まっている。2024年3月期の最終損益の上方修正期待が高い企業はどこか。アナリスト予想と会社予想の乖離(かいり)額を集計すると、主力薬が好調な武田薬品工業が乖離額プラスの2位に、稼ぎ頭が分散し業績に安定感のあるソニーグループが3位に入った。一方、資源価格変動の影響を受けやすい電力や商社は業績下振れが警戒されている。 24年3月期の 業績の上方修正期待、武田薬品2位 ソニーGは3位
日本株ADR30日、高安まちまち 三菱UFJが上昇、トヨタは下落 国内株概況 株式 5月31日 30日の米株式市場で日本株の米預託証券(ADR)は高安まちまちだった。同日のダウ工業株30種平均が下落した一方でハイテク株が多いナスダック総合株価指数が上昇し、日本株ADRは方向感が出にくかった。三菱UFJや三井住友FGが上昇した半面、トヨタやソニーGが下落した。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕 日本株ADR30日、高安まちまち 三菱UFJが上昇、トヨタは下落
らくらくホンのFCNT破綻 国産スマホ、ニッチ戦略限界 エレクトロニクス 5月30日 スマートフォン出荷で国内3位のFCNT(神奈川県大和市)が東京地裁に民事再生法の適用を申請した。高齢者向け「らくらくホン」を主力製品としてきたが、海外スマホとの競争激化などで資金繰りが悪化した。FCNTの経営破綻によって国内でスマホ事業を手掛けるのはソニーグループとシャープだけになる。かつて世界に先駆けて独自進化を続けた「日の丸スマホ」はなぜ不振に陥ったのか。 「なんとか経営支援をお願いできない らくらくホンのFCNT破綻 国産スマホ、ニッチ戦略限界
自社株買い最高5月3.2兆円 資本効率改善、市場も支持 株式 5月30日 企業の自社株買いが活発だ。5月に東京証券取引所の上場企業が発表した自社株買いは約3.2兆円を超え、2004年以降で過去最高となった。今年度に入って自社株買いを発表した企業の多くは株価上昇率が東証株価指数(TOPIX)を上回る。資本効率改善に向けた取り組みが市場に好感され、33年ぶりの株高を下支えしている。 三菱商事、KDDIが3000億円、ソニーグループ、ホンダが2000億円──。今年の3月期企 自社株買い最高5月3.2兆円 資本効率改善、市場も支持
トヨタが首位、信越化学は初のトップ10入り 最終損益 自動車・機械 5月30日 日本企業の2023年3月期決算は2期連続の最高益となった。各社の最終損益額でランキングすると、減益ながらトヨタ自動車が首位だった。好調な商社などが全体を押し上げ、上位には信越化学工業(9位)など新顔も登場した。一方、世界的な金利上昇や景気減速懸念から減損損失を計上した不振企業も目立つ。 東京証券取引所に上場する3月期決算企業(変則決算や金融除く)約2000社を対象に集計した。 トヨタ自動車の首位 トヨタが首位、信越化学は初のトップ10入り 最終損益
パナソニック「張るときは今だ」 中韓勢とEV電池決戦へ Think! 大阪 関西 エレクトロニクス 北米 地域総合 5月30日 パナソニックホールディングス(HD)が明確な成長軌道を描けなくなって久しい。脱炭素社会に寄与する車載電池への期待は大きいが、総合電機の看板が輝いていた過去の成功体験を振り切れていないようにもみえる。ソニーグループや韓国サムスン電子の変革を目の当たりにする「電機の名門」の戦略は。楠見雄規社長の挑戦を追う。 「張るときは張る。まさに今がそのタイミングだ」。5月22日、大阪府門真市のパナHD本社。楠見 パナソニック「張るときは今だ」 中韓勢とEV電池決戦へ