アイシン、工場排ガスのCO2再利用 溶解炉の燃料に 中部 愛知 自動車・機械 環境エネ・素材 5月29日 アイシンは29日、工場で発生する排ガスから二酸化炭素(CO2)を分離・回収し再利用する実証を始めたと発表した。独自の装置でアルミ溶解炉1台から発生するCO2の約100分の1を回収し、生成するメタンを燃料として再利用する。アイシンは2035年までに生産領域で排出する温暖化ガスを実質ゼロにする計画を掲げており、実証を通じて装置の能力を向上させる。 アルミ鋳物部品をつくる西尾ダイカスト工場(愛知県西尾 アイシン、工場排ガスのCO2再利用 溶解炉の燃料に
トヨタ紡織、仮眠誘う座席シート 横浜で技術展示会 中部 自動車・機械 5月26日 トヨタ自動車グループが自動運転やEV(電気自動車)に関連した最新技術を披露している。トヨタ紡織は自動運転車両への導入を想定した座席シートを公開した。座席がゆりかごのように揺れて耳元で音楽が流れるなど、仮眠に誘導し移動中にくつろげるシステムを搭載した。トヨタ系5社と共同で立ち上げた車内空間のコンセプトモデル「MX221」の最上級シートとの位置づけで開発を進める。 24日から26日まで横浜市で開催し トヨタ紡織、仮眠誘う座席シート 横浜で技術展示会
デンソーなど系列5社の開発費最高、EV加速 24年3月期 業績ニュース 企業決算 企業業績・財務 中部 株式 自動車・機械 5月24日 トヨタ自動車系の部品メーカーが電気自動車(EV)への対応を加速する。主要7社の2024年3月期はデンソーや豊田自動織機など5社の研究開発費が最高になる。合計額では研究開発費、設備投資が初めて共に1兆円を超える。トヨタがEVの販売目安を26年までに前期比40倍の150万台に設定する中、系列各社も競争力向上に本腰を入れる。 今期は、デンソー、豊田織、トヨタ紡織、豊田合成、愛知製鋼の5社で研究開発費が デンソーなど系列5社の開発費最高、EV加速 24年3月期
野村不動産、更年期ケアで特別休暇 職場の「要」守る 働き方改革 自動車・機械 住建・不動産 5月18日 企業が50歳前後の女性社員の健康支援に動き始めた。野村不動産は4月に更年期の体調不良で、休みをとれる新制度を導入した。アイシンはオンライン診療や漢方薬を利用しやすくしている。日本は10年間で45歳以上の女性正社員が4割増えた。上場企業に「女性管理職比率」の開示が迫るが、日本の同比率は先進国で最低だ。職場の要になりやすい世代の健康を守ることは競争力にもかかわる。 野村不は4月、女性向けの特別休暇制 野村不動産、更年期ケアで特別休暇 職場の「要」守る
「株は5月に売れ」今年は空振りか 今期業績想定上回る スクランブル 株式 5月8日 8日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅反落にとどまった。連休中の欧米利上げを受けたにもかかわらず連れ安しにくくなっている背景には、経済再開本格化で今期業績が企業想定から上振れする期待が強まっていることがある。特にIT(情報技術)や建設などに物色の矛先が向く。国内外投資家が日本株の環境の良さに注目し、米国の投資格言「セル・イン・メイ(5月に売れ)」は今年、空振りになる可能性がある。 市場では「セ 「株は5月に売れ」今年は空振りか 今期業績想定上回る
製造業の4割超が減益、3年ぶり高水準 23年3月期集計 業績ニュース 企業決算 企業業績・財務 5月6日 製造業の業績回復に不透明感が出ている。2日までに2023年3月期決算を発表した企業の4割超で純利益が減った。新型コロナウイルス禍が始まった20年3月期(5割強)以来の多さだ。中国市場の減速や材料高の影響が大きい電機や自動車部品で苦戦が目立つ。一段の値上げや合理化、電気自動車(EV)関連など成長分野の需要取り込みが焦点になる。 2日までに発表した東証プライム上場の製造業92社(未発表含めた全体の1 製造業の4割超が減益、3年ぶり高水準 23年3月期集計
トヨタ系8社の24年3月期、7社が増益 デンソーは最高 業績ニュース 企業決算 企業業績・財務 中部 株式 自動車・機械 4月27日更新 トヨタ自動車系列の主要8社の業績が出そろった。自動車部品で世界大手のデンソーは27日、2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比22%増の3830億円になる見通しと発表した。6年ぶりに最高益を見込む。好採算の電動車向け部品の販売が伸び、利益率が改善する。主要8社ではアイシンなど7社の純利益が増える見通しだ。 デンソーの営業利益は5100億円と20%増える。オンラインで会見した松井靖取締 トヨタ系8社の24年3月期、7社が増益 デンソーは最高
車生産正常化に期待 トヨタ系8社、前期5社最終増益 業績ニュース 企業決算 企業業績・財務 中部 株式 自動車・機械 4月27日 トヨタ自動車系の主要8社は27日、2023年3月期連結決算(国際会計基準)を発表した。デンソーや豊田自動織機など5社が最終増益を確保した。24年3月期は7社が最終増益を見込む。オンライン会見をした各社の幹部からは、トヨタなど車メーカーの生産の正常化を期待する声や、原燃料費高騰の価格転嫁が進むとの見方が相次いだ。 トヨタは前期に「トヨタ・レクサス」ブランドの世界生産台数見通しを970万台としたもの 車生産正常化に期待 トヨタ系8社、前期5社最終増益
東証14時 一進一退 トヨタ系が上げ幅拡大 国内株概況 株式 4月27日更新 27日後場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は前日終値(2万8416円)を挟んで一進一退の展開となっている。朝方から下落が続いていたが、午後に一時、上げに転じた。半導体関連の下げが重荷となる半面、好業績期待を背景に下値では買いが入っている。 14時時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆6792億円、売買高は6億6810万株だった。市場では「インバウンド(訪日外国人)や中国のリオープン(経済再 東証14時 一進一退 トヨタ系が上げ幅拡大
中部企業、24年春大卒採用21%増 スギ薬局は1.8倍 新型コロナ 愛知 岐阜 三重 中部 4月25日 日本経済新聞社と日経リサーチがまとめた2024年春入社の採用計画調査(最終集計)によると、中部企業の大卒採用予定人数は23年春実績と比べ21%増える見込みだ。新型コロナウイルス禍が収束しつつあり、トランコムが倍増、スギ薬局は1.8倍増を予定するなど非製造業で人手を確保する動きが活発だ。製造業では自動車の電動化やデジタル化を見据えた人材を中途採用を含めて積極的に採用する。 調査は日経リサーチの協力 中部企業、24年春大卒採用21%増 スギ薬局は1.8倍