故・清水信次さん(「ライフ」創業者)会社存続心砕く国士 追想録 中村 直文 編集委員 2月3日 清水氏をひと言で評するならば、天下国家を憂いながらしっかりとそろばんもはじく「国士」のスーパー経営者だ。1月26日に都内のホテルで開いたお別れの会はそんな清水氏の人生を表現していた。 同氏は歴代首相とのパイプを築いてきたが、とりわけ故中曽根康弘氏との友好関係は深い。会場には「尊縁随縁」(縁を大切にし、逆らうことなく、自然に従っていく)、「人生途中下車が多いが私は最後まで降りない」など、清水氏の心 故・清水信次さん(「ライフ」創業者)会社存続心砕く国士
グレープフルーツ・オレンジ輸入2割減 高値で消費鈍く 商品ニュース マーケットニュース 商品 12月23日 グレープフルーツやレモンといった輸入かんきつ類の流通が細っている。1~10月の輸入量はグレープフルーツやオレンジが前年同期比2割減った。海上輸送費の上昇や為替相場の円安進行で輸入コストが膨らんで価格が上がり、売れ行きが鈍ったためだ。商社では調達を絞る動きが広がり、スーパーの店頭を彩る輸入果実が売り場縮小のピンチを迎えている。 貿易統計によると、1~10月の輸入量はグレープフルーツが3万4791ト グレープフルーツ・オレンジ輸入2割減 高値で消費鈍く
日清オイリオがリテールメディアに手応え 購入率15倍に コラム ネット・IT サービス・食品 小売り・外食 科学&新技術 11月27日 「リテールメディア」と呼ばれる小売企業のメディアネットワークが本格的に普及し始めている。小売大手が買い物客の習慣について貴重なデータを収集し、広告主がこうした企業自身のサイトや他のネットワークで販促キャンペーンを磨き上げるためにデータを利用できる仕組みだ。広告主となるメーカーとして、いち早くリテールメディアの活用に取り組み始めているのが、製油会社の日清オイリオグループだ。 「もともとの販売数が少 日清オイリオがリテールメディアに手応え 購入率15倍に
「事業承継の壁」突破したライフ創業者・清水氏 日経MJ 中村 直文 11月26日 食品スーパー大手、ライフコーポレーション創業者の清水信次氏が老衰で死去した。96歳だった。一代で巨大スーパーを作り上げると同時に、流通産業を育成するための政治活動にも尽力した。しかし歴史に残す最大の功労は、戦後のカリスマ経営者が苦しんだ「事業承継の壁」を突破したことだろう。 正直言うと若い記者時代、清水氏は苦手だった。政治への発言が多く、企業取材の記者にはなかなか真意を受け止めきれない。有力な政 「事業承継の壁」突破したライフ創業者・清水氏
マスク生活長期化で上がる価格 カギはこだわりと大容量 値札の経済学 Think! サービス・食品 学んでお得 11月19日 新型コロナウイルス禍で日常の必須アイテムとなったマスクの一商品当たりの平均価格が上昇している。POS(販売時点情報管理)データで分析すると10月は前年同月に比べ2割以上高かった。長引くコロナ下の生活を背景にマスクが日常生活に浸透。大容量化と高級化が価格に表れているようだ。 マスクの価格は新型コロナ下で大きく変動してきた。感染対策のマスクの着用が始まったコロナ禍の初期は、買いだめによる品薄が続きマ マスク生活長期化で上がる価格 カギはこだわりと大容量
鍋食材高く カキやシイタケ1~4割、輸入品高や生育遅れ 商品ニュース 商品 11月18日 鍋物によく使う生鮮食品の卸値が上がっている。円安などで輸入品が高くなった鶏肉やタラは前年同期に比べ1~2割高い。生育が遅れたカキやハクサイも4~5割値上がりした。新型コロナウイルス禍後の経済活動の再開で、肉を中心に外食向けの需要も戻っている。気温が下がり鍋物の機会が増える中、家計の負担が増す。 タラの切り身の卸値は11月中旬時点で、1キログラム800~900円。前年同期を13%上回る。豊洲市場( 鍋食材高く カキやシイタケ1~4割、輸入品高や生育遅れ
ライフ創業者 清水氏の遺言「ずっと戦後でいい」の真意 田中 陽 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 11月18日 今でもあの時のことは鮮明に覚えている。2005年12月15日、東京都内で開かれたダイエー創業者、中内㓛氏の「お別れの会」の冒頭、日本スーパーマーケット協会の会長だった清水信次氏(ライフコーポレーション会長)による開会の辞での光景だ。 マイクの前に立った清水氏。15秒ほど間を置き、深呼吸をしてから話し始めた。 「今を去る60年前の敗戦で、酷寒零下40度のソ満国境綏芬河(すいふんが)の関東軍国境守備 ライフ創業者 清水氏の遺言「ずっと戦後でいい」の真意
伸びるグミ、ガムは縮小 食感で魅了し市場規模逆転 値札の経済学 サービス・食品 学んでお得 10月22日 口寂しいときに食べたくなるお菓子の代表格、ガムとグミ。新型コロナウイルス禍前の市場規模はガムがグミを大きく上回っていたが、2021年に逆転した。ガムが先細りする中、グミ市場は快進撃を続けている。グミの平均価格は上昇傾向で、19年に比べると1割ほど高い。グミ独特の食感である弾力を売りにした商品や、高価格帯の商品に人気が集まっている。 コロナ禍の外出自粛がガムとグミの明暗を分けたようだ。調査会社イン 伸びるグミ、ガムは縮小 食感で魅了し市場規模逆転