話題の商品で振り返る2022年、「PB」「リベンジ旅行」 日経MJ コラム ネット・IT サービス・食品 小売り・外食 12月30日 2022年も残すところあとわずか。話題になった商品・サービスを通して振り返ると、物価高の影響が消費に色濃く出る一方、新型コロナウイルス禍3年目となり外へ出て行きたいという消費者のマインドも感じさせる1年だった。 フード・コンビニ編 値上げでPB、再び脚光 あらゆる物価の高騰が生活を直撃した2022年。食卓も例外ではなく、小売り各社のプライベートブランド(PB)が改めて存在感を増した。一方で機能性 話題の商品で振り返る2022年、「PB」「リベンジ旅行」
コーセー、メンズ品なしで男性獲得 「羽生結弦」で壁壊す ヒットのクスリ 中村 直文 Think! 11月24日 コーセーの主力化粧品「雪肌精」の今夏からのCMを見て、違和感を覚えた消費者は多いはず。これまでの新垣結衣さんと並び、イメージキャラクターとしてフィギュアスケーターの羽生結弦さんを起用したからだ。 なぜコーセーは羽生さんを起用したのか? 言うまでもなく、狙いは男性消費者の獲得にある。CMの冒頭で羽生さんはこう語りかける。「雪肌精に男性用はありません」。雪肌精のユーザーであり肌への関心が高い羽生さん コーセー、メンズ品なしで男性獲得 「羽生結弦」で壁壊す
関西経済、浮沈にぎる設備投資 問われる万博効果 竹田 忍 2025年 万博 関西 Nikkei Views 編集委員 10月18日 関西経済はなぜ地盤沈下したのか――。大企業本社の東京移転、繊維や家電に続く基幹産業の不在など様々な原因がいわれてきたが、データで解き明かすリポートが最近登場した。関西経済界が設立したシンクタンク「アジア太平洋研究所(APIR)」が10月初旬にまとめた「関西経済白書2022」。キーワードは「投資」だ。 ■本社流出の議論は不毛 関西2府4県の名目域内総生産(GRP)合計額を関西経済の規模とし、全国の 関西経済、浮沈にぎる設備投資 問われる万博効果
化粧品もノージェンダーに 夫婦や恋人と共有 小林 明 住建・不動産 生活 編集委員 トレンド 10月15日 化粧品の世界にも性別の垣根が低くなる「ノージェンダー」の波が押し寄せている。男性が女性向け、女性が男性向けの商品を使う例が増えているほか、性別の違いを打ち出さない商品も続々登場。夫婦、恋人、家族などの間で化粧品を共有する動きも「シェアコスメ」として広がりつつある。背景には最近の生活物資の一斉値上げなどに対応し、家計支出の節約につなげたい思惑もありそうだ。 シェアコスメ 夫婦、恋人、家族などで化粧 化粧品もノージェンダーに 夫婦や恋人と共有
JAXAと花王など9社、宇宙用生活用品の開発で連携 Think! 科学&新技術 10月4日 宇宙航空研究開発機構(JAXA)はライオン、花王など国内9社と宇宙での利用に適した生活用品の開発で連携する。10月6日にも国際宇宙ステーション(ISS)に向かう若田光一さんが歯磨きや靴下など公募で選んだ9品を実際に試す。旅行などを含めた将来の宇宙利用拡大を見据えノウハウ蓄積や産業育成につなげる。 若田さんが試すのは、水を使わずとも清潔さを保てる歯磨き用品やふき取り用のシートのほか、靴下、衣服とい JAXAと花王など9社、宇宙用生活用品の開発で連携
マンダムなど、培養細胞使う化粧品の安全性確認で協力 ヘルスケア 大阪 関西 8月17日 マンダムなど関西の企業5社は、再生医療などを手掛けるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)と協力し、化粧品の安全性などを試験するためにヒトの細胞を培養した組織モデルを使う方法に関するデータベース(DB)を構築する。従来の動物実験に代わる方法の知見を共有し、化粧品の開発で活用できる新たな試験法を早期に確立することを目指す。 DBの構築に参画するのはマンダムとJ-TECのほか、小林製薬 マンダムなど、培養細胞使う化粧品の安全性確認で協力
猛暑の関西、日傘やハンディー扇風機に人気 節電家電も 小売り・外食 関西 エレクトロニクス サービス・食品 8月12日 猛暑が続く関西で、日傘や汗ふきシート、ハンディー扇風機などの暑さ対策商品が売れている。電気料金の値上げもあり、家電量販店では節電につながるエアコンやサーキュレーターの売れ行きが好調だ。新型コロナウイルス感染の第7波が広がっているが、プールなどのレジャー関連の需要は昨年より伸びている。 近鉄百貨店が運営するあべのハルカス近鉄本店(大阪市)では、7月の晴雨兼用傘の売上高が前年同月比約3割増えた。新型 猛暑の関西、日傘やハンディー扇風機に人気 節電家電も
猛暑株に買い、関東など梅雨明け アイス・日傘など物色 マーケットニュース 電力不足 株式 6月27日 日本列島が猛暑に包まれた27日、東京株式市場では気温上昇で収益拡大が期待される銘柄が買われた。アイスクリーム専門商社のアイスコ株は前営業日比10%上昇し、一時10カ月ぶりの高値をつけた。保有株式から配当を受け取って資金余力の出た個人投資家が、短期的な物色を広げている。 気象庁は同日午前、関東甲信や東海などの各地方で梅雨明けしたとみられると発表した。例年よりも20日前後早く、本格的な夏が到来する。 猛暑株に買い、関東など梅雨明け アイス・日傘など物色
マンダム、22年3月期は最終赤字 男性用化粧品が不振 関西 企業業績・財務 サービス・食品 5月11日 マンダムが11日発表した2022年3月期連結決算は、最終損益が6億円の赤字(前の期は8億円の黒字)だった。最終赤字になるのは1981年3月期以来。主力の男性化粧品など国内での減収が響いた。 売上高は前の期比9%減の573億円だった。このうち国内の売上高は同16%減だった。夏場の気温低下や長雨の影響で、主力の男性化粧品ブランド「ギャツビー」の「フェイスペーパー」や「ボディペーパー」 マンダム、22年3月期は最終赤字 男性用化粧品が不振