日銀、ETFの買い入れ柔軟に 株高局面では抑制も 経済 金融機関 1月22日更新 日銀の黒田東彦総裁は21日の金融政策決定会合後の記者会見で3月の政策点検について「政策運営の持続性を高めつつ、情勢変化には機動的に対応できるようにする」と語った。新型コロナウイルスの感染が再拡大して物価も弱含むなか、日銀は緩和の長期化を見据えた政策修正に踏み出す。上場投資信託(ETF)は購入枠にとらわれず、必要な時だけ買い入れる形に改める見通しだ。 日銀は21日の決定会合では、新型コロナに対応し 日銀、ETFの買い入れ柔軟に 株高局面では抑制も
日銀審議委員に野口専修大教授、政府提示 「リフレ派」 経済 金融機関 1月21日更新 政府は21日、日銀の次期審議委員に専修大経済学部教授の野口旭氏を充てる人事案を国会に提示した。3月31日に任期満了を迎える桜井真審議委員の後任。野口氏は積極的な金融緩和や財政出動を主張する「リフレ派」とみられている。 野口氏は東大大学院博士課程を経て、1988年に専修大の講師に就いた。97年から同大の教授を務める。国際経済や経済政策が専門だ。安倍晋三前首相の経済政策ブレーンだった浜田宏一エール大 日銀審議委員に野口専修大教授、政府提示 「リフレ派」
日銀総裁「輸出・生産、強い回復 デフレ懸念高まらず」 経済 金融機関 1月21日 問 今回の決定内容について。 答 長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)のもとでの市場調節方針について現状維持を決定した。長期国債以外の資産の買い入れ方針についても現状維持とした。経済・物価情勢の展望(展望リポート)も決定し、公表した。我が国の景気の現状は新型コロナウイルスの影響で引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直していると判断した。 問 コロナ感染の再拡大で政府は11都府県に 日銀総裁「輸出・生産、強い回復 デフレ懸念高まらず」
長期資金調達、社債シフト マーケットニュース 企業業績・財務 株式 1月21日 企業が社債による資金調達を積極化している。発行額の大型化に加えて償還期間の長い社債も増えており、償還期間が国内最長となる50年債は2020年に10本発行された。低金利で多額の長期資金を調達しやすいほか、日銀がコロナ対応で社債買い入れ策を拡充していることも追い風となっている。金融機関からの借り入れが伸び悩んでいるのと対照的だ。 企業の公募社債の発行額は20年10~12月期に5兆2435億円と、四半 長期資金調達、社債シフト
強さ保つ輸出、モノは動いている NQNスペシャル コラム 1月21日 2020年10~12月期は財(モノ)の輸出が強さを保った。新型コロナウイルス感染が世界的に再拡大してサービス業はますます厳しい。一方、昨春と違ってモノは動いており、輸出は日本経済を下支えする頼みの綱になりそうだ。 10~12月期の実質輸出、前期比で2ケタの伸び 日銀は、財務省の貿易統計と輸出入の物価指数をもとに季節調整をかけた指数を試算している。21日に公表した20年12月の実質輸出指数をもとに 強さ保つ輸出、モノは動いている
外為17時 円、続伸 103円台半ば 対ユーロも高い 為替概況 為替・金利 1月21日 21日の東京外国為替市場で円相場は続伸した。17時時点は1ドル=103円52銭近辺と、前日の同時点に比べ22銭の円高・ドル安だった。米国のバイデン新政権による大規模な財政出動への期待から投資家がリスクを取る姿勢を強め、資源国通貨などに対するドル売りが対円にも波及した。一時は103円33銭近辺と2週間ぶりの円高水準を付けた。 日銀は21日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和の現状維持を 外為17時 円、続伸 103円台半ば 対ユーロも高い
黒田総裁、政策点検「効果的で持続的な緩和実施のため」 Think! 経済 1月21日更新 日銀の黒田東彦総裁は21日の金融政策決定会合の記者会見で、国内景気について「内外の新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状況にあるが、基調としては持ち直している」との認識を示した。そのうえで「特に当面は感染症の再拡大の影響から、対面型サービス消費を中心に下押し圧力の強い状態が続く」と語った。 黒田総裁は経済や物価の見通しに関し「下振れリスクが大きい」と述べ、「感染拡大の影響には不確実性 黒田総裁、政策点検「効果的で持続的な緩和実施のため」
日銀悩ます携帯新料金、21年度も物価マイナスの可能性 NQNスペシャル コラム 1月21日 日銀は21日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和の維持を決めた。株式や外国為替、債券相場の反応が軒並み限られた「無風」会合の裏で、日銀は今後の物価を押し下げかねない要因を気にし始めている。菅義偉首相の肝煎りの携帯値下げの影響だ。 展望リポートに注意書き 「大手キャリアによって公表された携帯電話通信料金の引き下げや新たなプランの設定は、今回の物価見通しには織り込んでいない」。日銀が会合結 日銀悩ます携帯新料金、21年度も物価マイナスの可能性
日経平均反発、30年5カ月ぶり高値 終値233円高 株式 1月21日更新 21日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比233円60銭(0.82%)高の2万8756円86銭と、1990年8月3日(2万9515円)以来、約30年5カ月ぶりの高値となった。前日の米株式市場で決算期待などを背景に主要3指数がそろって最高値を更新し、投資家が運用リスクをとる動きが優勢だった。バイデン米大統領の就任を受けた「ご祝儀買い」も入り、上げ幅は一時300円を超えた。 米ハイテ 日経平均反発、30年5カ月ぶり高値 終値233円高
東証大引け 反発し30年5カ月ぶり高値 米大統領の就任イベント通過も安心感 国内株概況 株式 1月21日 21日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比233円60銭(0.82%)高の2万8756円86銭と、1990年8月3日(2万9515円)以来、約30年5カ月ぶりの高値となった。前日の米株式市場で決算期待などを背景に主要3指数がそろって最高値を更新し、投資家が運用リスクをとる動きが優勢だった。バイデン米大統領の就任を受けた「ご祝儀買い」も入り、上げ幅は一時300円を超えた。 米ハイテ 東証大引け 反発し30年5カ月ぶり高値 米大統領の就任イベント通過も安心感