ネット銀の預金、5年で2倍 高金利・ポイント武器に Think! 金融機関 5月30日更新 ネット専業銀行の預金量が急増している。2023年3月末の主要6行合計の残高は約29兆円と5年前に比べ倍増した。スマートフォンで完結する利便性や証券口座との連携などで、店舗にこだわらない若い世代を引き寄せている。メガバンクの100〜200倍になる金利水準や取引で得られるポイントも人気の理由だ。預金規模はすでに地銀並みに成長している。 預金規模1兆円超の主要6行(楽天銀行、住信SBIネット銀行、ソニ ネット銀の預金、5年で2倍 高金利・ポイント武器に
北国FHD発の「緩やかな地銀連合」 デジタル軸に協業 地域金融 石川 岩手 東北 5月26日 石川県が地盤の北国フィナンシャルホールディングス(FHD)はほかの地域にある地銀とデジタルを軸にした協業に乗り出す。傘下の投資会社を通じ、複数の地銀に出資した。地銀業界で先行するデジタル対応のノウハウを共有し、出資先の競争力や企業価値を高めるねらいだ。 資本提携する地銀同士が互いに少額出資する事例はあるが、投資目的で複数行に出資するケースは珍しい。北国FHDは投資専門子会社のQRインベストメント 北国FHD発の「緩やかな地銀連合」 デジタル軸に協業
京都銀行の投信販売姿勢「Sプラス」評価に上げ R&I 関西 金融機関 5月25日 格付投資情報センター(R&I)は25日、京都銀行の投資信託の販売姿勢評価を従来の「S」から「Sプラス」に引き上げたと発表した。Sプラスは5段階評価で上から2番目にあたる「S」よりも、最上位の「SS」に近いという評価になる。SSの評価をしている金融機関はなく、Sプラスは福岡銀行、横浜銀行、千葉銀行などと並び現状で最高位という。「顧客の最善の利益の実現に資する販売方針の実践が実績から確認でき 京都銀行の投信販売姿勢「Sプラス」評価に上げ R&I
京都銀行、減収増益 5月24日 【減収増益】運用証券などの利息や売買収入が減り連結経常収益は前期から微減。事業承継や資産運用支援などのコンサルティング業務が拡大し当期純利益は3%増を見込む。年間配当は2 京都銀行、減収増益
京都銀行・滋賀銀行、早くも試される新トップの手腕 地域金融 京都 滋賀 関西 5月23日 京都銀行の最終的な利益を示す税引き利益は2023年3月期に前の期比37%増の256億円と、関西の地銀で唯一200億円台に乗せた。24年3月期は増配を見込み、追加の株主還元も予定する。特別配当などを求めてきた英シルチェスター・インターナショナル・インベスターズなど「物言う株主」に対して還元姿勢を強調する意味合いもありそうだ。 業績は好調なものの、貸出金利回りの低さが目立つ。「安売りでシェアを広げる 京都銀行・滋賀銀行、早くも試される新トップの手腕
地銀の債券含み損、前期は5倍の1.8兆円 金利上昇で打撃 Think! 金融機関 5月16日更新 世界的な金利上昇を背景に地銀が保有する債券の価値が下がっている。全国の地銀97行の日本国債や外国債券、投資信託の含み損は2023年3月末時点で合計1兆8000億円と、1年前に比べ5倍に増えた。上場株の値上がりによる押し上げで有価証券全体では含み益を維持しているものの、債券の価値下落が続けば経営体力を奪い、融資などに支障がでる可能性もある。 有価証券の時価が取得価格(簿価)を下回れば含み損、上回れ 地銀の債券含み損、前期は5倍の1.8兆円 金利上昇で打撃
北陸の地銀、先行き懸念にじむ 株主還元は拡大 地域金融 北陸 富山 福井 石川 5月15日 北陸の地方銀行の2024年3月期(今期)決算は、5行中3行が純利益が減益になる見通しだ。欧米の金利上昇や国内の物価高といった足元の変動に対応しつつ、旧来型の預貸業務だけに頼らない事業構造作りを続ける必要がある。株主還元の充実も求められる。決算記者会見でのトップの発言には、先行き懸念と様々なステークホルダーへの配慮がにじんだ。 「保守的な見方をしないといけない」。北陸銀行の中澤宏頭取は今期見通しを 北陸の地銀、先行き懸念にじむ 株主還元は拡大
人事、京都銀行 5月15日 (6月29日)専務(常務)幡宏幸▽取締役(執行役員)羽渕完司▽同(同)本政悦治▽監査役(常務執行役員)和田実▽特別顧問(専務)岩橋俊郎▽退任(常任監査役)仲雅彦 仲氏は京都総合経済研究所社長に就任する 常務執行役員(執行役員)上垣健一▽執行役員、畑祐樹▽同、朝田和雄 人事、京都銀行
関西地銀、金利急上昇で業績悪化 今期は株主還元で明暗 地域金融 関西 5月15日 関西の主要7地銀の2023年3月期決算では、金利の上昇(債券価格の下落)に振り回される各行の姿が目を引いた。保有する債券の含み損が業績に大きな下押し圧力をかけ、貸し出しなどに回す資金の調達コストが膨らみ資金利益も伸び悩んだ。24年3月期は株主還元策で明暗が分かれ、関西の地銀株の間で選別が進む可能性がある。 「外債の損失処理は大きな決断だった」。紀陽銀行の原口裕之頭取は12日の決算会見で巨額の含み 関西地銀、金利急上昇で業績悪化 今期は株主還元で明暗