仙台のサッカーファン、プラごみリサイクルの歯車回す データで読む地域再生 秋田 岩手 青森 宮城 山形 東北 6月2日 仙台市では4月、プラスチックごみの一括回収という先進的な取り組みが始動したものの、東北6県のリサイクル率は総じて全国平均より低い。住民がメリットを感じにくいだけに、リサイクルの歯車をしっかり回すのは容易ではない。多くの自治体は担い手やコストの課題も抱えている。こうした中、秋田県では循環型・脱炭素社会を見据え、大学との共同研究も始まった。 「大好きなチームを通して社会貢献できてうれしい」。サッカー 仙台のサッカーファン、プラごみリサイクルの歯車回す
東北の2022年の出生率、5県で低下 宮城は1.09 東北 宮城 山形 岩手 青森 秋田 6月2日 厚生労働省が2日発表した2022年の人口動態統計によると、東北6県の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定数)は、横ばいだった山形を除く5県で前年を下回った。宮城県は前年比0.06ポイント低い1.09で、東京都に次いで全国で2番目に低かった。 東北6県のうち、前年から大きく低下したのは岩手、福島両県で、ともに0.09ポイント下がった。出生率が全国平均(1.26)を上回ったのは、東北で 東北の2022年の出生率、5県で低下 宮城は1.09
原発処理水、IAEAが月内最終報告 政府は今夏放出めざす 経済 環境エネ・素材 6月2日 東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出を巡り、国際原子力機関(IAEA)の調査団は2日、現地での検証作業を終えた。処理水の安全性に関するこれまでの検証内容を総括し、6月中に最終報告書を公表する。政府は今夏にも海洋放出する方針で、地元住民や漁業者らの説得を続ける。 検証作業は5月29日から5日間の日程で実施した。IAEA職員のほか、米国、中国、韓国などの専門家でつくる調査団が参加した。政府 原発処理水、IAEAが月内最終報告 政府は今夏放出めざす
福島・浪江で大堀相馬焼の販売会 発祥地で13年ぶり 東日本大震災 東北 6月1日 国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」の窯元でつくる協同組合は3〜4日、発祥の地の福島県浪江町大堀地区で焼き物の展示販売会「大せとまつり」を開く。東京電力福島第1原発事故で産地全体が避難を強いられ、同地区でのまつり開催は13年ぶりとなる。 会場の物産会館「陶芸の杜(もり)おおぼり」は3日、運営を再開する。老朽化した建物や設備を補修。登り窯、ガス窯、電気窯など、作陶のための設備も備える。東日本大震災や原発 福島・浪江で大堀相馬焼の販売会 発祥地で13年ぶり
垣根越える自由な酒造り 福島・南相馬のハッコウバ 地域総合 東北 サービス・食品 グルメ&トラベル 6月1日 「酒造りをもっと自由に」――。こんなポリシーを掲げるスタートアップが福島県沿岸部の南相馬市で挑戦を続けている。お米をベースにホップ、果実、カカオなどのフレーバーをまとった商品を次々と生み出し、ファンを増やしている。 福島県南相馬市は2011年3月、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災した。南部の小高区は原発から20キロ圏内にあり、避難指示解除に5年4カ月かかった。スタートアップのhacc 垣根越える自由な酒造り 福島・南相馬のハッコウバ
福島駅前再開発、完成27年度に 工事費高騰で1年遅れ 東北 住建・不動産 5月30日 福島市は30日、JR福島駅前の再開発事業の完成が2027年度になるとの見通しを示した。当初は26年度を見込んでいた。建設工事費が当初より2割以上増える見通しとなり、工事費縮減や国などの補助金額を巡って再検討が必要になった。 再開発は約2ヘクタールの区域が対象。地権者らでつくる再開発組合が商業施設、ホテル、オフィス、ホールなどの複合棟、分譲マンションなどを建てる。既存ビルの解体費を含む事業費は当初 福島駅前再開発、完成27年度に 工事費高騰で1年遅れ
東北の4月の有効求人倍率、1.35倍 0.01ポイント上昇 東北 岩手 宮城 秋田 青森 山形 5月30日 東北6県の4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント高い1.35倍だった。各労働局が30日発表した。岩手県、宮城県を除く4県で上昇となった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に変更されることを見据え、飲食や宿泊などで新規求人が増加した。 3月の求人倍率から0.04ポイント上昇した秋田県では「クルーズ船の寄港の増加やゴールデンウイークのイベントに向けて、警備会社が求人 東北の4月の有効求人倍率、1.35倍 0.01ポイント上昇
東北の上場19社、6割強が増益・黒字転換 24年3月期 企業決算 東北 青森 岩手 宮城 秋田 山形 5月30日 東北地方に本社を置く上場企業19社(3月期決算、金融を除く)のうち、6割強にあたる12社が2024年3月期の業績を増益・黒字転換になる見通しだ。23年3月期は光熱費や原材料の高騰により前の期よりも悪化した企業が多い。新型コロナ禍で落ち込んだ個人消費の回復や、旺盛な設備投資を背景に業績拡大を見込む企業が大半を占めた。 ゼビオホールディングスは純利益が23年3月期比3%増の56億円を見込む。外出機会 東北の上場19社、6割強が増益・黒字転換 24年3月期
グリーンアンモニアの息吹 日揮・旭化成、再エネで生産 カーボンゼロ ネット・IT 環境エネ・素材 5月29日 化石燃料に頼らず製造する「グリーンアンモニア」が実用化の段階に入る。日揮ホールディングス(HD)は旭化成と組んで、国内初の生産実証設備を2024年度に稼働する。発電時に二酸化炭素(CO2)を出さないとして注目されるアンモニアだが、製造には化石燃料由来の水素が使われている。再生可能エネルギーを使うなどCO2ゼロのアンモニアを生み出す挑戦が福島で始まろうとしている。 アンモニアは水素と窒素を合成して グリーンアンモニアの息吹 日揮・旭化成、再エネで生産
山形の父親ら、有志が家事参加で連携 リサイクル業でも データで読む地域再生 山形 宮城 青森 岩手 秋田 東北 5月26日 東北でも子育て支援を手厚くする企業が増えている。山形県では父親たちが任意団体を作って家事参加で連携するほか、宮城県ではリサイクル業、青森県では建設業など業種の特性に合わせた支援の形も浸透しつつある。男性の育児休業取得促進には経営者が率先する姿勢も重要となりそうだ。 仙台銀行は2019年に国から「プラチナくるみん」の認定を受けた。17年4月に役員と支店長ら幹部職員がイクボス宣言を行い、鈴木隆頭取が 山形の父親ら、有志が家事参加で連携 リサイクル業でも