宮城

「仙台の奥座敷」として知られる作並温泉の宿泊施設が若者の顧客獲得に向けた戦略を打ち出している。一部を「インスタ映え」を狙ったカフェに改装したり、客室にサウナを導入しようとしたりしている。宿泊客減少に新型コロナウイルス禍が加わった。作並温泉旅館組合はコロナ禍後を見据え、観光地としてのにぎわいを取り戻したい考えだ。 ゆづくしSalon一の坊（仙台市）は和室を改装し、4月28日に洋室としてリニューアル

新型コロナ対策で他の宿泊施設と協力した。 2020年の1月後半から、新型コロナウイルスが集客に影響を与え始めました。修学旅行や企業など大口客のキャンセルが相次ぎ、前年比で約8割の減少になった時期もあります。 電話が鳴るたびにキャンセルの申し出で、ついには電話が全く鳴らなくなりました。ホテルには最大で約1300人が泊まれますが、宿泊客が十数人という日まであったのです。 それでも私たちは東日本大震災

宮城県漁業協同組合は4月1日、宮城県塩釜市内の3支所を統合する。第一、浦戸、浦戸東部の各支所で、新たに塩釜地区支所にする。組合員の減少が続き、単独の運営が困難になると判断した。支所統合は県漁協発足の2007年以来初めて。 拠点事務所は浦戸諸島行きの船が発着する「マリンゲート塩釜」に置く。現在の浦戸支所を出張所とし、浦戸東部支所は時間や曜日を限定して対応

宮城・福島両県を結ぶ阿武隈急行線の利用促進策や、今後の方向性について関係者が話し合う「在り方検討会」の初会合が29日、宮城県庁で開かれた。会議は両県や沿線自治体の担当者、有識者らで構成。2カ月に1度のペースで会議を開き、約2年間をかけて順次、検討策をまとめる。鉄道での運行を維持するかバス高速輸送システム（BRT）などに転換するかについて

仮設商店街と独立で再開した店舗の「格差」を感じるようになる。 東日本大震災から約1年後の2012年2月には宮城県南三陸町でも仮設商店街が開業しました。この時期は被災地での買い物が支援につながるという考え方が広がり、商店街には多くの人が集まりました。 一方で、仮設商店街の開業を待たずに独立店舗で復活した商店もありました。しかし震災前と比べて立地の良くない場所で再建した場合が多く、集客に苦戦する店も

8月6〜8日に仙台市で開催予定の2023年度の仙台七夕まつりで、中心街を彩る大型飾りの高さ制限が撤廃される。21、22年度は新型コロナウイルスの感染防止対策のために、地上から2メートル以上離して、見物客が触れられないようにしていた。足元の感染状況が落ち着いており、今後の対応についても段階的に緩和される見通しとなっていることから、コロナ以前の運用に戻す。 仙台七夕まつり協賛会が28日に役員会・実行

支援する側と助けられる側にミスマッチが発生することも知った。 海水を淡水化するシステムをホテルに導入したことで、それまで週2回しか入れなかった風呂を毎日使えるようになりました。それまではトイレも「できるだけ館外にある仮設トイレを使ってください」と依頼していたのですが、かなり自由度が増しました。 淡水化処理した水は水道水とほぼ変わらないとも聞きましたが、飲み水には公的な手続きが必要で、風呂やトイレ

百貨店の藤崎（仙台市）は東北新幹線を使って首都圏のデパ地下グルメなどを輸送して販売する取り組みを始める。まず30日から4月1日に実施し、その後は毎週土曜日に販売する。期間は9月30日までだが、利用状況によっては延長も視野に入れる。 JR東日本グループの新幹線配送サービス「はこビュン」を使って、午前6時40分に東京駅を出発する新幹線で仙台駅まで運び、店頭に並べる。過去のイベントで人気だった商

宮城県は27日、県内を走るJR東日本のローカル線に関する活性化検討会議の初会合を開いた。対象は2021年度の収支がいずれも赤字だった陸羽東線、石巻線、気仙沼線の3路線。利活用の促進策を話し合い、夏ごろに24年度の取り組みの方向性を決める。 会議には県の地域交通政策課や観光政策課

避難所の水不足を救ったのは大手自動車メーカーの支援だった。 東日本大震災が起きてからは様々な企業から援助を受けました。感謝しながら、その過程で学んだことを振り返ろうと思います。 震災から約4カ月は十分な量の水を確保できず、トイレや風呂も十分には使えずに苦労していました。食事の支度も不自由でした。そんな時期に大手自動車メーカーが給水車を毎日1台、ホテルへ配車してくれることになります。 本来は宮城県