沖縄の4月観光客数、22年比64%増 コロナ前の8割 九州・沖縄 5月29日 沖縄県が発表した4月の入域観光客数は前年同月比64%増の66万9900人だった。前年超えは17カ月連続。ただ外国客の回復遅れにより、新型コロナウイルス禍前の2019年4月との比較では21%少ない水準だった。 国内客に限ると19年4月を2000人上回る60万3100人だった。前年4月はゼロだった外国客は6万6800人が訪れたが、19年4月比では73%少なかった。 沖縄の4月観光客数、22年比64%増 コロナ前の8割
バスケ琉球、悲願のBリーグ初優勝 総合力で千葉J破る その他スポーツ 5月28日 三線(さんしん)の音楽が流れる。地元から駆けつけたブースターが声援を送る。「沖縄アリーナのよう」。桶谷ヘッドコーチ(HC)が話す雰囲気の中、琉球は伸び伸びとプレーした。岸本が3点シュートを決めれば、クーリーがゴール下の肉弾戦を制して打ち切る。 スタメンだけではない。途中出場の5人の得点は45と過半を占めた。「見てください。今日のセカンドユニット」。HCは目を細める。逆に千葉Jのベンチ組は僅か17 バスケ琉球、悲願のBリーグ初優勝 総合力で千葉J破る
沖縄のホテル正社員、コロナ禍で1割減 サービス縮小も 九州・沖縄 サービス・食品 5月25日 沖縄県ホテル協会(恩納村)は25日、ホテル従業員に関するアンケート調査結果を公表した。4月時点の県内ホテルの正社員数は、新型コロナウイルス禍前の2019年に比べ11%減の1139人となった。コロナ禍で従業員が他産業に流れる例が相次ぎ、サービスの縮小や稼働率の抑制といった影響を受けている実態が明らかになった。 調査は協会の正会員77施設を対象に4月に実施し23施設(30%)から回答があった。正社員 沖縄のホテル正社員、コロナ禍で1割減 サービス縮小も
那覇発着の海外クルーズ船、24年に初運航 定員4300人 九州・沖縄 グルメ&トラベル 5月25日 沖縄県で初となる県内発着の海外クルーズ船が2024年に就航する。日本へ寄港する国際クルーズ船では最大規模でマルタ船籍の「MSCベリッシマ」が同年1〜3月、沖縄の離島や台湾を巡る那覇港(那覇市)発着ツアーを計12回実施する。県外や海外の旅行客が空路で沖縄に来たうえで乗船する「フライ&クルーズ」の促進につながるため、県は沖縄での消費額向上を期待する。 MSCベリッシマの乗客定員は4300人。スイスに 那覇発着の海外クルーズ船、24年に初運航 定員4300人
シメは「やっぱりステーキ」 沖縄発、焼き加減は自分で 九州・沖縄 小売り・外食 グルメ&トラベル 5月25日 沖縄発のステーキチェーン「やっぱりステーキ」が店舗数を伸ばしている。飲酒後のシメに食べる沖縄の風習にヒントを得て、さっぱりした赤身肉をレアのみで提供し、焼き加減は客に委ねるスタイルを考案。サービスの徹底的な簡素化などで1食1000円を実現した。ステーキ界の常識を覆した低価格の背景には、理詰めの戦略がある。 那覇市の繁華街「国際通り」に面した店舗に修学旅行生が吸い込まれていった。「沖縄そばのお店と シメは「やっぱりステーキ」 沖縄発、焼き加減は自分で
再生医療培地、AIで解析 医薬品容器の阪神化成工業 北陸 富山 ヘルスケア 5月25日 医薬品容器製造の阪神化成工業(富山市)は2025年、再生医療用の実験装置を発売する。シャーレ(平皿)上の細胞培養の様子を人工知能(AI)で解析し、実験の効率を2倍に高める。医薬品の容器だけで収益を伸ばすのは難しいとみて新規事業を本格化する。薬価引き下げは医薬品メーカーだけでなく、包材など関連産業の経営戦略にも影響を及ぼしている。 阪神化成工業は1920年に富山県でガラス瓶を製造する個人企業として 再生医療培地、AIで解析 医薬品容器の阪神化成工業
沖縄電力、40億円の黒字に転換へ 値上げ認可で予想公表 九州・沖縄 環境エネ・素材 5月24日更新 沖縄電力は22日、2024年3月期の連結最終損益が40億円の黒字(前の期は454億円の赤字)になりそうだと発表した。19日に経済産業省から値上げが認可されたことを受け、業績予想を公表した。売上高は前の期比5%増の2347億円を見込む。ただ、配当については「今後の利益水準の見通し等を総合的に勘案する」として引き続き未定とした。 沖電は料金の値上げ申請中だった4月の決算発表時には「合理的な算定が困難 沖縄電力、40億円の黒字に転換へ 値上げ認可で予想公表
「節度ある」観光目指せ 玉盛雅治氏 私見卓見 5月24日 観光に活気が戻ってきた。2021年7月に世界自然遺産となった沖縄県の西表島(竹富町)も多くの来訪者でにぎわっている。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類となった今はオーバーツーリズム(観光公害)が再び問題化する前夜。全国各地の観光地にとって、「節度ある」観光を目指す良い機会である。 節度あるとは、要するに観光客数を制限することだ。私が観光バスや遊覧船を手がけている西表島では、世界自然遺 「節度ある」観光目指せ 玉盛雅治氏
おきなわFG、離島・座間味村のキャッシュレス化に挑む 地域金融 九州・沖縄 5月23日 沖縄銀行を傘下に置くおきなわフィナンシャルグループ(FG)が、離島の沖縄県座間味村のキャッシュレス化に挑んでいる。同村に企業版ふるさと納税500万円を寄付、村はこれを原資に事業者が支払うクレジットカードの決済手数料を補助する。決済端末も無償で貸与する。同FGが離島の10町村と結んだ包括連携協定の一環。企業版ふるさと納税の活用ノウハウを蓄積し、他の自治体にも広げていく考えだ。 おきなわFGは4月、 おきなわFG、離島・座間味村のキャッシュレス化に挑む
コロナ最多、沖縄の教訓 病床情報を共有して役割分担 新型コロナ 九州・沖縄 5月21日 3年余りの新型コロナウイルスの流行で人口あたりの感染者数が最も多い沖縄県。海に囲まれ、医療資源が限られる中、初期段階から病床の使用状況をリアルタイムで共有し、県の対策本部に入院調整を一元化して患者の「たらい回し」を最小限に抑えた。感染拡大を抑制できず、病床使用率が100%を超える時期があるなど綱渡り状態だったが、次の感染症対応に役立つ教訓がある。 「一丸となって難局を乗り越えてきた。この知見を今 コロナ最多、沖縄の教訓 病床情報を共有して役割分担