内田邦夫氏 26歳で社長、戦術は老練 相場師列伝 2月23日 先代の内田茂吉は生っ粋の兜町育ちである。小学校を卒業すると東株の有力仲買人・藤田英次郎商店に入り、場立ちとして辣腕をふるったあと角丸商会専務となる。浅野財閥の浅野総一郎や藤山コンツェルンの藤山雷太らの知遇を得て独立、大東証券を旗揚げするが、昭和22年2月に急逝する。この時邦夫はまだ26歳の若輩であったが、社長に担がれる。 「同時に代表予備軍として渡辺芳雄常務を専務取締役に選任、さらに井上倉吉取締 内田邦夫氏 26歳で社長、戦術は老練
銅の国際価格、上値重く 米中が翻弄 2月22日 銅の国際価格の上値が重い。米中関係が改善するとの期待感から投資家に買い支えられ年初から反発基調にある。だが、最大消費国の中国で景気失速感が鮮明になってきたほか、世界経済のけん引役だった米国にも不安材料が浮上。米中貿易摩擦の解決に向けた道筋もまだ不透明だ。銅は景気に敏感で世界経済の先行きを嗅ぎとる。力強さを欠く上昇ぶりは、米中に翻弄される投資家心理を映している。 国際価格の指標となるロンドン金属取 銅の国際価格、上値重く 米中が翻弄
円相場、月内動かず? 予想変動率1年2カ月ぶり低水準 2月22日 外国為替市場で円相場が膠着している。1ドル=104円台の急速な円高が進行した1月初から2月中旬にかけて111円台まで戻してきたが、ここ一週間ほどは110円台にとどまり、狭い値幅を行ったり来たりしている。為替の先行きが今後1週間でどれだけ動くかを示す予想変動率は1年2カ月ぶりの水準まで低下。市場では材料難から月内は動きづらいとの見方が優勢になっている。 22日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル 円相場、月内動かず? 予想変動率1年2カ月ぶり低水準
過剰流動性相場の復活か 豊島逸夫の金のつぶやき 2月22日 欧米製造業の不振をだめ押しのように市場に印象づける経済指標発表が21日、相次いだ。 ユーロ圏景気の先行指標となるドイツの製造業の購買担当者景気指数(PMI)は、2月速報値が47.6と、景気の拡大・縮小の判断となる50を割り込んだ。約6年ぶりの低水準となる。 タイミングも悪い。 17日に閉幕したミュンヘン安全保障会議では、ペンス米副大統領が講演で、欧米のそれまでの同盟関係に一線を画す姿勢を改めて強調したば 過剰流動性相場の復活か
みずほ、銀・信・証をワンフロアに R&I ファンド情報 2月22日 「銀行、信託、証券の連携が目に見えるかたちとなり、Oneみずほを象徴する店を作りたかった」(清水英嗣執行役員)――。みずほ銀行の吉祥寺支店は2017年7月に改装された同行の次世代店舗だ。新たな店づくりの狙いは支店が入る建物の1階に勢ぞろいした銀行、信託(みずほ銀行による代理店)、証券の相談ブースに込められている。 ■Oneみずほを見える化 みずほグループは00年9月に誕生した後も組織の再編などに手間取 みずほ、銀・信・証をワンフロアに
新興国株が反転上昇 インドネシア株が首位 投資番付 2月21日 昨年は米国の利上げ加速で総崩れとなった新興国株で運用する投資信託だが、最近は反転上昇が目立っている。純資産残高10億円以上の全投信を対象に過去3カ月間の上昇率をランキングしたところ、インドネシア株やブラジル株で運用する投信が上位に並んだ。 首位は20%上昇した「インドネシア株式オープン」。運用するイーストスプリング・インベストメンツによると米中貿易摩擦の懸念後退や原油価格の下落傾向、米利上げの一 新興国株が反転上昇 インドネシア株が首位
FRB、資産縮小停止を前倒し 市場関係者の見方 NQNスペシャル 2月21日 米連邦準備理事会(FRB)が20日公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1月29~30日開催分)によると、保有資産を縮小する「量的引き締め」についてほぼ全ての参加者が「終了時期は2019年中」とみていることがわかった。世界景気の不透明感が増しており、当初の想定よりも大幅に早く終結する。日本の株式や外国為替相場への影響を東京市場の関係者に聞いた。 <株式> ■「想定の範囲内、日本株は年後半から下落へ」 FRB、資産縮小停止を前倒し 市場関係者の見方
3月円高の経験則、今年も? 米金融規制強化も影響 2月20日 今年も3月末にかけて円高になるか――。外国為替市場で関心が集まっている。2月以降、3月末に向けて円が買われやすいという経験則があるからだ。実際、2018年まで3年連続で2~3月に円高になった。19年の場合、2月に入り現在までは円安基調だが、年度末に向けた円売りの持続性に疑問を指摘する声もある。 過去3年間、2~3月に進んだ円の対ドル上昇幅(1月と3月の月末値の比較)は、16年が約8円80銭、17 3月円高の経験則、今年も? 米金融規制強化も影響
ポンド、上昇に弾み 対円では3カ月ぶり高値 「合意なき離脱」回避に期待 NQNスペシャル 2月20日 外国為替市場で英ポンドの上昇に弾みがついている。20日には対ドル、対円ともに19日の海外取引時間帯の高値を上回った。特に日経平均株価の上昇を背景に弱含んだ円に対する上昇が鮮明で、対円では一時1ポンド=145円ちょうど近辺と2018年11月末以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。英国の欧州連合(EU)離脱について「合意なき離脱」が回避できるとの期待が買いを後押ししたようだ。 ポンド買いを誘ったきっかけ ポンド、上昇に弾み 対円では3カ月ぶり高値 「合意なき離脱」回避に期待
業績見通し好調でも株価軟調 電機や人材派遣が上位 投資番付 2月20日 3月期企業の2018年4~12月期決算が出そろった。19年3月期の業績見通しが好調にもかかわらず、株価が軟調な銘柄をランキングしたところ上位には電気機器や人材派遣会社などが目立った。 東証1部(金融を除く)の3月期決算企業で、時価総額が1000億円以上が対象。19年3月期の営業利益(会社予想)が増益見通しの企業のうち、18年3月末に比べて株価下落率が大きい順に並べた。 首位はシャープだった。この 業績見通し好調でも株価軟調 電機や人材派遣が上位