イラン核合意、米復帰に高い壁、条件の違い鮮明に 北米 ヨーロッパ 中東・アフリカ 12月17日 【ウィーン=細川倫太郎、イスタンブール=木寺もも子】米国の離脱で崩壊の瀬戸際にあったイラン核合意の「復活」へ向けた動きが始まった。次期米大統領に就任するバイデン氏は復帰に意欲を示し、イランも義務を履行する用意を表明した。両者が求める条件やタイミングを巡る意見の隔たりは大きく、道のりは険しい。 核合意の当事国である英独仏中ロとイランは16日、オンラインで次官級の会合を開いた。ロシアの在ウィーン国際 イラン核合意、米復帰に高い壁、条件の違い鮮明に
イラン、圧力緩和に期待 最高指導者は反米強調 トランプ政権 イラン情勢 中東・アフリカ 11月8日 【イスタンブール=岐部秀光】イランのハメネイ最高指導者は7日、米大統領選の動向について「米国のリベラル民主主義の醜い側面」を示していると述べ、反米姿勢を改めて強調した。一方で米トランプ政権による「最大限の圧力」で政治的孤立と経済の苦境に追い込まれたイランは、民主党のバイデン政権の誕生による事態の好転に期待をにじませている。 ハメネイ師は「米国の状況や選挙について彼らが語っていることには驚かされる イラン、圧力緩和に期待 最高指導者は反米強調
米の「和平案」が新たな火種 石油足りて関心低下 中東・アフリカ 2月14日 トランプ米大統領が1月28日に示したイスラエルとパレスチナの和平案について、イランの最高指導者ハメネイ師はツイッターで「トランプの余命より短い(間に消える)だろう」と皮肉った。 トランプ氏の和平案は帰属が争われている聖地エルサレムを「不可分の首都」と認めるなど、イスラエル寄りの内容だった。体制安定のためトランプ政権と親密な関係を保ちたいサウジアラビアをはじめ、パレスチナ市民の「同胞」のアラブ諸国 米の「和平案」が新たな火種 石油足りて関心低下
イラクの米大使館にロケット弾 米イラン緊張再燃も イラン緊迫 中東・アフリカ 1月27日 【ドバイ=小川知世、ワシントン=中村亮】イラクの首都バグダッドにある米大使館の敷地内に26日、ロケット弾が着弾した。米国とイランの対立が先鋭化する発端となったイラクにある米軍駐留拠点への攻撃から1カ月。全面衝突を避けたい米イランは一旦矛を収めたものの、対立の構図は変わらないままだ。新たな攻撃により、緊張が再燃するリスクが改めて浮き彫りになった。 イラク治安当局は26日、バグダッド中心部の旧米軍管 イラクの米大使館にロケット弾 米イラン緊張再燃も
「言葉に気をつけろ」 トランプ氏、ハメネイ師を批判 イラン緊迫 中東・アフリカ 北米 1月18日 トランプ米大統領は17日、イランの最高指導者ハメネイ師について「米国と欧州について、いくつか不快な発言をしていた。言葉に気をつけるべきだ」とツイッターに投稿した。「イランのいわゆる『最高指導者』は、最近はあまり『最高』ではない。イランの経済は崩壊し、国民は苦しんでいる」とも強調した。 ハメネイ師は17日、2012年以来8年ぶりとなる金曜礼拝の演 「言葉に気をつけろ」 トランプ氏、ハメネイ師を批判
ハメネイ師、「反米」で結束呼びかけ 8年ぶり演説 イラン緊迫 中東・アフリカ 1月17日 【ドバイ=岐部秀光】イランの最高指導者ハメネイ師は17日、2012年以来8年ぶりとなる金曜礼拝の演説に立った。米軍に暗殺された革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の追悼に多数が集まり、イランが米軍への報復攻撃に成功したことは「神の手による歴史の転換点だった」と述べた。「米国とは対話しない」とも語り、「反米」での国民の結束を呼びかけた。 イランでは軍が8日に民間旅客機を誤って撃墜し ハメネイ師、「反米」で結束呼びかけ 8年ぶり演説
元皇太子がイラン批判 ハメネイ師に引退要求 中東・アフリカ 1月16日 【ワシントン=共同】1979年のイラン革命で国を追われた故パーレビ国王の息子レザ元皇太子が15日、米首都ワシントンのシンクタンクで講演し、現在のイスラム体制下では「指導部に改革を求めることは不可能」だと強調、最高指導者ハメネイ師は国民の利益のために「身を引くべき時だ」と引退を求めた。 レザ氏は米国を拠点にしているが、公開の場で発言するのは珍しい。イランで反政府デモが頻発し国民の不満が噴出する中、 元皇太子がイラン批判 ハメネイ師に引退要求
イランデモ、最高指導者にも矛先 撃墜関連で数人を逮捕 イラン緊迫 中東・アフリカ 1月14日 【ドバイ=岐部秀光】イラン革命防衛隊がウクライナ国際航空の旅客機を撃墜したことに抗議する市民らのデモが止まらない。米軍に殺害された革命防衛隊の司令官の追悼一色だった雰囲気が一転、デモの矛先は最高指導者ハメネイ師にも向かう。米国の制裁による経済不振への不満も強い。米国とイランは全面衝突の危機をひとまず回避したが、イラン情勢の不安定化が中東の混迷を深める懸念が浮上してきた。 イラン司法府の報道官は1 イランデモ、最高指導者にも矛先 撃墜関連で数人を逮捕
イラン反政府デモ続く 発砲の情報も、国連総長が憂慮 イラン緊迫 中東・アフリカ 1月14日 【アブダビ=木寺もも子、ニューヨーク=吉田圭織】イランの首都テヘランで13日、3日目となる反政府デモが起きた。同国の革命防衛隊がウクライナ国際航空の旅客機を誤って撃ち落とし、当初は否定していたことを巡り学生らが「嘘つき」などと批判した。最高指導者のハメネイ師ら指導部の辞任を求める声も上がった。デモ隊への発砲でけが人が出たとの情報もあり、国連のグテレス事務総長は13日、「憂慮すべきだ」と懸念を表明 イラン反政府デモ続く 発砲の情報も、国連総長が憂慮
今日の株価材料(新聞など・9日) 中東緊迫、千代建など出張禁止・自粛 1月9日 ▽トランプ氏、軍事力行使望まず 対イラン追加制裁表明(日経電子版) ▽イラク首都にロケット弾、死傷者なし ロイター報道(同) ▽イラン報復緊張一段と 米軍駐留基地にミサイル ハメネイ師「米に平手打ち」(各紙) ▽中東緊迫、企業に影 千代建(6366)や三井物(8031)、出張禁止・自粛(各紙) ▽首相「外交努力重ねる」 自衛隊派遣変更せず(各紙) ▽茂木外交、首相戦略と一体 米訪問、中東情勢協議へ 東南アも 今日の株価材料(新聞など・9日) 中東緊迫、千代建など出張禁止・自粛