ナワリヌイ氏弾圧に手を貸すロシアの裁判所 (FT) FT 2月24日 ニュースサイト「メディアゾーナ」の編集長として、セルゲイ・スミルノフ氏はロシアの司法制度の異様な実態を伝える報道で評価を築き上げた。 政権の意向に従う司法 今月、スミルノフ氏は幼い息子と歩いていたところを逮捕された。ツイッターで自分に関するジョークをリツイートして「違法な(反政府)デモを扇動した」との疑いがかかったためだが、ロシアの司法の実態を知る同氏にはほとんど驚きはなかった。 「この問題につ [FT]ナワリヌイ氏弾圧に手を貸すロシアの裁判所
ベラルーシ、体制維持へ後ろ盾強調 ロシアと首脳会談 ヨーロッパ 2月22日更新 【モスクワ=小川知世】ベラルーシのルカシェンコ大統領が強権的な体制を維持する構えを強めている。22日にロシアでプーチン大統領と会談し、後ろ盾である同国の支持を強調した。プーチン政権が国内の反体制派の封じ込めに動くなか、欧米に対抗して共闘を演出し、抗議への圧力を一段と高めるとみられる。 両首脳の会談はルカシェンコ氏の退陣を求める抗議が拡大していた2020年9月以来となる。ロシア南部ソチで開き、両国 ベラルーシ、体制維持へ後ろ盾強調 ロシアと首脳会談
ロシア、新型コロナの新規感染数が半分以下に ヨーロッパ 2月22日 【モスクワ=石川陽平】ロシアで新型コロナウイルスの新規感染者数が減少してきた。20日に発表された直近24時間の感染者数は1万3000人を下回り、ピーク時から半数以下に減った。反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏の裁判をきっかけに抗議運動が広がったが、プーチン政権は新型コロナ対策の成果を訴えて国民の支持をつなぎ留めたい考えだ。 保健当局によると、ロシアの新型コロナの新規感染者数は2020年夏にはいった ロシア、新型コロナの新規感染数が半分以下に
ロシア外務省報道官 北方領土問題「協議すらできない」 政治 ヨーロッパ 2月19日 【モスクワ=石川陽平】ロシア外務省報道官のザハロワ情報局長は18日、動画投稿サイト「ユーチューブ」のインタビュー番組で、日ロ間の懸案である北方領土問題について、領土割譲を禁じる憲法の新たな条項を念頭に「いかなる形であれ、このテーマを協議することさえできない。憲法があるからだ」と語った。ロシア外務省内で領土引き渡しに反対する強硬論が広がっていることをうかがわせた。 北方領土問題に関しては、プーチン ロシア外務省報道官 北方領土問題「協議すらできない」
北方領土交渉「粘り強く」 官房長官、プーチン氏発言で 政治 ヨーロッパ 2月15日 加藤勝信官房長官は15日の記者会見で、日ロ間の平和条約締結交渉について「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、引き続き粘り強く取り組みたい」と強調した。ロシアのプーチン大統領が改正憲 北方領土交渉「粘り強く」 官房長官、プーチン氏発言で
ロシア大統領 北方領土も「割譲禁止」の対象示唆か Think! 政治 ヨーロッパ 2月15日更新 【モスクワ=石川陽平】ロシアのプーチン大統領が同国メディア幹部との会見で、「日本との関係を発展したいし、発展していくが、基本法(憲法)に反することは一切しない」と語ったことが14日、明らかになった。憲法の領土割譲禁止条項を念頭に、北方領土の日本への引き渡しに応じない姿勢を示唆した可能性がある。 タス通信などロシアのメディア各社が14日、プーチン氏とメディア幹部の10日の会見内容を伝えた。2020 ロシア大統領 北方領土も「割譲禁止」の対象示唆か
ロシア「TikTok世代」の乱 反プーチンは希望か幻想か 坂井 光 編集委員 ヨーロッパ Nikkei Views 2月11日 ロシアの何の変哲もない高校の教室。1人の生徒が壁にかけられたプーチン大統領の肖像写真に手を伸ばし外した。新たにかけられたのは反体制指導者ナワリヌイ氏の写真だ。これは同国で広がった動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」での映像だ。 しばらくすると、同じような行為をする投稿が相次いだ。SNS(交流サイト)上で「ナワリヌイ」「デモ」が話題の上位になり、政権を批判したり、抗議運動への参加を呼び ロシア「TikTok世代」の乱 反プーチンは希望か幻想か
プーチン政権、強硬姿勢に拍車 反体制派実刑 批判に反発 ヨーロッパ 2月7日 【モスクワ=石川陽平】ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏への実刑を巡り、プーチン政権の強硬姿勢に拍車がかかってきた。プーチン大統領は国民からの信頼低下や米欧からの厳しい批判に直面する。政権は内政の不安定化を懸念し、弾圧を強めている。 ナワリヌイ氏に3年半の懲役刑が下った裁判から3日後の5日、モスクワでは同氏に対するもう一つの裁判が開かれた。2日の執行猶予の取り消しに続き、今度は退役軍 プーチン政権、強硬姿勢に拍車 反体制派実刑 批判に反発
首相、日ロ交渉「着実に進める」 北方領土の日 政治 2月7日 菅義偉首相は7日、都内で開いた北方領土返還要求全国大会にビデオメッセージを寄せた。ロシアとの平和条約交渉に関し「これまでの両国間の諸合意を踏まえて今後も着実に交渉を進める」と述べた。大会アピール(声明)は北方四島について「法的根拠のないままに75年間占拠され続けていることは誠に遺憾だ」と指摘した。 2019年と20年のアピールではロシアとの交渉に影響を与えないよう「不法占拠」との文言を避けた。今 首相、日ロ交渉「着実に進める」 北方領土の日
プーチン氏、ベラルーシ流で政権批判封じ込め 池田 元博 編集委員 ヨーロッパ Nikkei Views 2月5日 モスクワの裁判所は2日、拘束中の反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が過去の事件で受けた執行猶予の判決を実刑に切り替えると決定した。同氏の釈放を求める抗議行動はロシア国内に広がっており、プーチン政権がデモ参加者らを大量に拘束する事態。旧ソ連の隣国ベラルーシさながらの強権的な手法といえる。 神経剤で襲撃されたとみられるナワリヌイ氏は今年1月中旬、療養先のドイツから帰国。直後に身柄を拘束された。 プーチン氏、ベラルーシ流で政権批判封じ込め