経済覇権、150年ぶり交代 競うのは主義でなく賢さ パクスなき世界 経済 9月7日 人類共通の課題を一つの国だけですべて解決できると思いますか――。 「中国のワクチンができたら優先配分してほしい」。フィリピンのドゥテルテ大統領は7月に「米中のいずれとも対峙するつもりはない」と表明し、中国による南シナ海での軍事施設を容認する姿勢を示した。中国外務省報道官はすぐに「賛同する。ワクチンも優先的に考慮する」と応じた。 フィリピンが米中を露骨にてんびんにかけるほど、新型コロナウイルスによ 経済覇権、150年ぶり交代 競うのは主義でなく賢さ
人類が初めて同時に共有、コロナという恐怖 パムク氏 パクスなき世界 9月6日 新型コロナウイルスによる危機をきっかけに世界は不連続の時代に入りました。あすはきのうの延長線上になく、古代ローマでパクスと呼ばれた平和と秩序の女神のいない世界が広がります。「パクスなき世界」のあすを考えるための視座をどこに置くべきでしょうか。西洋とイスラム世界を対比した作品を執筆し、2006年にノーベル文学賞を受賞したトルコ人作家、オルハン・パムク氏に新型コロナが現代に投げかけた意味を聞きました 人類が初めて同時に共有、コロナという恐怖 パムク氏
不連続の未来へ 「パクスなき世界」を考える パクスなき世界 経済 9月5日 「Pax(パクス)」――。古代ローマの人々は平和と秩序の女神をこう呼びました。「パクス・ロマーナ(ローマによる平和)」から「パクス・アメリカーナ(米国による平和)」まで、繁栄の歴史を象徴する存在です。 そして2020年。新型コロナウイルスの危機が私たちに突きつけた現実は、パクスのいない世界でした。格差や対立、不信や矛盾があぶり出され、世界の変化が加速しています。 新連載「パクスなき世界」には、み 不連続の未来へ 「パクスなき世界」を考える
ノーベル賞作家「誇り奪う」 世界遺産のモスク化で 中東・アフリカ 7月11日更新 【イスタンブール=木寺もも子】世界遺産アヤソフィアをモスクとするトルコ政府決定について、同国初のノーベル文学賞作家、オルハン・パムク氏は「世俗主義国家としての国民の誇りを奪われた」と批判した。10日、日本経済新聞の取材に応えた。 パムク氏はアヤソフィアについて「(建国の父)アタチュルクが(宗教的に中立の)博物館としたの ノーベル賞作家「誇り奪う」 世界遺産のモスク化で
軍事と共に歩んだ天文学史 日経読書面今週の5冊 12月17日 毎週土曜日付の日本経済新聞の読書面で、評者の署名入り書評を掲載した本を紹介します。書評は日経電子版で読むことができます。 ◇ ◇ ◇ 宇宙の地政学(上・下) ニール・ドグラース・タイソンほか著 >>日経電子版で書評を読む 「軍事と共に歩んだ天文学史」 赤い髪の女 オルハン・パムク著 >>日経電子版で書評を読む 「現実と虚 軍事と共に歩んだ天文学史 日経読書面今週の5冊
赤い髪の女 オルハン・パムク著 読書 12月14日 1980年代から現代まで急激に変貌するイスタンブルを背景に、作家を志しながら地質調査技師となり、さらに建設業者として身を立てる主人公ジェムの人生が綴(つづ)られる。物語の核心は「父」「息子」「妻/母」の三角関係だ。ジェムが高校1年のとき、父親が失踪する。父は政治活動をしており、以前にその関係で警察に勾留されたが、今回はどうやら女性関係のようだ。しかし、詳しいことはわからない。母の態度からそう察し 赤い髪の女 オルハン・パムク著
また一つ、取りえがなくなった(鈴木幸一氏) 経営者ブログ コラム(ビジネス) 11月26日 子供の頃から褒められる言葉といえば、「おおらか」「やさしい」といった形容がつくことはあっても、およそ「きちょう面」といった類の言葉で形容されたことが一度もない。誰も気付いてくれないのだが、私にも「きちょう面」という言葉が似合う行動が1つある。 なにはともあれ、「約束した時間は絶対守る」のである。「時間だけは」と強調すれば、気付いてくれるかもしれないのだが、およそ人を待たせることは、ほとんどない。 また一つ、取りえがなくなった
「文明の平和共存」を求めて 時論・創論・複眼 8月29日 泥沼化したシリア内戦や「イスラム国」(IS)などの過激派勢力の台頭で、中東情勢は混乱を深めている。軍事介入した欧米諸国は、大規模な難民の流入やテロ攻撃による報復に直面し、一部にはイスラム教徒への偏見がはびこる。イスラム世界と西洋の「文明の衝突」に出口はあるのか。両文明の交差点であるトルコから、異文化間の摩擦や共存を題材に小説を書き続けてきた同国人初のノーベル文学賞作家、オルハン・パムク氏に聞いた。 「文明の平和共存」を求めて
地域間格差なき日本の誇り(鈴木幸一 IIJ会長) 経営者ブログ コラム(ビジネス) 8月8日 真夏の太陽は薄い雲に隠れているものの、大気が重くなるほどの熱を持った湿気が身体にまとわりつく。週末の朝、ふと机に積んだままの本に目がいき、読みだしたら、いつの間にか日暮れになっていた。どの国の物語であろうと、身を粉にして働くほか生きる術がなかった時代のことが語られている書物は、ついつい吸い寄せられるように読み続けてしまう。戦後70年を超えて、「豊かさ」が当たり前になり、それでもなお豊かさを追求す 地域間格差なき日本の誇り
アジアニュース トルコ大手紙、ノーベル賞作家のインタビュー掲載見送り 2月15日 【イスタンブール=佐野彰洋】トルコの大手紙ヒュリエットが、大統領に広範な権力を集中させる憲法改正案への反対を表明したノーベル賞作家オルハン・パムク氏へのインタビュー記事掲載を取りやめていたことが14日明らかになった。 トルコのニュースサイト「T24」が報じた。記事は13日付で掲載予定だったという。改憲の是非を問う国民投票の実施が4月16日に決まり、政権に配慮した自主規制か、政権の圧力を受けた判断 アジアニュース トルコ大手紙、ノーベル賞作家のインタビュー掲載見送り