米、日豪印とアジアへのワクチン配布で協力へ (FT) 新型コロナ 北米 中国・台湾 FT 3月4日 米国は日本、インド、オーストラリアと協力し、中国の影響力拡大に対抗する広範囲な戦略の一環として、アジア諸国に新型コロナウイルスのワクチンを配布する計画を進めている。 米政権はここ数週間にわたり、外交・安全保障構想である日米豪印の枠組み(英語で4を意味する)「QUAD(クアッド)」関係国と協議を重ねてきた。協議内容に詳しい関係者6人が明らかにした。 事情に詳しい2人の関係者によると、近く発表するこ [FT]米、日豪印とアジアへのワクチン配布で協力へ
バイデン政権の対中外交 対決か協調か 米中衝突 バイデン政権 政治 2月5日更新 1月に発足したバイデン米政権の対中政策を世界が注視する。当面はトランプ前政権が進めた強硬路線を維持すると主張するものの、気候変動問題などでは中国との協力も探る。日本の安全保障環境や国際秩序に大きな影響を与える米中関係の変化について有識者に聞いた。 「競争」と「忍耐」の併存関係に 兼原信克氏 元内閣官房副長官補 バイデン大統領の民主党は上下両院で多数を押さえた。共和党による歯止めはかからず、民主党 バイデン政権の対中外交 対決か協調か
ミャンマー、狙い澄ましたクーデター 直前に中国と接触 Think! 中国・台湾 東南アジア 2月4日更新 1日のミャンマー国軍によるクーデターは、狙い澄ましたかのようなタイミングで起きた。任期切れが迫る国軍総司令官はアウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党が圧勝した総選挙結果に不満を募らせ、クーデター直前に中国側と接触した。クーデターは軍政回帰の危機だと国際社会から強い批判を浴びており、バイデン米政権にとって大きな試練となる。 「国軍は憲法を順守する」。1月末、ミン・アウン・フライン国軍総司令官 ミャンマー、狙い澄ましたクーデター 直前に中国と接触
一つの対中政策で結束を (FT) 米中衝突 バイデン政権 フィリップ・スティーブンズ 中国・台湾 FT FT commentators 1月27日 米国に新しい大統領が誕生した。これをきっかけに、西側諸国には新しい対中政策が求められている。米中関係は今後数十年以上にわたって世界の地政学の行方を大きく変えていく。バイデン米大統領が率いる新政権はそれを定義づけるチャンスを手にしている。 中国は経済的なパートナーか、それとも競合する大国か。どちらを志向するかは、西側諸国の中国との接し方に関して最も頻繁に持ち上がる質問だ。ビジネスと政治戦略を天秤( [FT]一つの対中政策で結束を
バイデン外交が探る新たな「アジア・リバランス」 バイデン政権 Asia Analysis 中国・台湾 東南アジア コラム 1月26日 トランプ前大統領の扇動が招いた米連邦議会占拠事件の衝撃が冷めやらぬなか、1月20日に就任したバイデン新大統領。民主主義や人種差別、貧富の格差など国内問題に焦点を当てた就任演説が、ようやく対外関係に触れたのは、終盤に差し掛かってからだった。 「同盟関係を修復し、もう1度世界に関与していく」。第2次世界大戦後、自由主義陣営の盟主として時に行き過ぎとも思える介入姿勢を是としてきた超大国の指導者があえて バイデン外交が探る新たな「アジア・リバランス」
「バイデン政権と関係強化」ASEAN外相会議声明 バイデン政権 東南アジア 1月21日更新 【シンガポール=中野貴司】東南アジア諸国連合(ASEAN)は21日、オンラインで外相会議を開いた。会合後に議長国のブルネイが発表した声明には「米国との戦略的なパートナーシップをさらに強化するため、バイデン新政権と協働していきたい」との表現を盛り込んだ。トランプ前米大統領は東アジア首脳会議を4年連続して欠席するなどASEAN軽視の姿勢が目立っていたこともあり、新政権への期待を明確に打ち出した。 声 「バイデン政権と関係強化」ASEAN外相会議声明
日米外交、ボトムアップへ回帰 オバマ時代の知日派基盤 米大統領選 北米 政治 1月20日 米国で民主党のバイデン前副大統領が20日、第46代大統領に就任する。外交や安全保障を担う幹部にオバマ政権を支えたスタッフを多く起用した。日米の外交は首脳会談で方針を決するトップダウン型から事務レベルや担当閣僚が議論を積み上げるボトムアップ型に回帰する。 茂木敏充外相はバイデン新政権の顔ぶれについて「これまで政権内で具体的に仕事をしてきた方が多い。日本政府との関係が深い方々が含まれている」と語る。 日米外交、ボトムアップへ回帰 オバマ時代の知日派基盤
バイデン次期政権、中国担当高官にベテラン バイデン次期政権 北米 1月16日 【ワシントン=共同】バイデン次期米大統領の政権移行チームは15日までに、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の中国担当上級部長に、オバマ前政権時代にNSC高官などを歴任したローラ・ローゼンバーガー氏を起用すると発表した。トランプ政権下で「新冷戦」と評されるまで悪化した米中関係のかじ取りを担う。 NSCに新設するアジアを含むインド太平洋地域の政策を統括する「インド太平洋調整官」に、オバマ前政 バイデン次期政権、中国担当高官にベテラン
米国のインド太平洋調整官新設「歓迎したい」 茂木外相 米大統領選 北米 政治 南西ア・オセアニア 1月15日 茂木敏充外相は15日の記者会見で、米国のバイデン次期大統領がホワイトハウスに「インド太平洋調整官」を新設するのを「歓迎したい」と述べた。「インド太平洋地域を重視する次期政権の姿勢の表れ」と評価した。 調整官に就くカート・キ 米国のインド太平洋調整官新設「歓迎したい」 茂木外相
新設「インド太平洋調整官」に知日派キャンベル氏 バイデン次期政権 1月14日更新 米コンサルティング会社のアジア・グループは13日、バイデン次期米大統領がホワイトハウスに新設する「インド太平洋調整官」のポストに同社の会長兼最高経営責任者(CEO)のカート・キャンベル元米国務次官補が起用されると発表した。知日派として知られる同氏の起用には、中国が台頭するなか日本を含む同盟国との連携強化を進めたい次期政権の狙いが鮮明だ。 インド太平洋調整官のポストは米国家安全保障会議(NSC)に 新設「インド太平洋調整官」に知日派キャンベル氏