政策に「時間コスト」の意識を 経済教室 2月16日 新型コロナウイルス感染症の第3波の拡大と、2回目の緊急事態宣言により、経済には再び強いブレーキがかかった。企業倒産や解雇などにより、生活に困窮する人が続出する可能性がある。 政策に「時間コスト」の意識を
ポール・ローマーと経済成長の謎 デヴィッド・ウォルシュ著 読書 3月21日 本書は現代経済学の形成過程をドキュメント風に見事に描いた読み物だ。原書のタイトルは「知識と諸国民の富――経済学的発見のストーリー」で、ノーベル経済学者のポール・ローマーだけを扱った著作ではない。世界的に有名な経済学者(ロバート・ルーカス、グレゴリー・マンキュー、ポール・クルーグマンら)がほとんど登場し、日本での知名度は低いものの重要な仕事をしている若手の経済学者があちこちに顔を出す。にもかかわら ポール・ローマーと経済成長の謎 デヴィッド・ウォルシュ著
日本でも米有名大学の教科書 採用大学を出版社が支援 前田 裕之 11月4日 経済学の教科書を買わない学生が増え、逆風が吹く中でも健闘している教科書シリーズがある。 グレゴリー・マンキュー米ハーバード大学教授の『マンキュー経済学1 ミクロ編(第4版)』、『マンキュー経済学2 マクロ編(第4版)』、『マンキュー入門経済学(第3版)』(東洋経済新報社、地主敏樹ほか訳、いずれも2019年10月)は人気シリーズの最新版だ。大学の学部レベルの内容で、シリーズ共通の「学生への序文」で 日本でも米有名大学の教科書 採用大学を出版社が支援
トランプ氏、FRB人事再考へ 側近2人の起用断念 トランプ政権 経済 北米 5月3日 【ワシントン=河浪武史】トランプ米大統領は2日、米連邦準備理事会(FRB)理事への起用を検討した経済評論家のスティーブン・ムーア氏が、指名を辞退したと発表した。ムーア氏は大統領選でトランプ陣営を支えた側近の一人で、トランプ氏に同調して利上げにも強く反対していた。トランプ氏は自身に近い元実業家の理事起用も断念したばかりで、FRB人事は再考が求められる。 トランプ氏は2日、ツイッターで「経済成長を重 トランプ氏、FRB人事再考へ 側近2人の起用断念
FRBに「トランプ派」続々 元実業家を理事に指名へ トランプ政権 経済 北米 4月5日 【ワシントン=河浪武史】トランプ米大統領は4日、米連邦準備理事会(FRB)理事に元実業家のハーマン・ケイン氏を指名する方針を明らかにした。ケイン氏はトランプ氏の政治資金団体を立ち上げた有力支援者で、利上げにも反対している。トランプ氏は自らに近い保守系評論家のスティーブン・ムーア氏も理事に指名する考えで、金融緩和を求めて人事面でFRBに圧力をかける。 トランプ氏が4日、ホワイトハウスで記者団に「ケ FRBに「トランプ派」続々 元実業家を理事に指名へ
「21世紀の資本論」 富裕税巡り米で論戦 5月18日 4月に米国で刊行されたベストセラーの経済学書を巡り、ブログ界で激しい論争が起きている。格差是正には富裕税を導入すべきだという趣旨のこの本。格差に反発するデモ隊がウォール街を占拠する事件が起こるなど、米政府や経済界にとっては敏感なテーマだけに、論争には収まる気配がない。 焦点の本はパリ経済学校のトマ・ピケティ教授が書いた「Capital in the Twenty-First Century(21 「21世紀の資本論」 富裕税巡り米で論戦