FBが示す利益優先、企業統治不在 フェイスブック問題 ラナ・フォルーハー ネット・IT 北米 FT FT commentators 12月27日 企業の好ましくない振る舞いが行き過ぎて、「意図的な不正行為」となる境界線はどこにあるのだろうか。 米フェイスブック(FB)が、多くの大企業(米アップル、米アマゾン・ドット・コム、米マイクロソフトを含む)にユーザーの個人データを利用させていたことがこのほど明るみに出た。同社は、利用者の個人情報は守ると約束してきたにもかかわらずだ。これを受け、米国と欧州の規制当局や政治家は、FBについての「境界線」 FBが示す利益優先、企業統治不在
米IT大手、結束から対立へ 利害が不一致 FT 11月26日 筆者は先日、IT(情報技術)業界の波乱の1年について話し合うために、シリコンバレー最大級の企業のストラテジストに会った。世間からの信頼の喪失、従業員の反乱、規制強化の脅威などに見舞われ、2018年はIT大手にとってかなり厳しい年だった、ということで我々は同意した。 だが、それほど目立たない破綻は、IT企業同士の関係の破綻だったとこのストラテジストは言い、「コンシャス・アンカップリング(意識的なカ 米IT大手、結束から対立へ 利害が不一致
フェイスブック 民主主義より利益を優先 ラナ・フォルーハー ネット・IT 北米 FT FT commentators 11月22日 米フェイスブック(FB)の利用者数は全世界で22億7000万人。中国の総人口よりも10億人近く多い。同社が一国の政府より上位にいるかのように振る舞い続けてきたのは、そのせいかもしれない。 2016年米大統領選挙へのロシア介入疑惑が深まる中、FBは人々の対立をあおるような投稿を拡散させたとの責任を問われているが、14日の米ニューヨーク・タイムズ(NYT)のFBに関する調査報道は、本件についてFBの フェイスブック 民主主義より利益を優先
テクノ冷戦の足音(大機小機) 11月1日 ペンス米副大統領による話題の対中政策演説のなかで、あるハイテク企業が名指しで警告されている。米グーグルだ。「中国共産党の検閲を強化し人々のプライバシーを侵害するような『ドラゴンフライ』の開発を直ちに中止すべきだ」 グーグルは2010年まで、自主的な検閲をしながら中国でインターネット検索サービスを提供してきた。「検閲には協力できない」と10年に撤退したのだが、ここに来て再進出の話が持ち上がっている テクノ冷戦の足音(大機小機)
Mrヤフー、栄光と落日 ネット興亡記 第1部 7月28日 1995年12月、東京大学の3年生だった孫泰蔵は兄・孫正義の自宅に招かれた。15歳も年齢が離れた兄弟の夕食は泰蔵の就職の話になった。泰蔵は「特にやりたいことがない」と話す。 ■「ジェリー・ヤンに会いたい」 「相変わらずやのぅ。でも、言うとくけど、うちには入れたらんからな」。正義は弟をたしなめると、話題を少し変えた。 「これからインターネットが世界を変えていくぞ。おまえ、ヤフーって知ってるか。おまえ Mrヤフー、栄光と落日
メルカリ、創業者の手紙は「シリコンバレー流」 ニュースこう読む コラム(ビジネス) スタートアップ 北米 5月17日 フリーマーケットアプリを開発・運営するメルカリ(東京・港)の新規上場が決まった。14日の上場承認に際して公表した文書のなかで注目を浴びたのが、山田進太郎会長兼最高経営責任者(CEO)がしたためた「創業者からの手紙」だ。文面からはグーグルなどの有力インターネット企業を生み出した米シリコンバレーを強く意識していることが伝わってくる。 ホームページなどを通じて公開した手紙はおよそ1400文字。山田会長 メルカリ、創業者の手紙は「シリコンバレー流」
膨張グーグル 後見なき船出 シュミット氏退任へ ネット・IT 北米 12月22日 米グーグルの持ち株会社アルファベットは21日、エリック・シュミット会長が2018年1月に退任すると発表した。同氏と歩んだ17年。グーグルは世界的な大企業に膨張し、同氏は若い企業を「大人の視点」で監督するシリコンバレー流ガバナンスの先駆者となった。その後見人の退任は、新たな変化の荒波にさらされるグーグルの今を象徴する。 「最新の科学や技術、慈善活動に時間を費やすことを楽しみにしている」。21日、シ 膨張グーグル 後見なき船出 シュミット氏退任へ
グーグル成長の立役者、シュミット会長退任 ネット・IT 北米 12月22日 【シリコンバレー=中西豊紀】米グーグルの持ち株会社アルファベットは21日、エリック・シュミット会長が2018年1月付けで退任すると発表した。同氏は2001年にグーグルに最高経営責任者(CEO)として入社、04年のナスダック市場への上場や15年のアルファベットへの組織再編成で陣頭指揮をとるなどグーグルを世界有数の企業に育て上げた。 シュミット氏は取締役兼テクニカルアドバイザーとして会社には残る。退 グーグル成長の立役者、シュミット会長退任
世界を変えた天才に学ぶ「思考の習慣」 8月12日 国内で1日に刊行される新刊書籍は約300冊にのぼる。書籍の洪水の中で、「読む価値がある本」は何か。書籍づくりの第一線に立つ日本経済新聞出版社の若手編集者が、同世代の20代リーダーに今読んでほしい自社刊行本の「イチオシ」を紹介するコラム「若手リーダーに贈る教科書」。今回の書籍は「超ロジカル思考 『ひらめき力』を引き出す発想トレーニング」。ロジカル(論理的)に考えるだけでは解決しない課題に取り組むた 世界を変えた天才に学ぶ「思考の習慣」
チャンスの可能性広げる 世界の仲間とコラボ 4月15日 本書の前半で2025年の「暗い未来のシナリオ」を描いた著者は、「ピンチは常にチャンスと表裏一体の関係にある」とも述べています。世界の50億もの人々がインターネットを通じて結びつき、皆で力を合わせて難しい課題に取り組む時代がやってくる可能性もある、のです。 チャンスの可能性広げる 世界の仲間とコラボ