アルゼンチン新政権、債務交渉で強硬姿勢 10日発足 北米 中南米 12月9日 【ブエノスアイレス=外山尚之、ニューヨーク=宮本岳則】南米アルゼンチンで10日、左派の新政権が発足する。経済が低迷する中、約3400億ドル(約36兆7千億円)にのぼる政府債務への対応が焦点で、まずは国際通貨基金(IMF)との交渉が待ち構える。管轄の経済相にはIMFに批判的な経済学者が就任し、新政権は強硬姿勢でのぞむとみられる。 アルベルト・フェルナンデス次期大統領は6日、経済相にマルティン・グス アルゼンチン新政権、債務交渉で強硬姿勢 10日発足
アルゼンチン次期政権、経済相に対IMF強硬派 中南米 12月7日 【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス次期大統領は6日、10日に発足する新政権の閣僚名簿を発表した。債務問題を担当する経済相には、財政規律を重視する国際通貨基金(IMF)に批判的なエコノミスト、マルティン・グスマン氏を指名した。グスマン氏は債務返済や国債利払いの猶予を主張しており、IMFや海外投資家との交渉が激しくなりそうだ。 フェルナンデス氏は記者会見で、財務や経済政 アルゼンチン次期政権、経済相に対IMF強硬派
アルゼンチン、衝撃収まるか マルティン・グスマン氏/ジョセフ・スティグリッツ氏 グローバルオピニオン 6月22日 アルゼンチンの通貨ペソの相場が、5月ごろから急落した。2015年12月の政権交代でマクリ大統領が就任して以来、政府の始めた政策によりアルゼンチン経済の脆弱さは高まっていた。経済がいつ試されるかは明確でなかったが、試練に直面した政府は対応しきれなかった。 マクリ政権は発足以降、財政の強化と、年率20%を超えていた物価上昇率の引き下げというマクロ経済政策をとった。物価上昇率については、19年に年率1 アルゼンチン、衝撃収まるか マルティン・グスマン氏/ジョセフ・スティグリッツ氏