さらば企業城下町 辺境の地、頭脳で勃興 スタートアップ大競争 スタートアップ ネット・IT ヨーロッパ 九州・沖縄 5月15日 フィンランドの首都ヘルシンキから飛行機で北へ1時間、北極圏に近い街・オウルが北欧最大のスタートアップ創出拠点に生まれ変わりつつある。キーワードは脱・大企業依存だ。 2012年、通信機器大手ノキアが城下町オウルでリストラを実施、20万人の街で2500人が失業した。だが、無線通信技術者が多いのに目をつけたロームや台湾半導体の聯発科技(メディアテック)が進出。市の企業支援機構が大企業とスタートアップを さらば企業城下町 辺境の地、頭脳で勃興
北欧のノキア城下町激変 5Gの起業基地に コラム(ビジネス) ネット・IT IoT モバイル・5G 4月28日 首都ヘルシンキの600キロメートルほど北に位置する、オーロラで有名なフィンランド北部最大の都市オウル。かつて「ノキア城下町」として栄えた同市は、「北欧のシリコンバレー」としてスタートアップ企業を生み育む街へ変わろうとしている。 同市最大の総合病院であるオウル大学病院。小児科、内科の病棟の扉を抜けた先には、誰もいない手術室に、通信機器を設置した一角がある。 「ここの天井にあるのが、次世代通信規格『 北欧のノキア城下町激変 5Gの起業基地に