キューバ、憲法を大幅改正へ 「カストロ後」にらむ 北米 中南米 8月27日 【メキシコシティ=丸山修一】共産党一党独裁のキューバが憲法を大幅に改正する。外国からの投資について「経済発展の重要な要素」と明記、経済の自由化を一段と進める。革命を指導したカストロ兄弟の時代の終幕をにらみ、大統領、首相のポストを新設して集団指導体制を固める。2019年2月の国民投票を経て発効する見通しだ。 キューバでは4月、ラウル・カストロ氏(87)が国家元首の国家評議会議長から退き、ミゲル・デ キューバ、憲法を大幅改正へ 「カストロ後」にらむ
外資誘致で共産党支配の維持図るキューバ 中南米 FT 5月8日 ラウル・カストロ氏に代わって4月、国家元首にあたる国家評議会議長に就任し、共産党支配を損なわずに経済危機を解決するという仕事に取り組み始めたミゲル・ディアスカネル氏の下で、キューバは投資誘致の努力を強めている。 新体制発足からまだ日が浅いが、党官僚や外交官、外国の財界人が伝えるところではインフラや農業、観光、エネルギーの分野で一連の交渉が進んでいる。 ■仏トタル、独シーメンスが発電事業 仏石油大手 外資誘致で共産党支配の維持図るキューバ
変革問われるキューバ新世代 社説 4月20日 キューバの国家元首にあたる国家評議会議長にミゲル・ディアスカネル氏(58)が選ばれた。1959年の革命のあとに生まれた世代がトップに立つのは初めて。経済をたて直すための改革や対米関係の改善が課題となる。 退任したラウル・カストロ前議長は、共産党第1書記の座にはとどまる。なお影響力を保つ見通しだが、高齢なので党を含めても世代交代は時間の問題だ。 ラウル氏は、兄の故フィデル・カストロ元議長のあとを受 変革問われるキューバ新世代
キューバ新議長 ミゲル・ディアスカネル氏(58) 中南米 4月20日 親米政権を倒したキューバ革命から約60年。カストロ兄弟が長く務めてきた国家トップ、国家評議会議長に就任したのは、20日が58歳の誕生日という革命を知らない若い世代。革命によって生まれた共産主義の国づくりの姿勢を堅実に守る「カストロ主義」の忠実な継承者だ。 中部のビジャクララ県出身。地元の大学で電子工学を学んだ後、一時は教授を務めたこともあるインテリだ。早くから共産党の地方組織幹部として積んだ実績 キューバ新議長 ミゲル・ディアスカネル氏(58)
キューバ、ディアスカネル氏が新議長に就任、カストロ氏引退 中南米 4月19日 【ハバナ=丸山修一】キューバの人民権力全国会議(国会)は19日、新たな国家評議会議長(元首)に政権ナンバー2のディアスカネル第1副議長(57)を選出した。同氏は議長に就任した。ラウル・カストロ氏(86)は議長を引退する。1959年のキューバ革命後に生まれた世代が国家の代表となるのは初めてで、キューバは新たな時代の幕開けを迎える。 ディアスカネル氏は議長就任が決まった後の演説で「国民はキューバ革命 キューバ、ディアスカネル氏が新議長に就任、カストロ氏引退
キューバ、ディアスカネル氏が国家トップ就任へ 中南米 4月19日 【ハバナ=丸山修一】キューバの首都ハバナで開かれている人民権力全国会議(国会)で最高指導機関である国家評議会の議長にディアスカネル第1副議長(57)が就任する人事案が提案された。投票を経て正式に就任が決まる。ラウル・カストロ国家評議会議長(86)は同職を退く。 ディアスカネル氏は1959 キューバ、ディアスカネル氏が国家トップ就任へ
キューバ、国会開催前倒し ラウル・カストロ議長引退へ 中南米 4月17日 【メキシコシティ=丸山修一】キューバの政府系メディアは16日、国会にあたる人民権力全国会議が当初予定の19日から18日に前倒しして開かれると報じた。同会議で最高指導機関である国家評議会の新メンバーが選出される見通し。ラウル・カストロ国家評議会議長(86)が引退し、後任にはディアスカネル第1副議長(57)の昇格が キューバ、国会開催前倒し ラウル・カストロ議長引退へ
キューバ、ラウル議長交代を延期 ハリケーン影響で 中南米 12月22日 【メキシコシティ=丸山修一】キューバの国会にあたる人民権力全国会議は21日、現在の国会議員の任期を当初の2月24日から約2カ月延長し4月19日までとすることを決めた。同国の国営メディアが伝えた。現在の任期限りで元首である国家評議会議長の職を退く意向を表明しているラウル・カストロ氏(86)の交代時期も4月まで延期される キューバ、ラウル議長交代を延期 ハリケーン影響で
米キューバ国交回復2年、識者に聞く(下) 8月5日 未開拓の「フロンティア市場」として注目を集めるキューバ。しかし、現在の社会主義体制下で経済改革が進むかは予断を許さない。1990年代にキューバ共産党中央委員会付属アジア・オセアニア研究所客員研究員を務め、同国の政治・経済に詳しいアジア経済研究所の山岡加奈子主任研究員に聞いた。 ――2015年7月に米国とキューバが国交回復してからの2年間をどう総括していますか。 「米国のオバマ前政権は米国人のキュ 米キューバ国交回復2年、識者に聞く(下)
キューバ しぼむ成長期待 米の渡航制限強化、観光に打撃 7月21日 【ハバナ=丸山修一】米国とキューバが国交を回復して20日で2年を迎えた。国交回復で高まった両国の雪解けムードは、トランプ米大統領による米国民の渡航制限強化などの政策変更で一変。活況を呈していた観光業などキューバの産業・経済にも影を落とす。 キューバきっての観光名所で、世界遺産でもある首都ハバナの旧市街。狭い路地や高級ホテルのロビーは外国人観光客であふれ、歴史的建造物の修復や新たなホテルの建設が急 キューバ しぼむ成長期待 米の渡航制限強化、観光に打撃