侮れない米中「デカップリング」論 米中衝突 西村 博之 Global Economics Trends 編集委員 12月8日 米国と中国のデカップリング(分断)は起きるのか。ワシントンや北京をはじめ、世界中の学者や当局者を巻き込んだ熱い論戦が繰り広げられている。 米中は1979年の国交正常化から一貫して経済関係を強めてきた。それが40年目を境に逆流しようとしている。米トランプ政権がしかけた貿易戦争が技術や人、お金など広範な分野に波及し、両国間の亀裂を深めている。 ここへきて論争が一気に熱を帯びた背景には、いくつかのトラ 侮れない米中「デカップリング」論
謎多き大型深海ザメの生態探れ 潜水艇でタグ装着成功 11月29日 2019年6月29日、米国フロリダ半島の南東に位置するバハマ諸島、エルーセラ島沖で、研究チームは潜水艇ナディール号を海に下ろした。 研究チームの構成メンバーはフロリダ州立大学、フロリダ自然史博物館、ケープ・エルーセラ研究所、そして資産家のレイ・ダリオ氏が立ち上げた海洋探査プロジェクト「オーシャンX」の研究者たちだ。彼らはこの1年間、潜水艇から追跡タグを発射し、サメの体に取りつけようと奮闘していた 謎多き大型深海ザメの生態探れ 潜水艇でタグ装着成功
政治リスク再び意識させた著名投資家の動き (NY特急便) NY特急便 北米 11月23日 22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。米中首脳による貿易協議への前向きな姿勢を材料視する買いが優勢だった。この中で話題になったのが、著名投資家レイ・ダリオ氏が率いる世界最大のヘッジファンド、米ブリッジウォーター・アソシエーツを巡る報道だ。 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が22日付で関係者の話として「ブリッジウォーターは世界的な株式相場の下落に賭けている可能性がある」 政治リスク再び意識させた著名投資家の動き
ヘッジファンドのカリスマが実践 成功を呼び込む原則 11月23日 ビジネスの世界で成功するために必要なことは何だろうか――。「世界でもっとも裕福な100人のひとり」(フォーブス誌)と称賛されるアメリカ人投資家のレイ・ダリオ氏が大切にしてきたものは「頑固なまでに、何かを守り通す姿勢」だ。40年以上かけて自ら立ち上げたチームを世界最大のヘッジファンドに育て上げたカリスマが、本書『PRINCIPLES(プリンシプルズ)』を通じて人生と仕事に役立った「原則」の数々を教 ヘッジファンドのカリスマが実践 成功を呼び込む原則
ポピュリズムの主因、経済か文化か 小竹 洋之 Global Economics Trends 編集委員 11月10日 1989年のベルリンの壁崩壊と米ソ首脳の冷戦終結宣言。これを「歴史の終わり(The End of History)」と捉え、民主主義や自由経済の勝利を宣言したのは、米政治学者のフランシス・フクヤマ氏だった。 30年後のいま、歴史は終わるどころか、遡っているようにみえる。独裁的な中国やロシアの台頭を許したからだけではない。米国や欧州が自国第一のポピュリズム(大衆迎合主義)にむしばまれているためでも ポピュリズムの主因、経済か文化か
防衛関連が逆行高 世界大手ヘッジファンドが不吉な予測 10月2日 北朝鮮がミサイルを発射したと伝わった2日の東京市場では、防衛産業の一角に買いが入った。だが短期投資家による一時的な物色と決めつけるのは早計かもしれない。世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏は主要国の対立激化などで「戦争リスクが高まっている」と警鐘を鳴らす。 日経平均株価が前日比0.5%安となるなか、防衛関連銘柄と位置づけられる石川製作所は0.8%高、細 防衛関連が逆行高 世界大手ヘッジファンドが不吉な予測
金、世界で最高値 安全志向強まりドルと同時高 9月7日 新興国や欧州で、現地通貨建ての金価格が相次ぎ過去最高になっている。世界経済の減速懸念で、価値が比較的目減りしにくいドル建ての金が買われた。基軸通貨ドルにも投資マネーが集まり、景気の下振れリスクが大きいとされる地域の通貨は下落した。価格が逆方向に動くことが多い金とドルが同時に上がるのは異例だ。投資家の世界景気への強い警戒感がにじむ。 新興国などで高値 金の現物は、商社や金融機関などが取引するロンドン 金、世界で最高値 安全志向強まりドルと同時高
最後の頼りは実物資産 「FAANG」から「BAANG」へ 9月3日 混沌とした世の中で最後に頼りになるのは、金(ゴールド)や不動産などの実物資産。それが正しいかどうかはともかく、長引く米中対立や世界の金融緩和競争に嫌気が差した投資家が動き出した。世界経済の先行き不透明感から企業収益の伸びに期待しづらく、国債金利低下で債券の利回りも追求しづらい。株式市場では実物資産を多く保有する銘柄が注目を集める。 「資産運用の発想を転換し、従来よりも積極的に実物資産を持たないと 最後の頼りは実物資産 「FAANG」から「BAANG」へ
トランプ氏に「反論」 利上げ求める著名投資家 (NY特急便) NY特急便 北米 7月30日 29日の米株式市場は31日に公表となる米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を控えて様子見ムードが強かった。トランプ米大統領はこの日、ツイッターで大幅な利下げを要求し、米連邦準備理事会(FRB)に再び圧力をかけた。市場参加者も「0.25%引き下げ」を織り込み、その先の追加利下げも催促する。そんななか、あえて利上げを求める著名投資家もいる。直言に込められた思いとは――。 「今は利上げをすべきで トランプ氏に「反論」 利上げ求める著名投資家
ショック時の逃避先「金より日本円」 米ゴールドマン 北米 7月24日 【ニューヨーク=宮本岳則】相場ショック時のマネー逃避先は金より日本円が有利――。米ゴールドマン・サックスが顧客向けリポートでこう推奨し、金融市場で話題になっている。伝統的に日本円や金は安全資産として見なされ、投資家がリスク回避的になると買われやすくなる。金は足元で約6年ぶりの高値圏にあり、円は相対的に割安という。 米国株をはじめ世界の株式市場は、金融緩和期待から高値圏にある。ただ世界景気の減速で ショック時の逃避先「金より日本円」 米ゴールドマン