長期金利に下げ圧力、「日銀が上昇容認」の見方薄れる 経済 金融機関 為替・金利 3月23日 国内債券市場で長期金利に下げ圧力(価格には上昇圧力)が強まっている。日銀の政策点検を巡る思惑で2月後半から金利は上振れしていたが、19日の金融政策決定会合の結果を受けて日銀が金利の上昇を容認するとの見方は薄れた。超長期国債の利回りも低下基調だ。市場では目先、債券に買いが入るとの声が出ている。 長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは23日に一時0.070%を付けた。日銀が決定会合の結果を公表 長期金利に下げ圧力、「日銀が上昇容認」の見方薄れる
国内金利、「実需の超長期債買い」が阻む急勾配化 NQNスペシャル コラム 3月12日 償還までの期間が10年を超える超長期国債の利回り上昇(価格下落)が鈍っている。12日は長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇する一方、超長期の新発30年債利回りは低下する場面があった。日銀は金融政策の点検で国債買い入れオペ(公開市場操作)の運営を見直し対象としているが、来週の結果公表の前から「実需の買い」がイールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化(急勾配化)を阻んでいる。 12日の 国内金利、「実需の超長期債買い」が阻む急勾配化
長期金利上昇、0.150% 2年4カ月ぶり高水準 経済 為替・金利 2月25日 国内債券市場で金利が上昇(債券価格は下落)している。長期金利の指標になる新発10年物国債の利回りは25日、0.150%と2018年10月以来およそ2年4カ月ぶり高水準を付けた。世界的な株高で投資家のリスク選好姿勢が強まるなか、安全資産とされる国債を売る動きが加速している。米金利上昇の流れが国内市場にも波及した。 利回りの上昇は幅広い年限の国債で鮮明だ。超長期債である新発30年物国債の利回りは0. 長期金利上昇、0.150% 2年4カ月ぶり高水準
長期金利、上昇力鈍く 「変動幅拡大」の観測響かず ポジション 経済 金融機関 為替・金利 コラム 2月1日 長期金利はどこまで上がる(債券価格は下がる)のか。国内債券市場の参加者が現在、最も関心を寄せる論点だ。長期金利を誘導する日銀が3月の政策点検で変動幅を広げるとの観測が浮上し、1日には約10カ月ぶりの高水準を付けた。だが、金利上昇の勢いは鈍いままで、日銀の目指す市場機能の回復は見通せない。 1日は長期金利の指標になる新発10年物国債利回りが一時、前週末比0.005%高い0.060%を付けた。202 長期金利、上昇力鈍く 「変動幅拡大」の観測響かず
債券市場と日銀、蜜月関係に影 点検に身構え NQNスペシャル コラム 2月1日 日本国債の利回り上昇(価格下落)が続いている。3月に公表を予定する金融政策の「点検」に絡み、日銀が国債の買い入れ手法の見直しで購入額を減らすとの観測が根強いためだ。巨額の買い入れが債券相場の支えになるという市場と日銀の蜜月関係に影を落としており、市場参加者は点検結果に身構えている。 市場参加者、買い入れ見直しは「金利上昇要因」 1日の国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは 債券市場と日銀、蜜月関係に影 点検に身構え
長期金利、5カ月ぶり高水準 日銀の政策変更に思惑 金融機関 為替・金利 1月29日 長期金利が上昇(債券価格は下落)している。29日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは、前日比0.020%高い0.055%と2020年8月末以来5カ月ぶりの高水準をつけた。日銀が3月をメドに結果を公表する政策点検で、従来より長期金利の上昇を容認するのではないかとの思惑から国債が売られた。 日銀は29日、20~21日の金融政策決定会合の発言内容をまとめた「主な意見」を公表し 長期金利、5カ月ぶり高水準 日銀の政策変更に思惑
海外勢、国内債を9000億円買い越し 為替・金利 12月18日 海外投資家が日本の中長期債に資金を振り向けている。財務省の対内証券投資によると、海外投資家は6~12日に日本の中長期債を9472億円買い越した。3週ぶりに買い越しに転じ、金額は3カ月ぶりの大きさだった。 海外勢の取得額は2兆6400億円、売却や償還を含む処分額は1兆6928億円だった。海外勢の買いで国内債券相場は上昇(利回りは低下)した。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは11日に一時0 海外勢、国内債を9000億円買い越し
海外勢、日本国債離れ 1~9月、売越額3兆円超 経済 10月29日 海外投資家が日本国債への投資を敬遠している。財務省の対内証券投資によると、1~9月に海外勢が期間1年超の国内中長期債を売り越した金額は3兆3404億円だった。主要国の中央銀行がドル供給の枠組みを拡大したことで、ドル調達市場の需給が緩和。外銀がドルを円に替える際に得る上乗せ金利が下がり、海外からみて日本国債投資のうまみが薄れている。 海外勢は年間ベースでみると2019年まで6年連続で買い越しを続け 海外勢、日本国債離れ 1~9月、売越額3兆円超
日銀特別オペ利用減少 22日実施分、7月以来の低水準 10月23日 日銀が金融機関に有利な条件で資金を供給する新型コロナウイルス対応の特別オペ(公開市場操作)の利用が細ってきた。22日実施分は貸付額が2兆7560億円と、約10兆円だった9月の前回オペから大きく減り、7月以来の低水準だった。資金の返済期日がオペの実施期限である2021年3月末を越え、借り換えへの不透明感から利用が減った。 金融機関は特別オペに参加すると、借りた額と同じ金額の日銀当座預金で0.1%の 日銀特別オペ利用減少 22日実施分、7月以来の低水準
邦銀、年末越えのドル調達しやすく 上乗せ金利低水準 10月21日 邦銀のドル調達環境が例年になく落ち着いている。秋は年末を越えるためのドル資金確保の動きが活発となり、邦銀が円をドルに替える際の上乗せ金利が上がりやすい。ところが足元の同金利は、10月としては7年ぶりの低水準にとどまる。背景には何があるのか。 市場でドルを調達する際、邦銀は出し手である海外の銀行に対して調達コストを支払う。このコストはドルと円の短期金利の差に、需給に応じて変動する「ベーシススワップ 邦銀、年末越えのドル調達しやすく 上乗せ金利低水準