官邸の関与「認識ない」 毎勤統計の検討会元座長 統計不正 経済 政治 3月18日 毎月勤労統計の調査手法を見直す有識者検討会の阿部正浩元座長は18日の参院予算委員会で、2015年9月に示した中間的整理に部分入れ替え方式を加えたことに首相官邸の関与はなかったと説明した。検討会は同年8月時点では「総入れ替え方式が適当」と意見集約していた。野党は当時の中江元哉首相秘書官の指示があったのか追及している。 阿部氏は15年9月4日に厚生労働省の課長補佐から送られた「官邸関係者に説明してい 官邸の関与「認識ない」 毎勤統計の検討会元座長
悪夢・森羅万象・問題意識 キーワードでみる予算委論戦 統計不正 政治 3月5日 2019年度予算案の審議の舞台は4日、衆院から参院予算委員会に移った。衆院論戦のキーワードは「悪夢」「森羅万象」「問題意識」の3つだった。いずれも安倍晋三首相をはじめ政府側の答弁から出たもので、野党側はそれを逆手に攻撃材料に使った。 首相は2月25日の衆院予算委の集中審議で「民主党政権時代はまさに悪夢だった」と強調した。国民民主党の玉木雄一郎代表が統計不正に関連し「権力者はその影響がどう及ぶか考 悪夢・森羅万象・問題意識 キーワードでみる予算委論戦
立民幹事長「元首相秘書官らの証人喚問も」 統計不正 統計不正 政治 3月3日 与野党の幹部は3日のNHK番組で、2019年度予算案が4日から参院予算委員会で審議入りするのを前に討論した。立憲民主党の福山哲郎幹事長は厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査問題について「明らかになっていない闇が多すぎる」と批判。元首相秘書官らを国会に証人喚問する可能性に言及した。 福山氏は元首相秘書官の中江元哉・財務省関税局長と元厚労省統計情報部長の姉崎猛氏について「首相官邸が介入したのではな 立民幹事長「元首相秘書官らの証人喚問も」 統計不正
メールと答弁、食い違いなお 統計手法変更 官邸配慮か厚労省判断か 統計不正 政治 2月26日 厚生労働省の毎月勤労統計の不正問題に関し、25日の衆院予算委員会の集中審議は同省が22日に公表した統計手法の変更を巡る元課長補佐の電子メールが焦点となった。「官邸関係者に説明」などの記載がある一方、根本匠厚労相は手法変更への首相官邸の関与を改めて否定した。野党はメールと答弁が食い違っていると追及した。 統計手法の変更を精度向上のためとする政府側の主張と、官邸の意向が働いたと疑う野党の指摘はすれ違 メールと答弁、食い違いなお 統計手法変更 官邸配慮か厚労省判断か
25日の衆院予算委員会の主なやりとり 政治 2月26日 25日の衆院予算委員会での主なやりとりは次の通り。 【統計不正】 国光文乃氏(自民)厚生労働省の担当者が有識者検討会の座長に送った2015年9月4日のメールに「官邸関係者」とある。検討会の報告書の内容は官邸関係者と調整していたのか。 藤沢勝博厚労省政策統括官 厚労省から(官邸関係者である)内閣参事官らに毎月勤労統計の速報などを毎月、情報提供している。当時の内閣参事官によると、9月4日に厚労省から 25日の衆院予算委員会の主なやりとり
「官邸関係者」は内閣参事官 統計不正問題で 厚労省 統計不正 政治 2月25日 毎月勤労統計の不正問題に関し、厚生労働省の藤沢勝博政策統括官は25日午前の衆院予算委員会で、同省担当者が有識者検討会座長に送った2015年9月4日の電子メールの「官邸関係者」は、当時の内閣参事官との認識を示した。藤沢氏は「首相官邸関係者の指示で報告書の記載が変わった事実はない」と官邸の関与を否定した。自民党の国光文乃氏への答弁。 藤沢氏は当時の内閣参事官が「9月4日前後に厚労省から有識者検討会の 「官邸関係者」は内閣参事官 統計不正問題で 厚労省
与党、週内の予算案衆院通過めざす 統計不正 政治 2月25日 2019年度予算案を巡り、衆院予算委員会は25日、安倍晋三首相らが出席する集中審議を開く。憲法が定める予算の議決の衆院優越規定により、3月2日までに衆院通過すれば18年度内に自然成立する。与党は週内の衆院での可決をめざす。 与野党は26日に採決の前提となる中央公聴会、27日にテーマごとの分科会を実施することで合意している。28日にも首相らが出席する集中審議を開く予定だ。与党は3月1日に衆院予算委 与党、週内の予算案衆院通過めざす
統計手法、官邸関係者に事前説明 厚労省がメール公開 統計不正 経済 2月23日 毎月勤労統計の不正調査に関連し、厚生労働省が過去に実施した調査手法の切り替えが疑念を生んでいる。手法変更の検討状況について、当時の首相秘書官に面会する10日前から首相官邸の関係者に事前説明していたことがメールなどで分かったためだ。その後、調査方法は変更され、賃金の上振れにつながった。厚労省の意図を疑う声が強まっている。 厚労省は2018年1月の調査から、中規模の事業所はサンプルを定期的にすべて入 統計手法、官邸関係者に事前説明 厚労省がメール公開
厚労省元部長、官邸の意向を否定 統計調査変更で 統計不正 政治 2月22日更新 衆院予算委員会は22日午前、厚生労働省の毎月勤労統計の不正問題を巡り、2015年3月末に当時の首相秘書官と面会した姉崎猛元厚労省統計情報部長を参考人招致した。姉崎氏は毎勤統計の調査手法を検討する有識者検討会を立ち上げた理由について「首相秘書官からの指示を受けたものではない」と否定した。 姉崎氏は15年3月末と9月14日に当時首相秘書官だった財務省の中江元哉関税局長と面談したと説明。中江氏から毎勤 厚労省元部長、官邸の意向を否定 統計調査変更で
官邸関与「精度向上が目的」 勤労統計の有識者検討会座長 統計不正 経済 2月21日 毎月勤労統計の調査対象の入れ替え手法の議論を巡り、2015年に有識者検討会の座長を務めた阿部正浩・中央大教授が日本経済新聞の取材に応じた。阿部氏は中江元哉首相秘書官(当時)からとみられる意見が検討会の結論に影響を与えたかどうかについて、可能性があると証言した。 ただ「統計の精度を改善するための意見」と受け止め、統計データを「前年比で上振れさせるような政治的な意図は感じない」とした。 中江氏は15 官邸関与「精度向上が目的」 勤労統計の有識者検討会座長