再審法制と憲法 適正手続き違反を問う 4月1日 冤罪(えんざい)を救済する再審制度について、適正な刑事手続きを保障する憲法の観点から問題が提起されている。刑事法の研究者らと連携した九州再審弁護団連絡会(世話人・八尋光秀弁護士)が、戦後も抜本見直しがなかった再審法制の改正を国会に要請するとともに、再審請求審を通じ制度の不備を主張している。 刑事訴訟法に定めがある再審は、戦後の憲法制定で、有罪判決を受けた人を無罪や減刑する救済目的として位置づけら 再審法制と憲法 適正手続き違反を問う
DNA鑑定 検証に壁(広角鋭角) 2月26日 九州には冤罪(えんざい)が疑われながら死刑が執行され、再審無罪を目指す事件が3件ある。うち審理が続く飯塚事件の再審請求審では、決定的な証明力を期待されて登場したDNA鑑定の評価について裁判所自身が問われている。 事件ではDNAの再鑑定で当初の検査の誤りが判明した足利事件(2010年再審無罪確定)と同じ検査法を立件時、科学警察研究所の同一鑑定人らが実施していた。死刑執行は足利事件の再審請求審で再鑑 DNA鑑定 検証に壁(広角鋭角)
飯塚事件、弁護側が特別抗告 九州・沖縄 2月13日 福岡県飯塚市で1992年に女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人罪などで死刑が確定し執行された久間三千年・元死刑囚(執行時70)の妻は13日、元死刑囚の再審開始を認めなかった福岡高裁決定を不服として最高裁に特別抗告した。 6日の福岡高 飯塚事件、弁護側が特別抗告
「飯塚事件」で再審認めず 福岡高裁 九州・沖縄 2月6日更新 福岡県飯塚市で1992年に女児2人が殺害された「飯塚事件」の再審請求を巡る即時抗告審で、福岡高裁(岡田信裁判長)は6日、殺人罪などで死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年・元死刑囚(当時70)の再審請求を退ける決定をした。「元死刑囚が犯人であることの高度な立証がされている」として、元死刑囚の妻の即時抗告を棄却した。妻側は特別抗告する。 元死刑囚と犯人の型が一致したとする当時のDNA型鑑定 「飯塚事件」で再審認めず 福岡高裁
飯塚事件、2月6日に再審の可否決定 福岡高裁 九州・沖縄 1月29日 福岡県飯塚市で1992年に女児2人が殺害された「飯塚事件」の再審請求を巡る即時抗告審で、福岡高裁が来月6日に再審開始の可否を言い渡すことを決めた。死刑を執行された久間三千年・元死刑囚(当時70)の弁護団が29日、明ら 飯塚事件、2月6日に再審の可否決定 福岡高裁