麻生と安倍 挫折が結ぶ首相一家の「同盟」 麻生太郎物語 コラム(経済・政治) 政治 2月6日 「麻生さん、辞めるとか言ってないですよね? 絶対に言わないでください」 「いや部下にだけ責任を押しつけることはできない。私の美学に反します」 「麻生さんに今、辞められたら政権がおかしくなる。デフレ脱却を2人でめざそうと言ったじゃないですか。ここはどうかこらえてください」 ■「森友」が課した試練 2018年3月初旬。副総理・財務相の麻生太郎と首相の安倍晋三は電話で何度も押し問答をしていた。安倍はその後も麻生の側近議員に電話をかけ、麻生が辞任しないよう説得するよう促した。 学校法人「森友学園」を巡る問題では2人の関係が試された。国有地取引への安倍の妻、昭恵の関わりが疑われ、財務省は公文書改ざん問題に揺れた。当時の理財局長で国税庁長官となっていた佐川宣寿が辞任する事態になり、財務相として残った麻生は「トカゲのしっぽ切りだ」との批判を一身に浴びた。 ■惨敗が強めた絆 安倍と麻生だけにしか分からない感情がある。安倍と麻生は09年9月に自民党が下野してからというもの、ともに党内で戦犯扱いをされて肩身の狭い思いをしていた。「麻生さんには本当に 麻生と安倍 挫折が結ぶ首相一家の「同盟」
文書改ざん「非常に悪質」 佐川氏不起訴「相当」議決 1月26日 学校法人「森友学園」への国有地売却に関し、改ざん文書を国会に提出して国会議員の業務を妨害したとして、偽計業務妨害の疑いで告発された佐川宣寿前国税庁長官らについて、東京地検が不起訴処分とし、その後、東京第5検察審査会も「不起訴相当」と議決していたことが26日、分かった。 議決は1月11日付。議決書は、改ざん文書の提出は偽計業務妨害罪に当たらないとする一方で「一般の国民感情として非常に悪質なものであ 文書改ざん「非常に悪質」 佐川氏不起訴「相当」議決
羽生2連覇、西日本豪雨… 写真・映像で振り返る2018 コラム(社会) 12月26日 地震や豪雨などの相次ぐ自然災害、大きく動いた国際情勢、スポーツ界で達成された快挙――。さまざまなニュースが駆け巡った激動の2018年を、写真と映像で振り返る。 【1月】 ■都心大雪、積雪20センチ超 1月22日、東京都心に約4年ぶりの大雪警報が出され、20センチ超の積雪を観測した。首都高速道路では車両が約10時間立ち往生した。 ■3年ぶり皆既月食 1月31日、満月が地球の影に入る皆既月食が3年ぶりに日 羽生2連覇、西日本豪雨… 写真・映像で振り返る2018
森友問題の再検査結果報告 検査院、文書改ざん受け 11月22日 学校法人「森友学園」への国有地売却問題で、会計検査院は22日、参院予算委員会の理事懇談会で、財務省による決裁文書改ざんを受けて実施した再検査の結果を報告した。 改ざんは、当時の理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官の方針に従い実施されたと指摘。改ざん前の文書が提出されなかったため、昨年の検査報告で意思決定の経緯などを正しく把握できなかったとした。 財務省理財局が学園側に対し、ごみ処分量の口裏合わせを 森友問題の再検査結果報告 検査院、文書改ざん受け
衆院予算委論戦のポイント 政治 11月2日 小川淳也氏(立憲民主・市民クラブ、比例四国)=長妻昭氏の関連質問 【障害者雇用水増し】 小川氏 障害者雇用政策の信頼は傷ついた。 安倍晋三首相 長い間放置され、行政府の長として申し訳ない。民間はさまざまな工夫で、達成に努力している。法定雇用率を満たす形をつくるため、各省庁に工夫を凝らすよう指示している。 石井啓一国土交通相 長年、退職を確認せず追加計上が行われていた。ずさんとのそしりを免れない。 衆院予算委論戦のポイント
部下が上司評価、来年から 財務省改革、内部通報体制も強化 経済 10月18日 財務省は学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書の改ざん問題などを受け、再発防止に向けた省内改革案をまとめた。部下が上司を人事評価する「360度評価」を2019年中に導入するほか、職員が不正を告発する内部通報制度を整備する。上意下達とされてきた風土が不祥事につながったとの反省を踏まえ、法令順守を徹底する組織に立て直す。 改革案となる「財務省再生プロジェクト」は中間報告と位置づけ、職員らの 部下が上司評価、来年から 財務省改革、内部通報体制も強化
財務省再編は不要 岡本次官、文書改ざんで首相の忖度否定 経済 8月23日 決裁文書の改ざんなど不祥事が相次ぎ、揺れ続けた財務省。7月27日に次官に就いた岡本薫明氏に組織の再建などに関する考えを聞いた。 ――組織をどう立て直しますか。 「決裁文書の改ざんという重大な問題を引き起こし、国民の信頼を大きく損ねた。全省的な問題ととらえている。近畿財務局の職員は反対したのに、なぜ止められなかったか。なぜ上の判断にものを言えなかったのか」 「時代も職員の意識も変わり、女性職員も増 財務省再編は不要 岡本次官、文書改ざんで首相の忖度否定
佐川前長官告発、捜査へ 国会業務妨害の疑い 8月16日 学校法人「森友学園」への国有地売却に関し、改ざん文書を国会に提出して国会議員の業務を妨害したとして、東京都内の弁護士が偽計業務妨害の疑いで佐川宣寿前国税庁長官( 佐川前長官告発、捜査へ 国会業務妨害の疑い
財務省、風土改革へ360度評価検討 採用苦戦で拍車 政策研究 文書改ざん・隠蔽問題 コラム(経済・政治) 経済 8月15日 財務省には、にらまれると怖い上司を若手・中堅官僚がランキングした「恐竜番付」と呼ばれるペーパーがある。別名"パワハラ番付"とも呼ばれるが、この名物が二度と作られなくなるかもしれない。部下が上司を評価する「360度評価」を、本気で導入する検討に入ったためだ。上意下達の軍隊的な風土が間違った方に働き、公文書改ざんのような事件を引き起こしたという反省がある。風通しのいい組織を目指したこの人事改革は、採 財務省、風土改革へ360度評価検討 採用苦戦で拍車
与党、佐川氏告発を拒否 衆院予算委 文書改ざん・隠蔽問題 政治 8月3日 衆院予算委員会の与野党筆頭理事は3日、国会内で会談し、森友学園問題で3月に証人喚問した佐川宣寿前国税庁長官の証言をめぐって協議した。自民党の菅原一秀理事は「偽証 与党、佐川氏告発を拒否 衆院予算委