妊婦加算を廃止へ 厚労省、妊婦に限らぬ仕組みを検討 12月6日 厚生労働省は妊婦が医療機関で診療を受けると自己負担が上乗せされる「妊婦加算」を今年度で廃止する方針だ。2018年度に始めたが、妊娠に関係ない診療でも負担増となる仕組みが批判され、19年1月に凍結していた。妊婦に限らず、医療機関間で患者の情報を共有して丁寧な診療につなげる場合に医療費を上乗せする仕組みを検討している。 加藤勝信厚労相は6日の閣議後の記者会見で「結論を得ている状況ではないが、それ(廃 妊婦加算を廃止へ 厚労省、妊婦に限らぬ仕組みを検討
参院自民、世耕氏が提言主導 予算・社保で独自に訴え 官邸主導に警戒も 政治 12月5日 参院自民党が世耕弘成幹事長のもとで社会保障政策に関する独自の提言をまとめた。政府が5日に決める経済対策でも「10兆円規模が必要だ」と訴え、参院が重視する項目を政府と党に申し入れた。党務や選挙を取り仕切るポストが幹事長だが、政策面でも主張を強めている。「首相官邸に近すぎる」との批判を意識し、参院の独自性を示そうと腐心している。 世耕氏は4日、党本部で岸田文雄政調会長と面会した。世耕氏が座長の「不安 参院自民、世耕氏が提言主導 予算・社保で独自に訴え 官邸主導に警戒も
首相、通算在任日数トップに 見えぬ「ポスト安倍」 政治 11月20日 安倍晋三首相の通算在任日数が20日、2887日となり桂太郎を超えて歴代単独1位となった。2012年に第2次政権が発足してから7年近くたったいまも50%前後の高い支持率を維持する。首相が求心力を保つ一方で「ポスト安倍」レースは本命が見えない。かつての「麻垣康三」のような次期首相候補を指す造語も広まっていない。 安倍首相の通算在任日数は06~07年の第1次政権も合わせたものだ。最長記録の更新は106 首相、通算在任日数トップに 見えぬ「ポスト安倍」
法案集約、審議の効率化か省略か 政府提出の3割に 政治 11月19日 臨時国会は首相主催の「桜を見る会」などを巡る与野党対立を抱えつつ、会期が残り3週間となった。国会では毎年70本前後の法律が成立する。政府や与野党が法案を作り衆参両院で多数決をとる。民主主義の根幹といえる手続きはどのように進むのか。実情を追った。 「医療機器ベンチャーの支援を何かお考えか」 「血液製剤を医療機関同士で融通できるか」 6日の衆院厚生労働委員会で、立憲民主党の吉田統彦氏の質問テーマは多 法案集約、審議の効率化か省略か 政府提出の3割に
最長政権の締めくくり模索 後継見えず、消えぬ4選論 政治 11月19日 安倍晋三首相が通算在任日数で桂太郎に並び、憲政史上最長となった。2020年8月23日には佐藤栄作がつくった7年8カ月の連続在任記録にも並ぶ。自民党総裁としての残り任期は2年を切り、首相は憲法改正や日ロ平和条約交渉のほか、社会保障改革などの経済課題に臨む。長期政権をどのように締めくくるのかを模索している。 首相は18日午前、「桜を見る会」の問題について計8問の記者団の問いかけに答えた。「最後の質問 最長政権の締めくくり模索 後継見えず、消えぬ4選論
後期高齢者の医療費2割負担を要望、健保連など 経済 11月9日 健康保険組合連合会や経団連、連合など5団体は8日、75歳以上の後期高齢者が医療機関で支払う負担割合を今の1割から2割に引き上げるよう求める意見書を加藤勝信厚生労働相宛てに提出した。医療・介護・年金の保険料率が合計30%に近づい 後期高齢者の医療費2割負担を要望、健保連など
参院予算委論戦のポイント 政治 11月8日 参院予算委員会の論戦のポイントは次の通り。 【2閣僚辞任】 福山哲郎氏(立民)菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相の辞任に対し、どう責任を取るのか。 安倍晋三首相 国民の皆さまに大変申し訳なく、責任を痛感している。それぞれの行政分野で一つ一つの課題に結果を出すことで、国民の信頼回復に努める。 福山氏 任命権者として責任はどう取るのか。 首相 私は政策を前に進めていく責任を負っている。その責任を放 参院予算委論戦のポイント
政府会議議事録、経団連会長発言の不記載「改ざんない」 経財相 経済 11月8日 政府の全世代型社会保障検討会議で、政府方針と異なる意見を述べた有識者の発言の一部が議事録に記載されていなかったとの一部報道を巡り、西村康稔経済財政・再生相は8日の閣議後記者会見で「本人の意図は事前に確認しているので、改ざんなどを行っているわけではない」と語った。 不記載がわかったのは、政府が9月20日に開いた会合での経団連・中西宏明会長の発言。政府は一定の収入がある高齢者の年金を減らす在職老齢年 政府会議議事録、経団連会長発言の不記載「改ざんない」 経財相
再燃する国民・厚生年金統合論 改革先送りのツケ 底流 経済 11月8日 「国民年金と厚生年金の財政統合を検討してもらいたい」。10月30日の衆院厚生労働委員会。共産党の宮本徹氏はこんな提案を持ち出した。加藤勝信厚生労働相は「ただちに統合しなければならないという状況ではない」。否定をしつつも、"将来的な検討課題"との含みを持たせた。 年金統合論――。大胆なアイデアのように聞こえるが、自民党の田村憲久元厚労相も1つの案として統合などの考えを披露している。 こうした議論が 再燃する国民・厚生年金統合論 改革先送りのツケ
自民・世耕氏らが社会保障改革議連発足 政治 11月7日 自民党の世耕弘成参院幹事長らは7日、民間サービスの拡大を通じた社会保障改革を目指す「明るい社会保障改革推進議員連盟」を立ち上げた。世耕氏と加藤勝信厚生労働相が顧問に就いた。2020年春を 自民・世耕氏らが社会保障改革議連発足