デジタル庁がもう1つの「査定官庁」にならないために 菅内閣 新型コロナ 税・予算 コラム ネット・IT 科学&新技術 2月26日 政府はデジタル庁設置法案などデジタル改革関連6法案を国会に提出した。そのデジタル庁に、長官ポストが無いことをご存じだろうか。政府はデジタル相への進言や庁務の整理が職務の「デジタル監」に民間人材を起用する方針だ。だが肝心の霞が関では、期待よりも懐疑的な見方が早くも広がっているようだ。デジタル庁が霞が関にデジタル変革をもたらす組織になるためには何が必要だろうか。 政府が閣議決定したデジタル庁設置法案 デジタル庁がもう1つの「査定官庁」にならないために
[社説]官僚の劣化は行政機能を低下させる 社説 12月28日 中央省庁に優秀な人材が集まらない。やっとリクルートした期待の若手も次々と去って行く。このままでは日本の行政機能が維持できないのではないか。霞が関では危機感が高まっている。官僚組織の劣化を防ぐ対策が必要だ。 省庁の幹部候補である国家公務員総合職試験の申込者は2013年度は2万2248人いたが、20年度は1万6730人まで減少した。景況感がよいと民間志向が高まりがちとはいえ、過去半世紀で最低の水準で [社説]官僚の劣化は行政機能を低下させる
厚労省の失われた20年 コロナ禍で浮き彫りに 新型コロナ 底流 経済 12月11日 2001年の中央省庁の再編から来月6日で20年になる。省庁再編は21世紀の社会・経済に合った行政への転換を理念の一つにおいたが、旧厚生省と旧労働省の統合で発足した厚生労働省は働き方の多様化などの変化に追いついていない。節目の時期に起きた新型コロナウイルス危機が「失われた20年」を浮き彫りにしている。 5日に閉会した臨時国会。休業手当を受け取れなかった休業者のために、国が直接、賃金補償をする新制度 厚労省の失われた20年 コロナ禍で浮き彫りに
国会「見える化」で疲弊防げ 元厚労省・千正康裕氏 経済 1月27日 難関の国家公務員試験をくぐり抜け、国の重要政策を数多く手がける霞が関の中央省庁の官僚たち。だが残業が月100時間を超える長時間労働や、深夜に及ぶ連日の国会待機など、過酷な労働環境が現場を疲弊させている。霞が関がめざすべき働き方改革の針路を識者や官僚OBに聞いた。 ――ある調査によれば、中央省庁の残業時間は月平均100時間と民間の約7倍で、精神疾患による休業者は3倍に上るとのことです。 「国家公務 国会「見える化」で疲弊防げ 元厚労省・千正康裕氏
「月100時間残業」活力奪う 官僚、長時間の国会待機 経済 12月26日 中央省庁は長時間勤務やハラスメントなどで現場の疲弊が目立ってきた。難関の国家公務員試験をくぐり抜けた先に待つ旧態依然とした働き方をみて、やる気をなくす若手も少なくない。人材という行政資源の浪費は日本の活力をそぎかねない。民間の働き方改革に逆行するようにも映る霞が関の「非常識」を点描する。 10月25日早朝の経済産業省。多くの職員が定時より3時間以上も早い午前6時ごろから出勤し、国会に備えて待機し 「月100時間残業」活力奪う 官僚、長時間の国会待機