ベストナイン、巨人・山口が14年目で初受賞 西武は最多5人 11月25日 セ、パ両リーグの今季のベストナインが25日に発表され、パでリーグ2連覇を果たした西武から、首位打者に輝いた森友哉捕手、最多安打の秋山翔吾外野手ら12球団最多の5人が選出された。5年ぶりにセを制した巨人からは、14年目で初受賞の山口俊投手と、ともに5度目となる坂本勇人遊撃手、丸佳浩外野手の3人が選ばれた。 初選出は山口の他、ソフトバンクの千賀滉大投手、ロッテの荻野貴司外野手、中日の高橋周平三塁手。 ベストナイン、巨人・山口が14年目で初受賞 西武は最多5人
データとソロバン 常勝ホークスの野球道 プロ野球動かしたテック族 11月19日更新 2010年10月28日、都内で開かれたドラフト会議。甲子園のアイドルで「ハンカチ王子」と呼ばれた斎藤佑樹ら話題の選手たちの指名が終わり、閑散とし始めた会場に最後まで残っていたのが福岡ソフトバンクホークスだった。育成枠の4位が千賀滉大、5位に牧原大成、そして最終の6位に甲斐拓也。 ■「データがありません」 テレビ中継のアナウンサーが思わず「データがありません」とつぶやく。当然かもしれない。彼らは皆、 データとソロバン 常勝ホークスの野球道
セ・パ格差は組織力の差 DH制だけの問題にあらず 進化するマネーボール 11月3日 今年のプロ野球日本シリーズはパ・リーグ2位のソフトバンクがセ・リーグ優勝の巨人に4連勝と圧倒した。ON対決以来19年ぶりとなる注目の顔合わせだったが、あらゆる面で力の差は歴然としていた。直近10年の日本シリーズはパ・リーグの9勝1敗。両リーグの格差は簡単には埋まらないところまで開いてしまった。 救援陣の力量差は特に目立った。ソフトバンクのブルペンには石川柊太、甲斐野央、リバン・モイネロ、森唯斗ら セ・パ格差は組織力の差 DH制だけの問題にあらず
ゴールデングラブ賞、ソフトバンク最多4人 千賀は初受賞 10月31日 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ三井ゴールデングラブ賞が31日に発表され、広島の菊池涼介二塁手と巨人の丸佳浩外野手が7年連続7度目、ソフトバンクの松田宣浩三塁手は7年連続8度目の受賞を果たした。 初受賞はソフトバンクの千賀滉大投手と内川聖一一塁手、ロッテの荻野貴司外野手、阪神の西勇輝投手、中日の高橋周平三塁手の5人。内川はプロ19年目で、2014年に18年目で選ばれた中日の森野将彦一塁手を上回 ゴールデングラブ賞、ソフトバンク最多4人 千賀は初受賞
ソフトバンク千賀が出場辞退 プレミア12、代わりに甲斐野ら 10月24日 NPBエンタープライズは24日、国際大会「プレミア12」に出場する日本代表に選ばれていたソフトバンクの千賀滉大投手が右肩違和感のため、出場を辞退したと発表した。辞退者は21日に発表された2投手に次いで3人目で、代わりにともにソフトバンクの甲斐野央投手と嘉弥真新也投手 ソフトバンク千賀が出場辞退 プレミア12、代わりに甲斐野ら
連覇目指す西武、V目前に先発陣が覚醒? インサイド/アウトサイド 9月24日 超強力打線の援護があるから少々の失点には目をつぶろう。ファンも半ばあきらめの目で見ていた西武の先発陣。それが9月に入ってから安定した投球を見せるようになってきた。ソフトバンクとの激しい優勝争いが大詰めを迎える中、先発陣の奮闘がリーグ連覇の鍵を握る。 (記録は9月23日現在) 一時は首位ソフトバンクに8.5ゲーム差をつけられたものの、西武は8月に17勝10敗、7つの貯金を稼いで波に乗った。その原動力 連覇目指す西武、V目前に先発陣が覚醒?
中日・大野雄ノーヒットノーラン 81人目、150キロ軸に快投 9月14日 プロ野球中日の大野雄大投手(30)が14日、ナゴヤドームで行われた阪神23回戦で史上81人目(通算92度目)の無安打無得点試合を成し遂げた。6日に令和初達成としたソフトバンクの千賀滉大に続いて今季2人目。セ・リーグでは昨年の巨人の山口俊に次いで39人目(42度目)で、中日としては2013年の山井大介以来。 150キロ前後の速球を軸に快調に投げ、六回1死から遊ゴロ失策で初 中日・大野雄ノーヒットノーラン 81人目、150キロ軸に快投
SB千賀がノーヒットノーラン 80人目、育成出身初 9月6日 プロ野球ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が6日、福岡市のヤフオクドームで行われたロッテ22回戦でノーヒットノーランを達成した。昨年7月27日の巨人の山口俊に続く史上80人目(通算91度目)の偉業で、令和に入って初。育成ドラフト出身選手としては初の快挙となった。 SB千賀がノーヒットノーラン 80人目、育成出身初
4番打者たちの葛藤、時代遅れこそが新しい 勝負はこれから 9月3日 筒香嘉智(DeNA)が2番を打ち、柱の投手でも六回まで投げれば「ご苦労さん」となる時代に、4番だの、エースだのといっても、むなしく響くだけかもしれない。総合力が問われる現在の野球のなかで、個人の比重は薄れる一方だが、4番、エースであろうとする気概は個性を生む源泉。「時代遅れ」が今、新鮮に映る。 西武・山川穂高は現在では少なくなった4番への強い思いを明言する選手の一人だが、8月11日のロッテ戦で、 4番打者たちの葛藤、時代遅れこそが新しい
カウントの力学 「初球打ち」に再考の余地 進化するマネーボール 8月25日 ひいきのチームが2死満塁のピンチを迎えたと想像してみてほしい。初球からボールが2球続けば、胸騒ぎが高まり、目を覆いたくなるだろう。逆に2ストライクになれば「これでなんとかなりそうだ」と希望が湧いてくるはずだ。試合の流れを1球ごとに動かしていくボールカウント。今回は野球というゲームを構成する最も小さな単位について考えてみたい。 ■追い込んだら投手優位は動かない 投手と打者の力学は1打席の中でもめまぐ カウントの力学 「初球打ち」に再考の余地