日中両国への強いメッセージ 日経読書面今週の5冊 3月10日 毎週土曜日付の日本経済新聞の読書面で、評者の署名入り書評を掲載した本を紹介します。書評は日経電子版で読むことができます。 ◇ ◇ ◇ 日中関係史 エズラ・F・ヴォーゲル著 >>日経電子版で書評を読む 「貢献と圧力の相互性に着目」 あいたくて ききたくて 旅にでる 小野和子著 >>日経電子版で書評を読む 「生きた民話 東北訪ね 日中両国への強いメッセージ 日経読書面今週の5冊
秘密資金の戦後政党史 名越健郎著 読書 3月7日 民主主義の下での政治は巨額の資金を必要とする。膨大な数の有権者の支持を獲得するための競争は熾烈(しれつ)で、理念や政策を訴えるだけでは足りず、饗応(きょうおう)や利益誘導に傾く場合も多い。そもそも、理念や政策を訴える機会を得ることすら、資金がなければ困難である。 その具体的な担い手が政党だ。政治と金の問題とは、政党がいかに政治資金を調達し、それをどう使ったかの問題なのである。 本書は、アメリカ・ 秘密資金の戦後政党史 名越健郎著