香港活動家・周庭氏、重罪犯の刑務所に移送 習政権 香港デモ 中国・台湾 1月4日 【香港=木原雄士】香港の刑務所に収監中の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏の支援者は4日までに、周氏が重罪犯を収容する大欖女子懲教所(刑務所)に移送されたと明らかにした。同刑務所は殺人や薬物の密売など重い罪を犯した囚人が多いとされ、監視が特に厳しいという。 周氏は2019年の違法集会を扇動した罪などに問われ、20年12月に禁錮10月 香港活動家・周庭氏、重罪犯の刑務所に移送
香港、民主派の排除加速 国安法施行から半年 習政権 香港デモ 中国・台湾 12月30日 【香港=木原雄士】香港国家安全維持法の施行から30日で半年となり、香港で民主派の排除が加速している。これまでに40人が国家分裂を企てた容疑などで逮捕され、4人が起訴された。香港警察は欧米に逃れた活動家ら約30人を指名手配し、民主派の影響力低下を狙う。 「反乱分子は中国本土で法律の懲罰を必ず受けるべきだ」。中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)は26日、香港紙創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏の保釈 香港、民主派の排除加速 国安法施行から半年
〈回顧2020〉香港、奪われた一国二制度 習政権 香港デモ 中国・台湾 12月28日 2020年は高度の自治を保障した「一国二制度」のもとで繁栄してきた香港の転機となる一年だった。中国は社会統制を強める「香港国家安全維持法」を6月に制定し、民主派の政治活動を締め付けた。19年に広がった抗議活動はほぼ消え、民主化運動は厳しい局面に立たされた。 年明けは民主派団体主催の大規模デモで始まった。19年のデモは、刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」改正案を撤回に追 〈回顧2020〉香港、奪われた一国二制度
香港の危機 愛国化に揺れる教養教育 就活 池上彰 コラム 12月28日 コロナ禍に揺れた2020年は、香港の自由が失われた年でもありました。本来は香港に与えられていたはずの言論の自由が失われていくのを傍観するしかないのは辛(つら)いことでした。 香港で取材した民主化運動の若者のひとり周庭(アグネス・チョウ)さんも収監されてしまいました。香港を愛し、香港の民主主義を守るために戦うという発言を聞き、ここに香港の未来があると思ったのですが……。 ■自由な教育が人を育ててき 香港の危機 愛国化に揺れる教養教育
香港紙創業者、国安法違反で起訴 外国勢力と結託した罪 習政権 香港デモ 中国・台湾 12月11日 【香港=木原雄士】香港警察の国家安全部門は11日、民主派に影響力を持つ香港紙創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏を香港国家安全維持法に違反した罪で起訴した。外国勢力と結託して国家安全に危害を加えた罪に問われている。民主派への締め付けが一段と強まっている。 黎氏が創業した香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)は中国共産党に批判的な論調で知られる。同紙は2019年の大規模デモの際も、一貫して民主派支持の 香港紙創業者、国安法違反で起訴 外国勢力と結託した罪
香港高裁、周庭氏の保釈認めず 民主派の逮捕相次ぐ 習政権 中国・台湾 12月9日 【香港=木原雄士】香港の高等法院(高裁)は9日、2019年の違法集会を扇動した罪などで収監中の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏の保釈申請を認めない決定を下した。周氏は弁護士を通じて「とてもがっかりしている。少し体調が悪い」とコメントした。 周氏は2日の一審で禁錮10月の実刑判決を受けて収監された。今回が初犯で早い段階で罪を認めたため、執行猶予なしの禁錮刑は重すぎるとの見方も出ていたが、裁判 香港高裁、周庭氏の保釈認めず 民主派の逮捕相次ぐ
香港民主派、相次ぎ脱出 前立法会議員は政治亡命 習政権 香港デモ 中国・台湾 12月4日 【香港=木原雄士】香港で政治的な締め付けが強まり、民主派が香港の外に逃れる動きが相次いでいる。11月に立法会(議会)議員を辞任した許智峯氏は3日、訪問先のデンマークで政治亡命を表明した。2016年に議員資格を剥奪された活動家の梁頌恒氏は米国に渡ったと報じられた。 許氏は声明で「香港国家安全維持法の施行後、香港は共産体制の専制になった」と主張した。海外の活動家と連携して、香港の民主化運動を支援する 香港民主派、相次ぎ脱出 前立法会議員は政治亡命
香港紙創業者も収監 禁錮刑の周庭氏は上訴申請 習政権 香港デモ 中国・台湾 12月3日 【香港=木原雄士】香港の西九龍裁判所は3日、香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏の詐欺罪に関する初公判で、保釈を認めなかった。裁判官は2021年4月の次回公判までの勾留を決め、黎氏は刑事施設に収監された。 19年の違法デモを巡り禁錮10月の実刑判決を受けた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が上訴を申請したことが3日、分かった。高等法院(高裁)が9日にも保釈や 香港紙創業者も収監 禁錮刑の周庭氏は上訴申請
[社説]許されない香港民主化をめぐる言論弾圧 中国・台湾 社説 12月3日 民主化を求める香港の人々の真摯な思いを踏みにじる動きがとまらない。抗議活動に身を投じた若者らへの弾圧は苛烈さを増す。中国が公約した「高度な自治」「一国二制度」の下、香港が享受してきた言論・集会の自由を一方的に狭める措置は許されない。 昨夏の無許可デモを扇動した罪などに問われた民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、周庭(アグネス・チョウ)、林朗彦(アイバン・ラム)3氏にそれぞれ禁錮13カ月半、 [社説]許されない香港民主化をめぐる言論弾圧
香港活動家・周庭氏に禁錮10月 19年の大規模デモ 習政権 香港デモ 中国・台湾 12月3日更新 【香港=木原雄士】香港の西九龍裁判所は2日、2019年の違法デモを扇動した罪などに問われた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏に禁錮10月の実刑判決を言い渡した。共に活動していた黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏は禁錮13月半、林朗彦氏は禁錮7月の判決が下った。 3人は即日収監された。実刑判決を受けたのは「逃亡犯条例」改正案に抗議し、警察本部を包囲するなどした19年6月21日のデモ。黄氏は若者らを 香港活動家・周庭氏に禁錮10月 19年の大規模デモ