習氏「反腐敗」緩めず 中国規律委の全体会合 中国・台湾 1月13日 【北京=永井央紀】中国共産党で汚職摘発を担う中央規律検査委員会の第19期第3回全体会議が13日、3日間の日程を終えて閉幕した。習近平(シー・ジンピン)指導部は採択したコミュニケで「効果のある抑制措置を増やし、反腐敗運動の圧倒的な勝利を揺るぎなく発展させる」と強調。米中対立が激化するなか汚職摘発を緩めない姿勢を示し、党内の引き締めを図ったもようだ。 規律委全体会合は毎年初めに開かれており、2019 習氏「反腐敗」緩めず 中国規律委の全体会合
戦闘準備でも対米不戦、習近平方針混乱が示す危機 トランプ政権 習政権 習政権ウオッチ 米中衝突 貿易摩擦 ファーウェイ副会長逮捕 コラム(国際・アジア) 中国・台湾 北米 1月9日 2019年の年頭、習近平(シー・ジンピン)国家主席は、中国軍の最高幹部会である中央軍事委員会の工作会議で舌をかみそうになるほど「軍事闘争の準備」を繰り返した。 「力と資源を軍事闘争の準備に集中し、軍事闘争の準備に奉仕させ、軍事闘争の準備工作を力強く進め……」。トップが軍事闘争の準備を口にした例はある。だが、一段落内で3回もの繰り言は初めてだ。一見すると摩擦が激しくなる米国との戦争準備に即時入るよ 戦闘準備でも対米不戦、習近平方針混乱が示す危機
中国ハッカー、世界攻撃か 米訴追の2人「APT10」 米中衝突 中国・台湾 北米 12月21日 【北京=永井央紀】米司法省は先端技術を盗み出した疑いで20日に起訴した2人の中国人をハッカー集団「APT10」のメンバーだと断定した。同集団は2016年ごろからサイバー攻撃を強めており、活動拠点は中国との見方が大勢だ。米政府は中国の情報機関である国家安全省の関与を指摘し、国家主導で世界規模のハッキングを画策したとみなしている。 「APT10」の名称は米情報セキュリティー企業「ファイア・アイ」が命 中国ハッカー、世界攻撃か 米訴追の2人「APT10」
ICPO総裁拘束、信用失う中国(The Economist) The Economist 10月17日 中国の警察幹部だった孟宏偉氏(64)が国際刑事警察機構(ICPO)の総裁に選ばれた2016年、中国国営メディアは自国の司法制度が信認された証しだと持ち上げ、中国の国際的な地位が上昇した一つの節目だと報じた。だが、孟氏は就任から2年も経たないうちに思わぬ形で任期を終えることとなった。 中国当局は9月下旬、ICPOが本部を置くフランスのリヨンから一時帰国した孟氏の身柄を拘束した。当局が拘束を認めたの ICPO総裁拘束、信用失う中国(The Economist)
ICPO振り回す中国権力闘争の苛烈さと既視感 習政権 習政権ウオッチ 米中衝突 政治 コラム(国際・アジア) 中国・台湾 10月9日 新中国の建国記念日にあたる国慶節の長い休暇が明ける直前だった10月7日深夜、中国庶民と国際社会を飛び上がらせるインターネット上の一文が、中国の規律部門から発せられた。 「(中国の警察組織を束ねる)公安省の次官、孟宏偉が法に違反した疑いで国家監察委員会から監察調査を受けている」 孟宏偉は、約190カ国・地域が加盟する国際警察組織、国際刑事警察機構(ICPO、通称インターポール)の総裁に中国政府が初 ICPO振り回す中国権力闘争の苛烈さと既視感
ICPO総裁事件の不気味、「異質な中国」世界に発信 中国・台湾 10月8日 異常な事件と言わざるを得ない。9月下旬から行方不明になっていた国際刑事警察機構(ICPO)の孟宏偉総裁は、中国当局に身柄を拘束されていた。「異質な中国」では法治の常識が通用しない。そんな現実を、習近平(シー・ジンピン)政権は自ら世界に発信してしまった。 わずか1行だった。「孟宏偉を違法行為の疑いで目下、国家監察委員会が監察・調査している」。7日、中国共産党の汚職摘発機関である中央規律検査委員会が ICPO総裁事件の不気味、「異質な中国」世界に発信
ICPO総裁を調査 中国当局、違法行為で 中国・台湾 10月8日 【北京=多部田俊輔】中国共産党中央規律検査委員会と2018年3月に新設した公職者の汚職摘発を担う国家監察委員会は7日、国家監察委員会が国際刑事警察機構(ICPO)の中国出身の総裁、孟宏偉氏に違法行為があったとして調査していると発表した。孟氏は9月末の帰国直後から行方不明になっており、ICPOは中国政府に孟氏の状況を照会したと明らかにしていた。 孟氏は公安畑を歩み、04年に公安省次官に就任。テロ対 ICPO総裁を調査 中国当局、違法行為で
ICPO総裁、汚職関与か 香港紙「中国当局が連行」 中国・台湾 10月6日 【北京=多部田俊輔】国際刑事警察機構(ICPO)の孟宏偉総裁が行方不明になっていることが分かった。香港紙、星島日報は6日、孟総裁が9月末にフランスから中国に帰国後、中国共産党中央規律検査委員会によって連行されたと報じた。習近平(シー・ジンピン)最高指導部は今年に入って汚職摘発を再び強化しており、その一環との見方が浮上している。 孟氏は公安畑を歩み、2004年に公安省次官に就任。テロ対策などに手腕 ICPO総裁、汚職関与か 香港紙「中国当局が連行」
司法相に公安省の傅氏 習近平氏の信任揺るがず 習政権 中国・台湾 3月20日 【北京=多部田俊輔】中国の全国人民代表大会(全人代)で19日、公安省次官から司法相に選ばれた傅政華氏は、習近平(シー・ジンピン)国家主席の右腕で新たに国家副主席に就いた王岐山氏の腐敗疑惑の調査を指示したとされていたが、習氏の傅氏への信任は揺るがなかった。 米国に逃亡中の中国実業家、郭文貴氏は以前、王岐山氏の腐敗疑惑に関連して「傅氏から王氏親族の資産を調べるよう指示があった」と暴露。傅氏の今後の去 司法相に公安省の傅氏 習近平氏の信任揺るがず
王岐山氏 ひな壇に登場 全人代、存在感示す 習政権 中国・台湾 3月5日 【北京=原島大介】中国・北京の人民大会堂で5日開かれた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、習近平(シー・ジンピン)国家主席(共産党総書記)の盟友である王岐山・前政治局常務委員(69)が登場した。王氏は習氏らとともに会場正面のひな壇に着席。再び要職に就くとの見方が強まるなか、存在感を示した。 今回の全人代の代表は2980人に上る。このうち王氏は習氏や各省、軍、法曹界のトップら190人ととも 王岐山氏 ひな壇に登場 全人代、存在感示す