歌舞伎・玉三郎さんら7人 日本芸術院の新会員 11月29日 日本芸術院は29日、芸術活動で優れた功績があったとして、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん(69)や作家の松浦寿輝さん(65)ら7人を新会員に選んだと発表した。12月15日付で萩生田光一文部科学相が発令する。会員は102人となる。 ほかに工芸家の春山文典さん(74)、書家の黒田賢一さん(72)、詩人の荒川洋治さん(70)、ロシア文学者の亀山郁夫さん(70)、能楽囃子(はやし)方の亀井忠雄さん(77)を選 歌舞伎・玉三郎さんら7人 日本芸術院の新会員
世界的演出家ムヌーシュキン、シンポで果敢な発言 文化往来 11月26日 フランスの世界的演出家アリアーヌ・ムヌーシュキン氏が京都賞受賞のため来日し、11月13日、東京の早稲田大学でシンポジウムに参加した。80歳の今も女性闘士の面影が色濃く、社会の分裂を引き起こす「悪」を激しく批判する鋭い言葉が印象的だった。 ムヌーシュキン氏は1939年生まれ。64年に太陽劇団を結成し、70年からパリの弾薬庫跡を本拠にスペクタクル性の高い話題作を連発している。裏方と俳優との垣根をなく 世界的演出家ムヌーシュキン、シンポで果敢な発言
白雪姫からチャップリンまで多彩に 12月の歌舞伎公演 文化往来 11月23日 12月の東京に歌舞伎の新作が3本そろう。白雪姫にチャップリン、宮崎駿と、どれも歌舞伎とは遠いように感じる世界を原作とするが、それだけに、歌舞伎とは何かを考える機会になる取り組みでもある。 まずは歌舞伎座(東京・銀座)。夜の部の坂東玉三郎主演「本朝白雪姫譚話」は、グリム童話「白雪姫」の舞台を日本の天正期に移した作品だ。玉三郎は「俳優祭」というイベントで同作を演じたことがあり「この物語は歌舞伎的だ」 白雪姫からチャップリンまで多彩に 12月の歌舞伎公演
文化勲章受章者ら招き茶会 両陛下 「令和」新時代 11月5日 天皇、皇后両陛下は5日、2019年度の文化勲章受章者と文化功労者を皇居・宮殿に招き、茶会を催された。19年のノーベル化学賞に決まっ 文化勲章受章者ら招き茶会 両陛下
19年度の文化勲章受章者・文化功労者 主な業績 11月3日更新 政府は29日、2019年度の文化勲章受章者6人と文化功労者21人を発表した。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同5日に東京都内のホテルで開かれる。主な業績は次の通り。(五十音順、敬称略) 【文化勲章】 甘利俊一(あまり・しゅんいち)東大名誉教授。数理工学分野で世界に先駆けて情報幾何学を創設し、神経回路網理論研究でも卓越した業績を上げた。83歳。 坂口志文(さかぐち・しもん 19年度の文化勲章受章者・文化功労者 主な業績
政治学者の佐々木毅氏ら6人に文化勲章 10月29日 政府は29日、2019年度の文化勲章を政治学の佐々木毅氏(77)、狂言の野村萬氏(89)ら6人に贈ると発表した。文化功労者にはメディア芸術(ゲーム)の宮本茂氏(66)、歌舞伎の坂東玉三郎氏(69)ら21人を選んだ。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同5日に東京都内のホテルで開かれる。 ほかに文化勲章を受けるのは数理工学の甘利俊一氏(83)、免疫学の坂口志文氏(68)、写真 政治学者の佐々木毅氏ら6人に文化勲章
文化功労者の坂東玉三郎さん 歌舞伎女形の第一人者 10月29日 美しい容姿と品格のある繊細な演技、匂い立つ色気の清らかさ。女形の歌舞伎俳優の第一人者として国内外の観客を魅了してきたが、「身に余る光栄。かえってお恥ずかしい思いも致しますし、こんなにしていただいてどうしたら良いかと思う」と謙遜する。 歌舞伎界出身ではない。東京で料亭を営む家に生まれ、小児まひの後遺症のリハビリで始めた日本舞踊をきっかけに歌舞伎界に入る。7歳で初舞台を踏み、14歳のとき十四代目守田 文化功労者の坂東玉三郎さん 歌舞伎女形の第一人者
世界文化賞に玉三郎さんら6人 9月17日 日本美術協会は17日、優れた芸術家に贈る第31回高松宮殿下記念世界文化賞に、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん(69)=演劇・映像部門=ら5組6人を選んだと発表した。授賞式は10月16日、東京都内で開かれる。賞金は各組150 世界文化賞に玉三郎さんら6人
「生きる」ブロードウェイへ期待 演劇・舞踊2018 12月28日 2018年の演劇・舞踊の秀作は何か。今年の舞台の成果を評論家4氏と編集委員が振り返る。 ■瀬川昌久 ミュージカル 大胆な構成、米進出期待 (1)「生きる」(10月、赤坂ACTシアター)(2)「メリー・ポピンズ」(3~5月、東急シアターオーブ)(3)宝塚歌劇団月組「カンパニー」(3~5月、東京宝塚劇場) 海外作品や横文字主題作品が多い中で、(1)の黒澤明名作映画のミュージカル化(脚本高橋知伽江、演出宮 「生きる」ブロードウェイへ期待 演劇・舞踊2018
坂東玉三郎、女形芸継承への決意 難役に若手抜てき 11月28日 東京・歌舞伎座の12月公演で、人間国宝の坂東玉三郎と若手2人が日替わりで「阿古屋」を勤める。舞台上で琴、三味線、胡弓(こきゅう)を奏でる女形の難役だが、異例の抜てきで芸の継承を急ぐ。 「本興行としてやると決めないと、若手の稽古も先に進まない。不安はあるが、稽古をすれば若い人も大役をやる可能性があると思ってもらうことが大事だ」。玉三郎はこう語る。 夜の部「壇浦兜(かぶと)軍記」の阿古屋は、六代目中 坂東玉三郎、女形芸継承への決意 難役に若手抜てき