本気のDX銘柄、総点検 2025年の崖を飛び越える 日経ヴェリタス 日経ヴェリタスセレクト コラム 学ぶ 1月12日 2020年11月、中外製薬の社員がオンラインで一堂に会した。議題はデジタルトランスフォーメーション(DX)。新型コロナウイルス危機の中でも、社内事例を共有する重要性から「デジタルサミット」を開いたのだ。 デジタルな製薬企業へ。同社は本気で変貌(トランスフォーメーション)を遂げようとしている。19年秋にDXの専門部署を設置。毎月開かれる「デジタル戦略委員会」では各部門のトップが議論を交わす。カギは 本気のDX銘柄、総点検 2025年の崖を飛び越える
億り人投資はグローバル 米国株中心に成長株に信頼 日経ヴェリタス 株式投資 日経ヴェリタスセレクト 増やす コラム 12月30日 個人投資家1000人に調査した今回のアンケートでは、金融資産が1億円を超える「億り人」たちが日本株にこだわらず、世界の株式に分散投資することで資産を増やしている姿が浮かび上がった。「海外株に投資している」と回答した人の割合は、億り人で52%に上ったのに対し、3000万円~1億円未満の層では42%にとどまり、3000万円未満の層に至っては37%と4割に満たなかった。 海外株への投資で目を引くのは米 億り人投資はグローバル 米国株中心に成長株に信頼
「億り人」への羅針盤、機動力×長期が開く1億円の扉 日経ヴェリタス 株式投資 日経ヴェリタスセレクト 増やす コラム 12月29日 コロナ相場の波つかむ 「コロナショックでどうなるかと思いましたが、ようやく『億り人』になれました」 都内在住の会社員、のりこさん(仮名、30代)は感慨深げだ。2013年に株式投資をスタートし、8年目で金融資産が1億円を超える「億り人」に仲間入りした。「今年ばかりは少しぜいたくをしたい」と10万円以上する高級料亭の宅配おせちを予約し、年末年始は家族とステイホームを楽しむという。 2020年は新型コ 「億り人」への羅針盤、機動力×長期が開く1億円の扉
地方に割拠する「銘」企業 優良銘柄の切れ味に迫る 株式投資 日経ヴェリタス 日経ヴェリタスセレクト 地域総合 増やす 11月1日 JR宇都宮駅から東へ車で30分。郊外にある工業団地の一角に、医療機器ブランド「MANI」の看板を掲げた建物が見えてくる。スイスのアルコンや米ジョンソン・エンド・ジョンソンと世界市場で戦う、マニーの本社拠点だ。 マニーは栃木県内にしか国内拠点を持たない典型的な地方企業だが、世界の医師から一目置かれる存在だ。白内障手術向けの眼科ナイフや外科手術用の縫合針などで高い世界シェアを持つ。中でも眼科ナイフで 地方に割拠する「銘」企業 優良銘柄の切れ味に迫る
投資覚醒、コロナを奇貨に 口座新設5割増の正体 株式投資 日経ヴェリタス 日経ヴェリタスセレクト 増やす 9月15日 「投資を始めるなら今だよ」。都内で美容院に勤める松さん(仮名、28)は3月、来店した客からこう教えられた。 折しも昨年、老後に2000万円が不足するとした金融庁の報告書が話題となり、松さんの将来不安は高まっていた。そうした中で新型コロナウイルスの感染が広がり、日経平均株価は3月19日の安値まで、1カ月で3割急落。松さんはスマホ証券のスマートプラス(東京・千代田)に証券口座を開き、30万円を投じて 投資覚醒、コロナを奇貨に 口座新設5割増の正体
コロナショックで株価急落 それでもマネーは回る ルポ迫真 マーケットニュース 5月1日 東京都内の会社員、坂本敏夫(仮名)は4月から確定拠出型年金(DC)で株式の運用を始めた。新型コロナウイルス禍で株価が急落し、「先送りしてきたが、今こそが好機だと思った」という。2017年から積み立て投資をしている藤原悠以は急落でむしろ積み立てへの自信を深めた。積み立ては毎月一定額で買うため、「下がればその分たくさん買える。どこまで下がっても構わない」と強気の構えだ。 金融市場が揺れる中、「今こそ コロナショックで株価急落 それでもマネーは回る
キリンHD、圧勝総会の宿題 発酵をめぐる相乗効果 株主総会 4月6日 キリンホールディングスは3月27日に株主総会を開き、子会社を売却して6000億円の自社株買いを求める株主提案が否決された。国内で消費が落ち込むビールにくわえて、医薬品や健康食品に力を入れる路線に、株主の信任が得られた。 「ビールとバイオは、多少なりとも相乗効果があるのでは」「(フィルム写真から素材や医薬に経営の柱を移した)富士フイルムホールディングスのように事業転換に成功した企業はあるのだから、 キリンHD、圧勝総会の宿題 発酵をめぐる相乗効果
日経平均が5%安の日に買ったら、1年後は? 備える 3月24日 日経平均株価が1カ月で約3割下落し、個人投資家の関心は今後の株価の値動きに向かう。リーマン危機以降に日経平均が前日比で5%以上下げた日の1年後を調べたところ、95%が上昇し平均の上昇率も20%と高いことがわかった。株価が大きく下げたら買う、いわゆる逆張りの個人の投資行動は合理的な可能性がある。 1日に5%以上下げた日はリーマン危機直後の08年10月~12月に12回、東日本大震災があった11年、英 日経平均が5%安の日に買ったら、1年後は?
エーザイ、学者CFOが導いた「崖下」からの反攻 3月12日 エーザイの2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)は1016億円と、13期ぶりに最高益になる見通しだ。かつて売上高の4割を占めた認知症治療薬の「パテントクリフ(特許の崖)」から転落して10年。創業家出身の経営トップの右腕として財務を仕切ってきた学究肌のCFO(最高財務責任者)はいま、攻めに転じている。 同社の売上高ピークは10年3月期の8031億円。このうち特許切れ直前の認知症治療薬「アリセ エーザイ、学者CFOが導いた「崖下」からの反攻
武田、問われるシャイアー統合効果 中外と首位争い 2月19日 武田薬品工業と中外製薬が国内製薬の時価総額トップを巡って競っている。武田がシャイアーを買収した直後の昨年1月には3.5兆円程度あった時価総額の差が、今月に入り数百億円にまで縮小し、中外薬が逆転を伺う位置に迫ってきた。逃げる武田はシャイアーとの統合によるコスト削減効果を市場にアピールしてきた。だが2021年3月期の業績に市場の関心が移る中、コスト効果以上に新薬開発などの成長力を示していく必要がある 武田、問われるシャイアー統合効果 中外と首位争い