邱永漢に学ぶ中国ビジネスの心構え シスメックス会長 2月16日 エリートコースを走っていた銀行マンが30代後半に中小企業経営者に転身。周囲の世界が一変した。 「東亜医用電子」の社名だった1984年に創業者だった家内の父が急逝し、2年後に取締役として入社しました。銀行から医療検査機器メーカーへの転身ですから仕事の環境はガラリと変わりました。ただ、入行5年目に日本生産性本部に1年間出向した経験があり、生産管理や労務管理の座学に加え、メーカーの製造現場での実習もこな 邱永漢に学ぶ中国ビジネスの心得 職人気質をアピール
経済財政相、看板政策を背負う司令塔 菅内閣発足 政治 9月16日 経済政策の司令塔が経済財政相だ。2001年の省庁再編で内閣府が新設されたのに伴い、首相官邸主導の政策調整を担うために設置された。第2次以降の安倍内閣では通商交渉担当など政権の看板政策も担った。20年3月以降は西村康稔氏が新型コロナウイルス感染症対策担当を兼務している。 安倍内閣では経財相が経済再生相を兼任してきた。通商交渉や成長戦略を議論する未来投資会議も担当する。安倍晋三首相は12年に政権奪還 経済財政相、看板政策を背負う司令塔
東北の街角景気、4月過去最低 新型コロナ 先見えず 新型コロナ 経済 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 東北 5月14日 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東北の景況感が最悪の水準に落ち込んでいる。内閣府がまとめた4月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、東北の現状判断指数(DI、季節調整値)は前月比6.2ポイント低い9.7だった。2011年3月の東日本大震災時(11.2)をも下回り、過去最低に沈んだ。 商店街の担当者は「前月から人出が全くない。来客数がこんなに悪く、人の流れがない経験は初めて」と明かす。旅 東北の街角景気、4月過去最低 新型コロナ 先見えず
統計、景気の「急落」は追えず 聞き取りで悪化判断 底流 新型コロナ 経済 5月8日 政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月の月例経済報告で景気判断をリーマン・ショック以来の「急速な悪化」に引き下げた。理由書には「ヒアリング結果等を踏まえると」という表現が何度も出てくる。通常の景気判断に使う官公庁の統計では、集計の遅さから急速な悪化を表せない実態が浮かぶ。 「百貨店とスーパーを切り分けたデータがあればいただけないですか」。月例経済報告の作成がヤマ場に入った4月9日、内閣府 統計、景気の「急落」は追えず 聞き取りで悪化判断
『ホモ・デウス』が示す政治課題 AI時代の生きがいとは 5月2日 ユヴァル・ノア・ハラリの一連の著作を持参されました。 『サピエンス全史』はこれまでのような「歴史の本」ではありません。これまでの歴史の本は国家の興亡と戦争、英雄と偉人、文化や産業の発展を時系列に述べるのが普通ですが、この本は違います。1万年前には総人口が現在の北海道より少ない500万人、現在は77億人が地球を支配している「人類」とは何か。「ヒトゲノム解析」を試みる過去に類のない著作です。 「ヒト」 『ホモ・デウス』が示す政治課題 AI時代の生きがいとは
コロナが早める経済指標の「賞味期限」 学ぶ 4月13日 景気の悪化を示す経済指標の公表が国内外で相次いでいる。新型コロナウイルスが主因なのは明白だが、今の局面ではデータの鮮度が重要となる。感染拡大のテンポは刻々と変化しており、日本では7日に政府が東京都などに緊急事態宣言を発令する事態に追い込まれた。先行きを読む上で、各指標の調査から発表までのタイムラグを見極める必要がある。 ■2週間後ではもう古い? 4月上旬、米国は雇用ショックに揺れた。3日に米労働省 コロナが早める経済指標の「賞味期限」
触れる名画、感じる質感 陶製ならでは(古今東西万博考) 関西タイムライン 大阪 関西 4月7日 1990年に大阪・鶴見緑地で開かれた「国際花と緑の博覧会(花博)」。パビリオンの中で目を引いたのは、屋外に西洋の"名画"を展示した「名画の庭」だった。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐(ばんさん)」(縦4.32メートル、横8.86メートル)やミケランジェロの「最後の審判」(縦14.3メートル、横13.09メートル)など4点。大きさや色彩、表面の質感、筆遣いまで原画を忠実に再現した作品を、来場 触れる名画、感じる質感 陶製ならでは(古今東西万博考)
2025年万博へ つながる熱意 70年大阪から半世紀 2025年 万博 関西 3月9日 1970年大阪万博の開幕から15日で半世紀。当時を知る世代は会場の熱気を思い出しながら、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)での再現に期待を寄せる。先達の思いを引き継ぎつつ、自らの手で新時代の万博を作り上げようと意欲を燃やす若い世代もいる。 ■「若者、地球の課題語って」 JETRO参与の中村富安さん 「ローマス、そこにいましたか。ミハイルも。マダム・アフリカーノ、またお目にかかれてうれしい」 2025年万博へ つながる熱意 70年大阪から半世紀
安藤忠雄 建築を生きる 三宅理一著 読書 2月22日 安藤忠雄の本格的な評伝であり、作品論である。もちろん、これまでにも多くの安藤に関する本が出版されているし、本人が語った自伝的な書籍もすでに刊行されている。では、何が新しいのか。それは国内外の事情に詳しい建築史家の三宅理一が、書き下ろしで執筆していることだ。 なるほど、あとがきで述べているように、そもそも世界中に存在する膨大な全作品を訪れ、未整理の資料をすべて参照することは大変である。宗教空間、「 安藤忠雄 建築を生きる 三宅理一著
巨大タコ看板、おいしい大阪魂PR(古今東西万博考) 関西タイムライン 関西 2月4日 大阪・道頓堀の「道頓堀コナモンミュージアム」にあるタコの巨大看板。所有する白ハト食品工業(大阪府守口市)は2010年の上海万博にたこ焼き店を出展し、道頓堀の名物看板も持ちこんで掲示した。できたてのたこ焼きと巨大看板は会場やネットで話題を呼び、日本の食文化の認知度向上に一役買った。 高さ約3メートル、幅約4.5メートル、重さ5トンもの看板は当時、コナモンミュージアムの近くにあるたこ焼き店「たこ家道 巨大タコ看板、おいしい大阪魂PR(古今東西万博考)