貧困にコロナが直撃 途上国が「してはいけないこと」 前田 裕之 12月28日 世界経済が発展するにつれ、1日に1.9ドル未満で生活する「貧困者比率」は過去30年間で大きく下がってきた。それでもサブサハラ・アフリカをはじめ、世界各地にはなお貧困や保健衛生の問題に苦しむ数多くの人々がいる。そうした現場で支援や調査活動を続けてきた専門家たちの訴えには重みがある。 『開発コンサルタントという仕事』(2020年10月、日本評論社)の著者、笹尾隆二郎氏は1990年代後半から開発コンサ 貧困にコロナが直撃 途上国が「してはいけないこと」
アフリカ支援 工業化成功、カイゼンが鍵(経済教室) 経済教室 コラム(経済・金融) 8月26日 かつてサハラ砂漠以南のアフリカ(サブサハラアフリカ)諸国の国内総生産(GDP)は停滞していたが、20年ほど前から年率5%前後で伸び始めた。そのためサブサハラアフリカもついに「躍進する大陸」になったという期待が膨らんだ。 アフリカ開発会議の課題(上) 工業化成功、「カイゼン」が鍵
イノベーション 資源配分が効果を左右(経済教室) 経済教室 コラム(経済・金融) 2月5日 2012年12月に第2次安倍政権が発足し、「アベノミクス」と呼ばれる一連の経済政策を開始してから6年以上が経過した。この間の日本経済の状況をマクロの長期的視点から観察しよう。 イノベーションに必要なもの(上) 資源配分の不備、効果減退
新会員に大隅氏ら9人 日本学士院 12月12日 日本学士院は12日、生物が自分自身の体を食べるオートファジー(自食作用)の解明でノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東京工業大特任教授(73)ら9人を新会員に選んだ。 人文科学部門は、西洋近世史学の深沢克己・京都産業大客員教授(69)、ドイツ文学・ドイツ思想史の松浦純・東京大名誉教授(69)、哲学の伊藤邦武・龍谷大教授(69)、経済法の根岸哲・神戸大特命 新会員に大隅氏ら9人 日本学士院
なぜ貧しい国はなくならないのか 大塚啓二郎著 5月12日 植民地時代に宗主国の白人が移住して大農場を建設し、国民の大半が農業労働者や小作人として「貧困ライン」以下の生活を余儀なくされている農業国を想像してみよう。国によるずさんな管理のために山々は荒廃し、困窮した農民の流入で都市は膨張し続け、教育のある人は小さな会社に勤めるものの賃金は低い。 本書第6章では、このような国を例として、「してはいけないこと」と「すべきこと」が説明される。「小作地を地主から没 なぜ貧しい国はなくならないのか 大塚啓二郎著
日印、農業協力を 日本経済研究センターが提言 11月25日 日本経済研究センターとインドの民間シンクタンク「政策研究センター」は25日、ニューデリーで共同セミナー「南アジアでの日本の役割とインド農業の成長性」を開いた。日印の識者からは、農家の生産性向上がインドの貧困削減のカギとの意見が目立ち、両国の協力を求める声が相次いだ。 インド農業研究所のグプタ所長は「新技術を使わなければ農業は立ちゆかなくなる」として、政府に先端技術の導入を進めるよう訴えた。政策研 日印、農業協力を 日本経済研究センターが提言