伝統の一戦、もがく阪神 「打倒巨人」の闘志を再び 関西発「スポーツCAFE」 コラム プロ野球 1月24日 巨神戦といえば冠に「伝統の」がつく黄金カード。だが、阪神側から見れば、近年は少し色あせた対戦になっている。黄金の輝きを取り戻す手段が、阪神にあるのだろうか。 2020年の阪神はセ・リーグ2位だったが、優勝した巨人に7.5ゲームの大差をつけられた。3カ月遅れで開幕した「コロナ特例日程」は過密だったので、大負けの印象は倍加した。 開幕が敵地、東京ドームでの巨人3連戦。これに3連敗したのが響いた。3連 伝統の一戦、もがく阪神 「打倒巨人」の闘志を再び
阪神・大山、1億円で更改 打撃3部門で自己最高 12月10日 阪神の大山悠輔内野手が10日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉し、5300万円増の年俸1億円で更改した。今季は打率2割8分8厘、28本塁打、85打点と打撃3部門全てで自己最高だった。来季に向け「満足していない。今季の成績は最低限、超えないといけない」と貪欲に言った。 開幕戦で先発から外れるなど出だしは苦しんだが、7月上旬から先発に定着。岡本(巨人)と本 阪神・大山、1億円で更改 打撃3部門で自己最高
阪神、新陳代謝で刷新なるか 「リーダー藤浪」に期待 関西発「スポーツCAFE」 11月21日 プロ野球選手に定年はない。技術と体力があれば、いつまでもやれる。ただ、近年の阪神は優れたベテランの力に頼るあまりに、新陳代謝のテンポが遅れ気味だった。高齢選手が3人そろって去る今が、刷新のチャンスだろう。 牛若丸・吉田義男は「暦の年齢は関係ない」と、17年間プレーして36歳で引退した。30歳で年寄り扱いされた1960年代のことだ。「トシ」よりも「気力年齢」が問題。高齢者を排除して刷新と言うのは早 阪神、新陳代謝で刷新なるか 「リーダー藤浪」に期待
本塁打王争った阪神・大山 「バース以来」に現実味 インサイド/アウトサイド 11月17日 プロ野球セ・リーグでライバル巨人に独走を許した今季の阪神。数少ない明るい話題は大卒プロ4年目、大山悠輔(25)の飛躍だった。巨人・岡本和真(24)と本塁打のタイトル争いを演じ、3本差で敗れたものの昨季から倍増の28本をマークした。1986年のランディ・バースを最後に遠ざかる阪神選手の本塁打王獲得は来季以降に持ち越しとなったが、近い将来、球団史に新たな栄誉を刻む可能性を感じさせた。 10月13日の 本塁打王争った阪神・大山 「バース以来」に現実味
4番は最強打者の勲章 今季、各チームで活躍 ネット裏から 9月13日 監督だったときの野村克也さんが、打順についてよく言っていた。「4番打者が決まれば問題ない。4番は木でいえば幹。あとはそれに枝葉をつけるだけだ」。2番に最強打者を置く新しい用兵もみられるが、ほとんどの監督は今もチームの最強打者を4番に据えている。だが、その打者がそれらしく働かないと打線は機能しない。程度の差はあるが、今季のプロ野球ではほとんどの4番打者がそれなりに活躍している。 セ・リーグでは巨人 4番は最強打者の勲章 今季、各チームで活躍
長期遠征スタートの阪神 総力戦、今季占う試金石 関西発「スポーツCAFE」 6月20日 プロ野球が当初の予定から約3カ月遅れの19日に開幕した。今季は新型コロナウイルスの感染防止へ長距離移動の回数を少なくしようと、1回の遠征時の試合数を多くする日程が組まれた。阪神は開幕から5カード連続で敵地で戦い、本拠地・甲子園での初戦は7月7日の巨人戦。開幕から2週間以上もホームで試合ができず、選手に負荷がかかりそうだ。球界最年長の43歳、福留孝介や7月に40歳となる藤川球児らベテラン頼みではな 長期遠征スタートの阪神 総力戦、今季占う試金石
トラ飛躍のキーマン・2番近本 2年目の進化なるか インサイド/アウトサイド 3月10日 プロ野球阪神の近本光司(25)は新人だった昨季、36盗塁で盗塁王に輝き、シーズン159安打を放ってセ・リーグの新人最多安打記録を61年ぶりに更新した。塗り替えたのが長嶋茂雄(巨人)の記録とあって、熱心なファンを大いに喜ばせた。2年目の今季も矢野燿大監督から躍進のキーマンとして期待されている。 今季の阪神の開幕オーダーを予想するのは難しい。遊撃のレギュラーを同学年の北條史也、木浪聖也が激しく争い、 トラ飛躍のキーマン・2番近本 2年目の進化なるか
「麦踏み」思考で闘争心を育む、外国人とも競争 阪神 2月14日 快音を残した打球が外野のフェンスを軽々と越えていく。歓声と拍手でたたえるファンの視線の先にいるのは、左打ちの新外国人選手、ジャスティン・ボーア(31)。米大リーグ通算92本塁打のパワーに期待が膨らむ。 阪神は昨季も得点力不足に悩んだ。538得点はリーグワースト。生え抜きの大山悠輔(25)を育てようと、開幕から8月まで4番を任せたが、少し荷が重かった。 昨季の本塁打数は巨人のおよそ半分の94本。迫 「麦踏み」思考で闘争心を育む、外国人とも競争 阪神
阪神、「育てながら勝つ」 4番大山の成長期待 インサイド/アウトサイド 7月15日 阪神はオールスターまでの前半戦を終え、39勝41敗4引き分けで借金2の2位タイ。この成績をふがいないとみるか、悪くないとみるかは判断が分かれるところだが、12球団トップの防御率3.40で踏ん張る投手陣の健闘はたたえていい。最下位に沈んだ昨季と同様、今季も打線の得点力不足という課題を抱えながら、「育てながら勝つ」というテーマは継続中。就任1年目の矢野燿大監督の口からは、選手の成長を促す言葉があふれ 阪神、「育てながら勝つ」 4番大山の成長期待
「野球を知っている」とはどういうことか(田尾安志) 球場が呼んでいる(田尾安志) 6月23日 打率3割の打者でも、四死球などを除けば7割もの打席で凡退する。全力を尽くした上での失敗は次につながるから、それだけの凡退があってもチームはびくともしない。だが、怠慢さからくる凡ミスとなると話は違ってくる。チームの士気に水を差し、試合の流れを手放すことになりかねない。先日、そんな負の連鎖に阪神が陥った。 ■勝ち越し打も帳消しの走塁ミス 6月15日のオリックス戦。2-1の六回2死一塁から福留孝介の中前 「野球を知っている」とはどういうことか