国際線施設5倍に拡大、函館空港は東北に熱視線 インバウンド 住建・不動産 サービス・食品 小売り・外食 青森 岩手 秋田 北海道 東北 1月21日 北海道7空港の一括民営化は大黒柱の新千歳空港(北海道千歳市)の競争力を活用し、仮想の「大北海道空港」を築く。長く赤字に甘んじてきた他の6空港は自立できるのか。反転攻勢の胎動を追った。 北海道エアポート(同市)の稼働を翌日に控えた14日、中国の孫振勇・駐札幌総領事が函館市役所に工藤寿樹市長を訪問していた。「中国の航空会社には新千歳空港への乗り入れは(混雑で)もう無理と言っている」。新千歳は発着枠を 国際線施設5倍に拡大、函館空港は東北に熱視線
新幹線札幌延伸で「4時間の壁」再び、準備加速も課題多く 住建・不動産 サービス・食品 北海道 6月11日 北海道新幹線の札幌乗り入れに向けた工事のピッチが上がってきた。2030年度の延伸を見越した工事は本格化しており、飛行機との競争を意識して高速化する新型車両の試験走行も始まった。一方、並行在来線のJR北海道からの経営分離という難題にくわえ、明暗が交錯する道内各地域のまちづくりの将来像をどうまとめるかも共通の課題となりそうだ。 鉄道建設・運輸施設整備支援機構の北海道新幹線建設局は4月、「札幌鉄道建設 新幹線札幌延伸で「4時間の壁」再び、準備加速も課題多く
北海道新幹線、地域に恩恵もJR北は赤字続く サービス・食品 北海道 3月19日 2016年の北海道新幹線開業から3月26日で3年。観光やビジネスで新たな流れを生み出し、沿線地域ではホテルなどへの投資が経済を活性化している。一方、利用者は開業初年度を下回り、新幹線事業は大幅な赤字だ。30年度に予定される札幌延伸まで、JR北海道の脆弱な財務をむしばむ恐れもある。新幹線登場で生み出された成果と課題を報告する。 ■沿線町、集客9倍に 北海道新幹線の開業で北の玄関口となった木古内駅。駅 北海道新幹線、地域に恩恵もJR北は赤字続く
道の駅、道南各地で新設・改装 新幹線効果取り込み 北海道・東北 6月6日 北海道南部で道の駅の新設や改装が相次いでいる。2年前の北海道新幹線開業で道南の観光客が増加。これを各地で取り込もうとしているためだ。名産品の販売に力を入れたり、新しい菓子ブランドを立ち上げたりとあの手この手で誘客策に取り組んでいる。 函館市の隣町の七飯町が3月にオープンした道の駅「なないろ・ななえ」。開業から2カ月半で来場者は30万人台に上り、早くも年間目標(90万人)の3分の1に達した。「来場 道の駅、道南各地で新設・改装 新幹線効果取り込み
青函航路サービス多様 鉄路セット券やフェリー会社が旅行業 北海道・東北 4月6日 北海道函館市と青森市を結ぶフェリー航路を使ったサービスが多様化してきた。鉄路を利用できるセット券が登場するほか、フェリー会社自らが旅行業に参入し、ツアーを売り出すケースも出てきた。2016年3月に開業した北海道新幹線が呼び水となり、青函を割安に往来できるフェリーの利用が伸びていることが背景にある。 JTBは新函館北斗駅発で青森を往復する日帰りツアーを始める。第1弾として4月21日と22日出発の「 青函航路サービス多様 鉄路セット券やフェリー会社が旅行業
沿線自治体、活気に温度差 北海道新幹線開業から2年 北海道・東北 3月24日 北海道新幹線の開業から26日で2年。函館市など道南では観光面の効果が続く一方、沿線自治体の活気には差が出始めている。七飯町では鉄道関連企業が集積して転入者が増え、インフラ整備が進むが、北斗市は企業進出が伸び悩み、駅前開発で模索が続く。 函館市の北西に位置する七飯町。2017年の住民基本台帳に基づく人口移動報告によると、町の人口は128人の転入超過となった。道内で5番目に多く、札幌市とその周辺自治 沿線自治体、活気に温度差 北海道新幹線開業から2年
函館など11高専、共同で産業遺産のガイドブック 北海道・東北 12月20日 函館工業高等専門学校(函館市)など全国の高専11校は来年6月をメドに、各地の産業遺産を1冊で紹介するガイドブックを発行する。副教材として用いるほか、地元自治体や旅行会社に販売し、産業観光のツアー組成などに役立ててもらう。高専間で技術系の広域連携はあるが、地域振興を目的に文科系教員が連携するのは珍しい。 参加するのは函館工業のほか、釧路工業(釧路市)、沼津工業(静岡県)、舞鶴工業(京都府)、呉工業 函館など11高専、共同で産業遺産のガイドブック
訪日客誘致、道南で加速 観光「体験型」に 9月9日 道南で訪日外国人向けの観光サービスが深化してきた。歴史的な町での挙式を提案、和装体験や鉄道ツアーを促す。函館では初のカプセルホテルが開業した。外国人客数が増加し、ニーズが「買い物」から「体験」へ多様化するなか、誘客へ知恵を絞る。 「日本遺産の歴史的な町並みの残る江差町や松前町で結婚式を挙げませんか」。函館ブライダル・ロケーションフォト協議会(函館市)は10月から、中国や台湾からのカップルを対象に 訪日客誘致、道南で加速 観光「体験型」に
新幹線開業まで1カ月 函館のホテル・旅館、満室相次ぐ 2月27日 北海道新幹線開業まで27日で1カ月を切り、函館市内外のホテル・旅館の宿泊予約は満室が相次いでいる。開業日の3月26日だけでなく、ゴールデンウイーク(GW)期間中の予約が1カ月以上早く動き出すなど、開業後も例年を上回るペースで推移している。ホテル側も施設やサービスを充実させて誘客に力を入れており、地元・函館の開業ムードは早くも過熱し始めている。 函館市の温泉街、湯の川温泉では、湯の川プリンスホテル 新幹線開業まで1カ月 函館のホテル・旅館、満室相次ぐ