鶏卵疑惑で揺れる農水省 畜産局格上げに暗雲 底流 経済 12月18日 鶏卵生産大手から元農相への現金受領疑惑――。その第一報が霞が関・永田町を駆け巡った12月1日、別の元農相周辺からこう打ち明けられた。「これはちょっと大きな話になるかもしれない」 その懸念通り、疑惑は影響を広げつつある。農相在任中に計500万円を受け取っていた疑いのある吉川貴盛元農相は自民党の役職などを辞任。さらにその鶏卵生産大手の元代表は元衆院議員で農相も務めた西川公也氏にも現金数百万円を渡した 鶏卵疑惑で揺れる農水省 畜産局格上げに暗雲
霞が関から広がる 1カ月超の男性育休 ダイバーシティ 10月19日 男性の育児休業が注目されている。国は育休を取るよう社員に勧めることを企業に義務づける法改正を検討する。国家公務員に対しては一足早く、1カ月以上の取得を促す試みが今春始まった。半年を経て見えてきた霞が関の成果は男性育休が増えそうな企業の参考になるかもしれない。 ■上司自身の人事評価に反映 「産後でつらそうな妻のケアや、退院後の準備に充てられた」。内閣人事局の平林孝太さん(33)は第1子が生まれた7月 霞が関から広がる 1カ月超の男性育休
経産官僚に冬の予感 新政権、首相補佐官ら交代 底流 経済 9月18日 7年8カ月続いた第2次安倍政権を支えたのは、今井尚哉首相補佐官ら主に経済産業省の出身者だった。「一億総活躍社会」、「全世代型社会保障」など経産官僚が中心となって目玉政策を日替わりメニューのように打ち出した。菅政権の誕生で「経産省内閣」は終わりを迎えるのか。 「経産省以上に経産省っぽかった」。同省幹部は安倍晋三前首相についてこう語る。掛け声倒れに終わったものも含め、省庁横断型でメッセージ性のある政 経産官僚に冬の予感 新政権、首相補佐官ら交代
「Go To」ドタバタ劇で見えた3省連携の軽さ 底流 新型コロナ コラム(経済・金融) 6月12日更新 「このタイミングで『後は勝手にどうぞ』と言われても」。農林水産省の幹部から、こんな恨み節が漏れた。巨額の事務委託費が問題となった「Go To キャンペーン」。経済産業省による全体事務局の公募はいったん中止され、農水省など3省に分割して募集し直すことになった。 新型コロナウイルス対策の目玉の1つだった「Go To」は総事業費1兆7千億円の巨大事業で、4月末に成立した2020年度第1次補正予算に計上 「Go To」ドタバタ劇で見えた3省連携の軽さ
政官民でコロナ後に備え 激化する米中覇権争い 経済 政治 6月5日 6月2日、安倍晋三首相は首相官邸を訪れた自民党の甘利明税制調査会長に「大事な話だから、ぜひ党内議論を進めてください」と語った。 甘利氏は「アフターコロナ時代」をにらんだ経済安全保障政策を巡る国内外の議論を紹介した。首相が反応したのは中国が広域経済圏構想「一帯一路」域内でデジタル覇権を拡大している動きを説明したときだった。 政府の国家安全保障局(NSS)が4月に経済班を発足させたのは、米中をはじめ 政官民でコロナ後に備え 激化する米中覇権争い
実習生送り出し機関、女性社員のモーレツ日本出張録 10月19日 年間4万人を超える技能実習生を日本に送り込むベトナム。送り出し機関は公式のものだけで238機関あり、日本企業への「売り込み合戦」は激しさを増す。送り出し機関の担当者は日本でどんな活動をしているのか。出張で日本を訪れたベトナム人女性担当者を追うと、激しい競争の実態が見えてきた。 ■日本の生活環境をチェック 実習生の失踪防ぐ 9月17日、ハノイに本社のある送り出し機関のグエン・ティ・クィン・レンさん( 実習生送り出し機関、女性社員のモーレツ日本出張録
AC長野、JFL2位でもJ2昇格に課題 競技場・入場者数… 12月10日 日本フットボールリーグ(JFL)所属のサッカーチーム、AC長野パルセイロ。JFL昇格1年目の今季、本拠地の長野市で4日に開催した最後のホーム試合でFC琉球に勝ち、1試合を残してリーグ2位を確定させた。好成績で悲願だったJ2昇格の期待が高まるが、なお課題も多い。 4日、長野市の南長野運動公園総合球技場で開催した今季最後のホーム試合に、3075人の観客が足を運んだ。チームはFC琉球に3-1で快勝。惜 AC長野、JFL2位でもJ2昇格に課題 競技場・入場者数…